一人の看護師から見えてきた医療界の闇と謎。能登半島―藍色の海から現れた看護師・日登美は、スカウトされた無休の野戦病院で3人の同期麻酔科医に出会う。その中の一人、「断ることを知らない」純粋な青年医・秋元との恋は何故か愛へとは進まない。時を経て、3人それぞれ何も変わらぬ封建的な「白い巨塔」に飲み込まれていく中に、突如現れた美人麻酔医・美馬。事件は思わぬ展開へと…。
杉野諒一は小学四年生。九州最後の炭鉱の島・池島にたった一人で住んでいる。母の故郷である池島に来たのは一年前。しかし母は嵐の夜から行方不明になっていた。ある日、諒一はランドセルの中から石炭を見つける。3000グラムの石炭を「諒一の分」といっていた母。きっと母は島に戻ってきているに違いない。諒一は友人と一緒に立入禁止区域に入っていく。そこで大きな試練が待っていることも知らずに…。こうして一夏の「小さな島の大きな冒険」が始まった。