それは遠い昔の北の国のお話。雪の女王との戦いに勝った少女ゲルダと弟のカイは有名になり、国中の人気者になりました。ところが静かに暮らしたかった二人は、騒がしい都会を離れてトロルのオルムの家を訪れます。そこに少年ローランが訪ねてきます。ローランはトロルの伝説の宝物、願い事をひとつだけ叶えると言われる“ねがい石”を探していたのです。
202X年。強大な力を持つ東アジア共和国でクーデターが発生し、「帝国ゴドム」が誕生。近隣諸国を次々と侵略していく。アメリカや国連もゴドムの暴走を止めることはできない。唯一、国際的秘密結社「ヘルメス・ウィングス」だけが抵抗運動を続けていた。そのメンバーの一人で予知能力を持つ青年「獅子丸翔」は、ゴドム軍に命を狙われた際に助けてもらった仏教僧から、「救世主再臨」の予言を告げられるのだが…。