高齢の男性たちの間で「死ぬほど上手」と評判の60代の売春婦ソヨン。そんな彼女はある日、生きる気力を失った常連客からある依頼を受けるのだった。
セレブが集う街、清潭洞のとあるホストクラブ。入店3ヵ月目ながら店のエースとなったスンウ(ユン・ゲサン)は、客として出会ったジウォン(ユン・ジンソ)と同棲生活を始める。次第にジウォンに夢中になっていくスンウは、求められるがまま金を貸し続けていく。一方、ホストを管理する立場のジェヒョン(ハ・ジョンウ)は、多額の借金を返済するために、店の客や同棲相手を騙すことに必死になっていた……。
交通事故の現場で目覚めた男は、すべての記憶を失っていた。鏡に映る自分の顔も、名前も、全てがしっくりこない。しばらくすると、男はまた馴染みのない場所で目を覚ます。今度は先ほどとは違う顔で。やがて彼は12時間ごとに違う人間の体に入れ替わっていることに気づく。そして突如として、謎の女が彼に銃口を向ける。一体なぜ?何が起きているのか?そして本当の自分は何者なのか?
1940年代・京城(日本統治時代の韓国・ソウルの呼称)―盗みなどで生計をたてていたお調子者のパンス(ユ・へジン)は、ある日、息子の授業料を払うためにジョンファン(ユン・ゲサン)のバッグを盗む。ジョンファンは親日派の父親を持つ裕福な家庭の息子でしたが、彼は父に秘密で、失われていく朝鮮語(韓国語)を守るために朝鮮語の辞書を作ろうと各地の方言などあらゆることばを集めていました。日本統治下の朝鮮半島では、自分たちの言語から日本語を話すことへ、名前すらも日本式となっていく時代だったのです。その一方で、パンスはそもそも学校に通ったことがなく、母国語である朝鮮語の読み方や書き方すら知らない。パンスは盗んだバッグをめぐってジョンファンと出会い、そしてジョンファンの辞書作りを通して、自分の話す母国の言葉の大切さを知り・・・・。
アイドル歌手を強盗から救い、国民的ヒーローになった宅配ドライバーのゴヌ。ある日、友人ムヨルから突然連絡があり再会するが、二人の目の前で次期大統領候補が爆弾テロにより暗殺されてしまう。動揺するゴヌに向かってムヨルは「お前を暗殺犯に仕立てるのが“組織”の狙いだ。誰も信じるな、生きろ!」と警告。国家情報院はゴヌを暗殺犯と断定し、大規模な包囲網が敷かれる。身に覚えのない罪を着せられたゴヌは事件の裏に国家権力が潜んでいることを知る。無数の警察に追われる無実の男は、巨大な陰謀にどう立ち向かうのか…?
再開発地区で暴動が起き、警官が一名死亡。住人の一人パク・ジェホが逮捕される。彼は「息子は警官に殺された。自分は息子を守ろうとしただけだ。」と主張していた。国選弁護人として事件を担当するのは三流弁護士ユン・ジンウォン。彼も初めはジェホの言葉を疑っていたが、すぐ捜査記録におかしな点があることに気づく。そうして彼らが起こしたのは賠償請求額わずか100ウォン、ただ真実のみを求めた前代未聞の訴訟を起こす!
それぞれ元恋人の結婚式で出会ったジョンフンとシフ。酒を飲み、失恋の痛手を分かち合う2人は酔った勢いでそのまま一夜を共にしてしまう。そしてシフはコーヒークーポン券のスタンプを10回貯めるまで、このままの関係を続けようと提案、恋愛に疲れた2人の不思議な交際がスタートする。クーポンのスタンプが増えるほど2人の気持ちに変化が表れ始めた矢先、シフの元カレ ジュンソクが現れ、ジョンフンの中で嫉妬心が芽生えるが…。
R指定映画のヒットメーカー、ジョンウはひょんなことから、かつて国民的子役スターだったウンスとルームシェアする破目に。ウンスはジョンウがエッチな映画を撮っているとは知らずに彼の脚本を読み、女優として再起を誓う。1年後・・・ジョンウのもとを去りトップ女優になったウンス、相変わらずR指定映画を撮る日々のジョンウ。しかし、芸大出身の新入社員デユンや頼りになる撮影クルーに後押しされ、夢への一歩を踏み出す。