売れない自主映画監督のサワダは、大学の同級生サナガワと一緒に作った映画でインディーズ映画祭のグランプリを獲得し、その賞金100万円をもとに更に大きな映画を作ろうと意気込む。アルバイト先の居酒屋で出会った小劇団のメンバーたちと意気投合し、自分の映画に出演してもらうことに。劇団のメンバーには、売れっ子お笑い芸人や人気モデルなど、サワダにとってもまたとないチャンスで、書き上げた脚本は『7s』という7人の天才詐欺集団の映画だった。いよいよ映画がクランクイン。序盤の撮影は順調そのものだったが、徐々にその空気に暗雲が立ち込め映画『7s』は未完のまま撮影がストップしてしまう…。
主演には、グラビア出身で映画へその活動を広げている堀田ゆい夏、テレビや映画などで活躍する谷桃子、ミス週刊プレイボーイ準グランプリの百瀬実咲。コンビニの店長にはCMやバイプレイヤーとしての活躍著しい三島ゆたか(「なま夏」)が出演。他に、木村啓介、鈴木卓爾、上吉原陽、奏谷ひろみ、奥嶋広太、関谷彩花など、魅力溢れるキャストが集結している。監督はVシネなどで活躍する越坂康史(「スプリング★デイズ」「マン・ハンティング」)。その少しブラックな世界観で、閉塞した時代の“奇跡”のファンタジーを描き出している。