16世紀半ばのヴェネツィア。外国人のジュールズは、街で若く美しい貴婦人・ヴァレリアと黒衣の未亡人アンジェラと出会い、心ひかれる。アンジェラもまたジュールズを忘れられず、彼と濃密な一夜を過ごす。一方ヴァレリアもジュールズを捜し出し、彼と情熱的な夜を楽しむのであった…。
美しいアリーナを妻に持つ、映画脚本家ステファノ。2人は互いに愛し合ってはいたが、肉体的にも激しい愛を求めるアリーナにとって彼とのセックスは物足りず、彼女にはパオロというピアニストである愛人がいた。やがてアリーナは、平日は夫と過ごすが週末はパオロと過ごしたいと夫に言い出す。かくして、金曜の夜になると入念に化粧と身繕いをして外出する妻の姿を見送るうち、ステファノは激しい嫉妬心にさいなまれるようになる。