空想のモンスターを生み出すゲームデザイナーの内気な青年フリアンは、同僚の誕生日パーティで美術史を学ぶ女性ディアナと出会い、聡明でミステリアスな彼女にひかれていく。その一方で、フリアンは隣人の少年を火事から救ったことをきっかけに、謎のパニック発作に悩まされるように。やがてフリアンが抱えるある秘密が、思わぬ怪物を生み出してしまう。
人気絶頂の中、表舞台から姿を消した国民的トップシンガー、リラ・カッセン。それから10年、彼女の復帰ツアーが発表される。しかしコンサートが間近に迫ったある日、リラは突然倒れ、記憶喪失となり歌うことさえできなくなってしまう。復帰が失敗すれば彼女は全てを失うことになる。切迫した状況の中、マネージャーのブランカはバーでリラの曲を本人さながらに歌いこなすシングルマザーのヴィオレタと出会う。