その街で、ある日10歳と9歳の少年が失踪する。現場には、以前世間を騒がせた<連続少年誘拐殺人事件>の時と同じ緑色のナイフが残されていた。しかし、既に当時の犯人は逮捕されており、捜査は難航する。一方、事件を担当するハーパー刑事の自宅でも、次々に不可解な出来事が起こり始める。ひとりでに閉まる扉。誰も触っていないはずのテレビは、突然事件のニュースを流し始める。この街に、この家に一体何が潜んでいるのか。
ロンドンのアパートに暮らすマットは、突然何者かの襲撃を受け意識を失った。気が付くと、部屋からは恋人のアナが消え、謎のパッケージが埋め込まれたベストを着せられている。鳴り響く携帯電話。知らない男の声。「ベストの荷物を、時間内に指定の場所へ運べ。さもなくばアナを殺す。」何が起きたのかわからないまま、男の指示に従うマット。しかし、任務を果たすために街へ出かけると、そこでは見知らぬ人物たちが次々と彼を追ってくる。さらに、数分ごとに、携帯からは次々と新たな司令が舞い込んでくる。一体、電話の向こうにいる人物は何者なのか。そして、自分はどんな事態に巻き込まれているのか。答えを見つけられないまま、マットはただひたすらに、恋人を救うため、過酷なミッションをこなしてゆくのだった…。