本作は、シド・ヴィシャスと恋人ナンシー・スパンゲンの壮絶に散った短い生涯に迫ったドキュメンタリー。幼少期から出逢い、そして衝撃的な最期まで、初公開となる数々の映像や写真、親交を持ったアーティスト達の証言によって、二人の破壊的な生きざまが綴られる。誰一人引き離すことの出来なかったシドとナンシーの関係は1978年、二人が住んでいたニューヨーク・チェルシーホテルの100号室でナンシーの死体が発見され、シドが容疑者として逮捕される、という悲劇的な最後を迎えた。未だ謎の多いこの事件について、その直前まで一緒に過ごした友人や目撃者を通じその真相にも切り込んでいく。
1960年代半ば、ザ・ローリング・ストーンズの初代リーダーとしてバンドとともにブリティッシュ・ロック・シーンを駆け上り、トップ女優アニタ・パレンバーグとの交際で注目され、スウィンギン・ロンドンを象徴する存在の一人として燦然たる地位を確率したブライアン・ジョーンズ。だが、彼の行き過ぎたライフ・スタイルと悪評がその後の人生を狂わせていく。1967年、シーンがドラッグに蝕まれはじめると彼もその闇に溺れていく。当局とメディアから格好のターゲットとして追われ、ブライアンは暴走していき、結果ストーンズとしての威厳もアニタも失うこととなる。2年後、彼は自宅のプールの底で発見された。検視結果は「不慮の事故による死」。若き彼の死はその後の”27クラブ”の嚆矢となる。没後から現在まで、彼の死は他殺によるもので、その真実は隠ぺいされたのだという陰謀説が数多く浮上している。そしてそういった説を証明する数々の証拠も見つかっている。本作でもまた、生前のブライアンをよく知る人物たちの声により、その疑惑を掘り下げていく。監督は音楽ドキュメンタリーの名手ダニー・ガルシア。
世界の音楽やファッションなど、あらゆる芸術と文化に強烈なインパクトを与え、またヴェルヴェット・アンダーグラウンド、ニューヨーク・ドールズの拠点であり、NYパンク・ロックシーンを生み出したことでも知られる伝説的ナイトクラブ、マクシズ・カンザス・シティ(1965-1981)。本作はこのクラブの歴史を綴った初のドキュメンタリー作品である。かのCBGBより8年ほど歴史は古く、芸術家、作家、俳優、ミュージシャンなど文化人の社交場でもあったこの店は、アンディ・ウォーホルと彼の取り巻きたちが集い、デヴィッド・ボウイとイギー・ポップ、ルー・リードが同じテーブルを囲み、ジョン・レノンやミック・ジャガーらも度々訪れ、ピストルズ解散後のシドもステージに立った場所。これまで明かされることがなかったこのナイトクラブの成り立ちから終焉までの軌跡を、当時を肌で経験したスターたちが振り返る歴史的にも稀少な映像作品である。
1976年結成、“ニューヨークのセックス・ピストルズ”とも言われカルト的人気を誇ったバンド、ザ・デッドボーイズ。そのバンドを率いたスティーヴ・ベイターの生涯を描いた唯一無二のドキュメンタリー映画が遂に日本上陸!オハイオ州ジラード出身の彼がバンドを結成するまでの歩み、メジャーデビューからたった一年後の衝撃的な解散、そこから続く新たな音楽活動。音楽とドラッグにまみれてなお人々を魅了し、パリでの交通事故という形で突如散った彼の僅か40年の軌跡を、稀少な映像と真の姿を知る仲間たちの言葉とで綴った衝撃作。監督はクラッシュやジョニー・サンダース、シド・ヴィシャスも手掛けた音楽ドキュメンタリーの名手、ダニー・ガルシア。
今なお音楽界に影響を色濃く残すミュージシャン、ジョニー・サンダース。91年に悲劇的な死を迎えるまでの、彼の破天荒な生涯を追った初の映像作品がこの『Looking for Johnny ジョニー・サンダースの軌跡』。本作を手掛けたのはザ・クラッシュのドキュメンタリー『ザ・ライズ &フォールズ・オブ・クラッシュ』を手掛けたスペイン人監督ダニー・ガルシア。バンドメンバーのジェリー・ノーラン、シルヴェイン・シルヴェイン、ウォルター・ルー、プロデューサーのマルコム・マクラーレンら周囲の人々のインタビューほか、これまで未発表だったニューヨーク・ドールズ、ハートブレイカーズをはじめとする彼の軌跡が映し出された貴重な映像の数々で構成された唯一無二のドキュメンタリー。