ウィルとイーデンはある事故が原因で心の傷を負い立ち直れないまま別れてしまい、イーデンは消息不明となっていた。2年後、突然ウィルのもとにイーデンからディナーの招待状が届く。現在の恋人キーラと共にかつて自分が住んでいた邸宅に向かうウィル。到着すると、見違えるほどに陽気なイーデンと彼女の現在の恋人デヴィッドがふたりを温かく迎え入れてくれた。しかし、何かがおかしい。懐かしい元我が家に集った友人たちとの会話もどこか違和感がある。デヴィッドは執拗に玄関の鍵を内から閉めようとする。めったに時間に遅れることのない友人が現れない。不穏な緊張感の中、パーティーは予測不可能な展開を迎えるー。
シングルマザーのオードリーは、娘シャイアンを育てるため必死に働いていたが、困窮に陥り家からの立ち退きを求められていた。そんな時、オードリーに亡くなった祖父からの遺産を相続する権利が与えられる。貧困から抜け出せることを期待し安堵するも、実は彼女の知らないところで、祖父が保有していたという水利権を奪う企みが進行していた。遺言書の開示まで1週間と聞いたオードリーは、シャイアンと共に祖父が住んでいた家を訪れる。しかし庭の片隅に積まれた木材の影に潜む男の姿に気づくのだった。急いで逃げようとするオードリー親子に銃を突きつけた男たちは、水利権を移譲する書類にサインをするよう脅す。
家族4人で出かけた海辺で、8歳の次男マットを見失ってしまった母サラ。姿を現さぬまま10年の月日が流れた現在は、夫のジェイクを突然の事故で亡くしたものの、不動産業を営む彼女はアシスタントのジェシーを雇い事業も順調、長男イアンは結婚したばかりだった。そんなある夜、サラの前にマットと名乗る少年が現れる。彼が語るには、長く記憶を失っていたが少しずつ思い出し、18歳になった今、サラを捜し当てたという。すっかり少年を信じたサラは、彼が本物のマットかどうかを確かめもせず、家に招き入れることに。しかし、イアンはその存在を頑なに疑い、サラも改めて思い返すと、夫の死の直後で遺産相続の話になったタイミングで現れたことや、海に置き去りしたことに罪悪感を覚えさせるような物言いをすることに、次第と違和感を抱き始める。