1944年秋。第二次世界大戦下のヨーロッパ戦線フランス・アルデンヌに近い森の中、ノルマンディー上陸を果たした連合軍は、ドイツ軍の頑強な抵抗の中、前進を続けていた。ある日、第82空挺師団パルンボ軍曹が率いる小隊に特別指令が下る。“最前線の奥地に潜入し、敵情を偵察せよ”というものだ。遭遇した敵部隊との猛烈な射撃戦の中、無能な大尉の指揮により、次々と命を落としていく兵士たち。その後、たった4人になったパルンボ軍曹らはある村にたどり着くのだが…。
1945年1月、ヨーロッパ戦線。ドイツ軍からアルザス地方を奪還するため、アメリカ軍第254歩兵連隊にエナック伍長率いるフランス軍第1猟兵落下傘連隊が合流した。 連合軍本部は、後に「アルザスのスターリングラード」と呼ばれることとなる大攻防戦を前に、イェプスハイムの町に隣接する森を取る必要があったが、そこは極寒の過酷な戦場であった。ドイツ軍による砲撃にさらされ、フランス・アメリカ軍は地獄のような壮絶な戦闘の中、自由と生存のため奮闘するが、彼らは予想だにしない敵と直面することとなる…。