沖縄県立首里高等女学校在学中に女子学徒隊として徴兵された宮城巳知子。日本国陸軍第32軍62師団(石部隊)に従軍。全61名の内33名が戦死する弾雨の中を生き抜く。敗戦後、小学校教諭として永年教育に携わり、退職後第二次世界大戦沖縄戦の「語り部」として反戦平和教育に精力を注ぐ。その宮城巳知子があなたに沖縄戦の真実を語りかける。
不満を抱えた十代の少年、宏は学校で問題を抱え、ある日突然自分の部屋に閉じこもってしまう。その後2年もの間、部屋から出る事を拒否し、誰も中に入れようともしない。宏の両親はそのことを恥じ、友人や親戚にも事実を隠そうとする。当然のことながら、家庭は次第に崩壊してゆく。