昭和のポップソング選りすぐりの12曲をモチーフに個性豊かな監督たちが大胆に発想し自由な感性で作り上げた“歌謡曲トリビュート映画劇場”がここに開幕!『がんばっていきまっしょい』の磯村監督は60年代の青春と夢と挫折を描き、『スウィングガール』の矢口監督は妻夫木聡と『ウォーターボーイズ』以来6年ぶりにタッグを組み涙と感動の新境地を開き、奇才蛭子能収は武田真治を主演にシュールなバイオレンスコメディを放ち、宮史郎はド演歌コメディに初主演し作詞も手掛けた大ヒット曲「女のみち」を熱唱、昔の情念の世界を描くのに定評のある水谷監督は余貴美子を主演に男と女の愛憎の世界を描き、高橋惠子は同窓会に集まる大人のラブファンタジーで魅力溢れる主演をつとめるなど、ストーリーと歌謡曲が見事に融合した映像アンサンブルが誕生!
挙式寸前のチャペルから花嫁が強奪(!?)された―。犯人は、なんと、新米ウエディングプランナーの相川愛子だった。マリッジブルーの花嫁を救う一心で起こした暴走だった。クビを覚悟した愛子だったが、なぜか各部署でもう一度修行し直し、改めて結婚式を学び直せとチャンスを与えられる。それは、就職試験で一度落ちた愛子の入社を特例で認めた創業会長・今川善三のはからいだったのだが…。そのことを愛子はしる由もなかった。果たして愛子は一人前のウエディングプランナーになれるのか!?
台湾に住む日本のドラマやアニメが大好きで大学でも日本語を専攻する女の子リン。日本が大震災に襲われた直後、リンのFacebookに日本人青年モギからメッセージが届く。モギは震災で復興支援に協力的な台湾の国民性や親日感情に興味を持ちメッセージを送ったのだった。そうして始まったリンとモギのFacebookでのやり取り。内容はたわいもないお互いの悩みや日々の出来事。そしてゴールデン・ウィーク、実際に台湾で出会った二人。縮まる二人の距離。そしてその日から、ただのチャットのやり取りが、二人にとってのデートになってゆく。やがてリンの淡い気持ちは日本へ、そしてモギの恋心は台湾の彼方へ飛んで行くのだった。