時は2185年。地球の人口は増え続け、今や110億もの人間が暮らしていた。天然資源の枯渇を懸念した各国は緊急事態宣言を発出、火星への移住を決めていた。さらに、マーズ社が開発したワクチン“バイオエージェント52”を投与することで、人口の抑制を図っていた。そんな状況下、イーサンは母親がマーズ社の関連企業メドエクスで働いていることから、火星に移住する権利を得ていた。しかし、長い間行方不明となっている妹を見つけ、家族で地球に残りたいと考えていた。そんな彼の行動は社会からの反発を招き、孤立していた。そんなある日のこと、自分を慕う少年リアムと森へ来ていたイーサンは、マイリと名乗る女性と出会う。
ナズロス王国より少し西にあるザルダ国。そこには国王の娘エリザベス王女と優秀な騎士団たちが暮らしていた。ある日、獰猛なドラゴンの大群に襲われ、国は壊滅状態に。生き延びた王女たちは、この出来事の裏に、ドラゴンを使って王国の覇権を狙う黒幕がいることに気付く。真実を知らせるため王女は国王のいるナズロスに向かうが、無数のモンスターに行く手を阻まれ、やむなく<暗黒の王国>を通過する危険な道を通ることに。果たして王女と騎士たちは、「生きて出られた者はいない」と噂される黒い煙をくぐり抜け、国王や民衆をドラゴンから守ることができるのか…?!