ダニエル、彼は孤独な少年ルークにしか見えない“空想上の親友”だった。ある事件をきっかけにその存在を封印していたルークだったが、時が経ち孤独と不安に押し潰されそうになったことで、長年の封印からダニエルを呼び起こす。唯一無二の“親友”との再会から、友情を取り戻すのに時間はかからなかった。カリスマ性溢れる美青年の姿で現れたダニエルの助言によって、ルークの生活は一変。何もかもが順調に進み、やがてダニエルが必要なくなっていく。しかしダニエルはそれを許さず、次第にルークの精神を支配しようと動き出す─。薄れ行く意識の中で見えたのは、“親友”の不敵な笑み。ダニエル、君は何かがおかしい。
問題児のリンカーンは学内で暴力問題を起こし、砂漠の中にある更生施設に収容される。その施設に集められたのは問題児ばかり。毎日、生徒同士で喧嘩が起こっており、リンカーンも巻き込まれていた。ある日、悪党グループの中の1人、ウィリーの自殺死体が発見される。首をカミソリで切り裂いたのだ。リンカーンはウィリーがいなくなり安堵するが、その日から少女の影《モイラ》に付きまとわれはじめる。彼女は昔、施設でいじめに遭い自殺した少女であることが判明する。モイラはリンカーンに虐めた相手の目の前に現れ、代わりに復讐殺害していくのだった・・・