国際警察機構に所属する中国人刑事シン。カンボジアの首都プノンペンにあるマフィアのアジトで潜入捜査をしていた彼はある日、突如アジトを襲ってきた武装集団にマフィア達とともに連れ去られてしまう。そこはジャングルの奥地、国際的中立地帯に造られた刑務所だった。ある日この刑務所に富裕層の客が集い、囚人たちからシンを含む数名を選び出し森の中へと連れていく。実は刑務所とは名ばかりの恐ろしい施設で、囚人たちは皆、客人がスリルを求め開催している残虐な“人間狩りゲーム”の標的として収容されていたのだった。ゲーム開始と同時に、丸腰のシンたちは派手に武装した客らから追われる身となる。次々と犠牲者が出るなか、シンは逃げることをやめ相手に立ち向かうことを決意する。一方、シンの同僚刑事たちは彼のGPSから場所を特定、刑務所へと車を走らせていた…。
スーパーヒーローに憧れるファディル。相棒マリクが投獄されたのをきっかけに組織から足を洗おうとするが、自由と引き換えに故郷ブラーニ村を支配して組織に渡すよう、ボスのシャークに脅される。村はかつて最強の武術三戦士カリム、アブー、イスマイルにより守られていたが、現在はギャング一味の支配下にあり、村民は怯えながら暮らしていた。母親もギャングから虐待を受けたことを知ったファディルは村を守ろうと決意。イスマイルの息子アダムと、年老いてなお戦いに長けたアブーに弟子入りし修行を始める。その頃、ギャング一味の裏に潜む巨大な陰謀が村に近づいてきていた。