19歳のギタリストのユーロニモスは、デッドたちとともに「真のブラック・メタル」を追求するバンド「メイヘム」の活動に熱中していた。しかしある日、デッドはショットガンで頭をブチ抜き、自殺…。発見者のユーロニモスは、親友の脳漿が飛び散る遺体の写真を撮り、喧伝することでカリスマ化。“誰が一番邪悪か”を競うサークルを作り、王として君臨。しかし、メンバーのヴァーグが起こした事件を契機に、主導権争いは熾烈化。歯止めが効かなくなった果て、狂乱が待ち受けていた。
記録的な猛暑を迎えたニューヨーク。治安の悪化により暴徒と化した市民が至るところで略奪を繰り返し、さらに女性ばかりを狙う連続殺人鬼の出現が街に暗い影を落としていた。女流作家のジューンは、カウンターカルチャーの旗手として輝かしいキャリアを築いてきたが、ある事件をきっかけで筆を断ち、それ以来外界と隔絶し、自宅に閉じこもっていた。ある日、ジューンの暮らすアパートのブザーがけたたましく鳴り響く…。
裏社会に生きる資金洗浄屋、モーと相棒のスカンク。組織のボスから大きな仕事を任されるが、スカンクが預かった金を増やそうと麻薬取引に手を出してしまう。取引は警察に踏み込まれ2人は逃走、車はクラッシュしモーは意識を失う。やがて目を覚ましたモーは全ての記憶を失っていた。一方、スカンクは敵の手に囚われてしまう。モーは失った記憶の片隅に残る相棒への友情を信じ、すべての落とし前をつけるべく危険な賭けに出る…。