父親の看病のため先住民マオリ系トゥホエ族が暮らすルアトキに帰郷し、警官業務の傍らスクールバスの運転手を務めるタフィ。人里離れたこの地には活動家タメ・イティが主宰のブートキャンプ“ラマ”が存在した。ウレウェラの森で訓練に励むその目的は、サバイバル技術の習得と部族のアイデンティティ存続。しかし、彼らは首相暗殺を企てるテロ集団として疑われ、ニュージーランド警察により密かに監視されていたのである。ある晩、問題を抱えた一人の青年ラスティが父親と口論の末、ライフルを発砲。その監視映像が引き金となり、捜査当局はギャラガー率いる特殊戦術部隊《STG》を突入させ強制捜査に乗り出す。監視の事実を知ったタフィは集落の盾となりギャラガーと対峙するが、ある出来事をきっかけに緊張感は一気に高まり、思わぬ誤解が予期せぬ悲劇を生むこととなる。
泥沼の抗争劇ーー生き残るのは誰だ!?。凶暴なモーターギャングクラブ・コッパーヘッズの幹部パドーは、刑務所にいるボスの代わりにクラブを取り仕切り、仲間からの信頼も厚い。しかし、同じ組織に所属する実の兄が他のギャングとトラブルを起こし、命を狙われるハメに。相手は兄を見逃すことを条件に、パドーに無茶な取引を持ちかけてくるのだが、最悪のタイミングでボスが出所してくる。パドーは誰にも知られることなく事態を収集しようとするも、状況は悪化。やがて泥沼の抗争劇へと発展していくことに・・・。