二人の「JOE」を中心に結成した大人気ロックバンド「JoKers」。人気絶頂の中での突然の解散から1年後、「JOE」(山本涼介)は米デビューを果たし、もう一人の「JOE」・海江田丈(福山翔大)は解散をきっかけに音楽をあきらめ、別の道を進もうと大学で退屈な日々を過ごしていた―
月島春は、パートナー宗一朗の連れ子・蘭がカナダに留学し、言い知れぬ寂しさを抱えていた。そんな時、公園で記憶を失くした青年と出会う。過去に流産も経験している春は、その青年を神からの贈り物と信じ、今度こそ彼を自らの傍で育てたいと願う。一方、春の弟・毅は音楽活動を続けている。その妻・美香子は精神の不調を抱え、心療内科医である宗一朗の診察を受けながら、4歳の子を育て、毅の創作を献身的に支えていた。すれ違う優しさとわだかまる不安…。日々の暮らしが軋みはじめ、それぞれの秘めた思いが、神戸の街で交錯する。