フロリダ州デイトナ。女子大生のローラは下着姿のビラをキャンパスにばら撒かれ、元カレのベンの嫌がらせに違いないと抗議。ベンは一貫して否定するものの、ローラはまったく信じられず、怒りと悔しさですっかり気落ちしていた。そんな折、父親の再婚の結婚式のために実家へと戻ったローラは、新たに雇われた家政婦のコリーンと初対面する。不祥事を起こした前の家政婦に代わりやって来た彼女は、父親の再婚相手と少し距離を置きたいローラに何かと気を遣ってくれた。そんな見た目も優しい彼女だったが、一人息子を交通事故のひき逃げで失っていた。すると突然ゾッとするような表情で、息子を殺した犯人にはきっと天罰が下ると語り始めるのだった。
クリスマス・イヴの朝、19歳のベン・バーンズ(ルーカス・ヘッジズ)は実家に突然戻り家族を驚かせる。薬物依存症の治療施設を抜け出し帰ってきたのだ。久しぶりの再会に母ホリー(ジュリア・ロバーツ)は喜び、温かく迎え入れた。一方、疑い深い妹アイヴィー(キャスリン・ニュートン)と良識ある継父のニール(コートニー・B・ヴァンス)は、過去の経緯から、ベンが何か問題を起こして自分たちの生活を脅かすのではと不安に駆られる。両親はベンに、24時間のホリーの監視を条件に、一日だけ家族と過ごすことを認めた。その夜、一家が教会でのクリスマスの催しから戻ると、家の中が荒らされ、愛犬が消えていた。これはベンの過去の報いに違いない。誰か分からないが昔の仲間の仕業だ。凍てつくような夜、ベンは犬を取り戻しに飛び出す。それを追うホリー。ベンが過去を清算しようとする中で、息子の人生を食い荒らす恐ろしい事実を知るホリーは、ベンを救うことが出来るのは自分だけであることに気づき、全力で守ることを決意する。だがベンはホリーの前から姿を消してしまう・・・。