明1554年。中国各地で、悪魔の集団と呼ばれる侍姿の海賊が、暴虐の限りを尽くし侵略を続けていた。そこで朝廷は、少林寺から僧侶を派遣し、明軍に拳術を教授するよう命ずる。選ばれたのは、20年以上寺で修行に励んできたウージュエを筆頭とした18人の僧兵たち。意気揚々と出発した彼らが目にしたのは、海賊に襲われ、川に流された大量の死体と、逃げ惑う村人たちの姿。極悪非道な虐殺を繰り返す海賊と対峙し、図らずも戦いを強いられる。例え人を救うためであっても、殺生は許されぬのが仏の教え。敵を生かしながら、修行で培った少林拳の圧倒的な強さで海賊たちを制圧するウージュエたち。しかし、海賊に父を殺され、母と妹を連れ去られた過去を持つウージョンだけは、怒りを抑えきれず、敵軍の総長である小西と呼ばれる双子の弟を撲殺してしまう。弟の死を知った兄は、僧兵たちへの燃え盛る増悪に駆られ弟の敵討ちを誓う。やがて、明軍の校尉と合流を果たした18人の僧兵たちは、復讐の鬼と化した小西率いる一団から村人や仲間を守るため立ち上がる。かくして、正義を賭けた少林拳VS侍軍団の死闘が始まった。
国際警察機構に所属する中国人刑事シン。カンボジアの首都プノンペンにあるマフィアのアジトで潜入捜査をしていた彼はある日、突如アジトを襲ってきた武装集団にマフィア達とともに連れ去られてしまう。そこはジャングルの奥地、国際的中立地帯に造られた刑務所だった。ある日この刑務所に富裕層の客が集い、囚人たちからシンを含む数名を選び出し森の中へと連れていく。実は刑務所とは名ばかりの恐ろしい施設で、囚人たちは皆、客人がスリルを求め開催している残虐な“人間狩りゲーム”の標的として収容されていたのだった。ゲーム開始と同時に、丸腰のシンたちは派手に武装した客らから追われる身となる。次々と犠牲者が出るなか、シンは逃げることをやめ相手に立ち向かうことを決意する。一方、シンの同僚刑事たちは彼のGPSから場所を特定、刑務所へと車を走らせていた…。