ドナルド・トランプは父フレッドの下で不動産業を学んできたが、家賃を集金するだけの仕事に辟易していた。そこで彼はニューヨーク・マンハッタンにある未開発地域の土地に目をつけるが、父親からは不況を理由に開発計画を反対される。しかし、自らの野望に燃えるドナルドは、土地を所有しているアイクラーやニューヨーク市長を味方につけ、大型コンペンションセンターの建設にこぎつける。しかしその後、建設計画が暗礁に乗り上げるも、ドナルドはさらなる野望に突き進む。グランドセントラル駅前に建つコモドールホテルの購入を手始めに、マンハッタンに自分の名を冠したトランプタワーの建設を目論む。
2033年。養護施設で暮らすマヤのもとにある夜、見知らぬ男が現れた。「許せ サマンサ」と突然マヤに向けライフルを発砲した男だったが、この事件に対して警察の捜査は何故か行われず疑念を抱くマヤだったが、それ以上に施設職員の高圧的な態度に違和感を覚え、聞かれた質問には何も答えることはしなかった。マヤはその後、監視の眼をくぐり秘かにタイムトラベルの研究を行う職員の男性のもとへ。そこで自分について調べてみると、自分の記憶は書き換えられたもので本名はサマンサであること、実父はマヤの命を狙った男だというデータが残されていて…。