近未来2040年、1950年代風の瀟洒な家で暮らす美しい女性リア。誰もが憧れる優雅な暮らし、ただ一点、夫が日ごと別の男性であることを除いては―。リアは「リアとの一日」というリアリティショーの主人公アンドロイド。彼女の「夫」は歴代の参加者たちだ。甲斐甲斐しく夫に尽くす、美貌の妻との暮らし―そんな理想のリアリティショーは、ある日副大統領の息子を「夫」として迎えたことから崩壊に向かって突き進む。彼を椅子に縛り、身代金を要求するリア。予想外の事態に動揺するスタッフ、そして息子の身を案じ憔悴する副大統領。この非常事態を引き起こした真の目的は?リア、そして彼女の「夫」として過ごした首謀者、彼らを巻き込んだ驚愕の陰謀の真相が、今明かされる―。
1968年の安息日前夜、古びた洋館に7人の男女が集結。6人は白いマスクをつけて全身を赤い衣で覆い、中央に横たわる1人の女性の手首を切る。その溢れ出した血を盃に注ぎ、6人は回し飲んだ。それは危険な救世主を蘇らせるために生贄を捧げる悪魔崇拝者たちの儀式だった。盗み見していた少年は恐怖に怯え、建物に火をつけた。それから時が経ち現在。大学に通うハリーは、悪友ルークがクスリの隠し場所にしていた校内にある秘密の場所の存在を知る。土曜の夜、ハリーが年上のセクシーな彼女ビッキーと校内に忍び込むと、そこには彼女を心配した友人たちや、クスリを取りにきたルークなど総勢7人の男女が集まってしまう。その後この大学は、かつて悪魔の儀式が行われた跡地に建っていたと判明する。
メジャーリーグの強打者らによるイベント“ホームラン・ダービー”。出場権を得た少年野球チームは、スター選手と一緒にテレビで放映されることが決定した。少年ローリーは、不法移民を助けた罪で服役中の父親に、自分の姿を見せたくて、少年野球チームの入団テストを受けるが、チームに入れずじまいだった。一方、かつて野球選手として活躍していたジョーイ。彼は、血の気の多い性格上の問題で野球から遠のき、少年野球チームの監督である兄リコに嘲笑されながらも静かに暮らしていた。そんなローリーとジョーイが偶然出会ったことから、二人の人生は大きく動き出す。