男勝りな生活を続けるスポーツエージェントのトリ。暇さえあれば野球やバスケットの観戦に明け暮れる彼女に、女性アスリートが立ち上げた化粧品ブランドの担当を命じられる。化粧やおしゃれとは無縁だったトリは、一度は担当を辞退するも、自身をモニターにしてプレゼンを進める方法を思いつき、同僚クリスタのアドバイスも受けながら華麗に変身することに成功。そんなトリのプレゼンはクライアントの興味を引き、大成功に終わる。更にはトリが秘かに憧れていた、イケメン同僚ブライアンからデートに誘われる。仕事も恋も順調に進むトリの生活は一気に変わっていくのだが…。
新婚のマシューとレベッカは、普段の会話もメールでやり取りするほどのデジタル依存夫婦。教師のマシューは、アプリの開発で成功したいと暇さえあればパソコンに向かい、アパートから一戸建てに引っ越したいレベッカは、希望条件に合う家を逃すまいとスマホで物件情報を探る日々。しかしある夜、発電所の事故の影響で街の電力供給がストップ。そのせいでパソコンもバッテリー切れのスマホも使えなくなってしまった。しかし、久しぶりにお互いが向き合い過ごした時間が心地よかったことから、二人で過ごす時はデジタルデトックスの生活を続けることを誓い合うのだった。慣れない電子機器なしの生活に戸惑いつつも、恋人時代に戻ったような生活を楽しむ二人だったが…。
かつての恋人同士で、一緒にタッグを組み、ベストセラー本「魔法の地下室」を手掛けたケイトとジョシュ。ケイトは犯罪小説家として、ジョシュは絵本作家としてそれぞれ活躍していた。ある日、出版社のジーンから書店に呼び出されたケイト。するとそこには、子どもたちに読み聞かせをしているジョシュの姿が。ジーンによって彼と5年ぶりに引き合わされ、「魔法の地下室」の続編を書くよう依頼されたケイト。始めはまったく乗り気ではなかったが、近作の不調や新作の出版が難しいことを聞かされて、渋々ジョシュと続編の構想を練ることに。一方、ケイトの親友で警官のビクトリアは、警察のPR活動でモデルを務めることになり、魅力的な写真家パトリックと出会う。
人気シェフのデイブは、料理評論家に酷評されたことで暴力沙汰を起こし、新店オープンの計画が頓挫。評判もガタ落ちしたが、レシピ本の出版で人気を挽回し、友人のクッキングスクールで講師を始めた。一方、医師として多忙な日々を送るニナは、上司からチーフレジンデント候補に推薦される。しかし、承認の決定権を持つ理事会のビバリーを取り込むため、病院専属の栄養士にデイブを雇うというビバリーの希望を叶えることが条件だと指示される。早速、彼のスクールに通うニナだったが、料理は苦手で同僚のオリヴィアに任せっきり。更には性格的にもデイブと全く反りが合わなかった。そんなニナの魂胆を知ったデイブは、無事にクラスを修了することができたら、栄養士の仕事を受けると約束するのだが…。
食文化研究家のサラ。帰国したばかりの彼女は時差ボケから真夜中にも関わらず、大音量の音楽をつけケーキ作りをしていた。そのため、階下の住人に怒鳴り込まれてしまう。そんなサラの妹モリーはケータリング・サービスの会社を軌道に乗せるため、リゾート施設に売り込みをしていた。だが当日、行けなくなったモリーの代わりにサラが出向くと、そこには階下の住人ジェイソンの姿が。リゾート施設を営む社長の息子だったジェイソンは、悪印象からサラを無視。しかし、妹のためにサラは再度彼に会うことに。一方、弟の結婚式で恋人を連れて行く必要があったジェイソンは、「僕の偽彼女になり協力してくれれば、ケータリングの父に口利きをする」と約束するのだが…。
大学時代、キャンプ場でバイトをしていたアリソン。一緒に働いていたコディと恋仲だったが、バイト最終日、彼が他の子とキスしている現場を目撃し、失意のまま別れてしまった。あれから10年。アリソンはマーケティング会社で重要な仕事を任されていた。しかし上司を前にしたプレゼンで、ライバルのヴァネッサに手柄を横取りされ、実力を今一つ発揮できずにいた。そんなある日、年に一度の野外研修を、例年のリゾート地ではなく、キャンプ場で開催することに。そこはアリソンがバイトしていたキャンプ場だった。しかも、現在のオーナーはコディ。研修には同僚で恋人のブライスも一緒だったが、コディとの気まずい別れが忘れられず、アリソンは何かと動揺してしまう。
ロサンゼルスでウェディングプランナーをしているアビー。彼女の店では、花嫁の夢である結婚式が完璧にできなかった時に、もう一度、完璧な式を挙げるコーディネイトをしている。そんな彼女にいとこのエミリーから依頼が。海外派遣から帰還した夫と新たな生活を始めるため、本格的な式を挙げたがっていた。アビーは3年ぶりに帰省し、エミリーの結婚式の準備をすることに。だが、エミリーの夫の兄は、アビーの元カレのピーター。しかも、エミリー夫婦に代わり、ピーターが式の手伝いをすることになり、アビーの心は複雑で…。
医科大学院進学を目指しながら緊急医療センターに勤務する救急救命士のリリーは勤勉で仕事熱心。ある日、スーパーに買い物に行ったところ、駐車禁止ゾーンに車を止めた大富豪の長男ジェフに遭遇する。彼に「そこは緊急車両用よ」と注意しても、数分だからと聞く耳を持たず、高級車だから許されると思っている態度に憤慨したリリーはレッカー車を依頼。お互いの印象は最悪だった。その翌日、ジェフの父が自宅で転倒。救急救命士として駆けつけたリリーのプロ意識と迅速な対応に感銘を受けたジェフは食事に誘うが、即断られてしまう。その後も花束やチョコを贈り続けるも、リリーは完全無視。そこでジェフは医療センターに寄付し、彼女の上司に救急車に乗りたいと申し出るのだが…。
ウェブニュースの営業部員だったアリーは、念願かなってライターに。初めての連載記事として、縁結びをするカフェについて書くことになった。店主のサムによって、その店でコーヒーを30杯飲むまでに運命の人と引き合わせるという。アリーは当初、それが信じられずに、サムに意地悪な質問をして、取材を断られてしまう。だが、気を取り直して再び、サムに取材を依頼。彼の店を訪ね、度々サムから話を聞いていくうちに彼に惹かれ、サムもアリーに惹かれていく…。