元空軍パイロットのジョンは、過去に悪天候の中で飛行機を不時着させる事故を起こし、第一線を退いていた。そんな彼に、大富豪デイビスから娘ロシェルの護衛として、オーストラリア旅行に同行する依頼が舞い込む。子守のような任務に不満を感じつつも、依頼を受けたジョン。しかし3万フィート上空で突然のハイジャックが発生。乗務員に扮装していた犯人グループが、ロシェルを誘拐しようと計画を企てていた。機内での激しい銃撃戦の末、主犯格の男を拘束したジョン。しかし傷ついた機体からは燃料が漏れ、さらに機長も重傷を負い、台風が近づく飛行機は操縦不能の危機に陥ってしまう。
NYで担当編集者だった恋人を殺人事件で亡くした作家の卵カラは、LAに移住。気さくな女性チャーリーの家に間借りし、大学院で文芸創作プログラムの講義を受けていた。カラはチャーリーが共同経営するカフェでバイトも始め、弁護士を目指す同僚のジェイソンとお互いに好印象を持つ。そんなある日、カラはカフェに置き忘れてあったタブレットをきっかけに、その持ち主の小説家ポールと知り合う。テレビ電話で夜通し語り合い、夕食も共にして意気投合したカラとポールはやがて恋に落ちる。二人は新作犯罪小説のアイデアを話し合うようにもなるが、カラの周囲で二人の考えた筋書き通りのような殺人事件が続出する。
人気ダンス番組「ダンスナイト」の振付師兼主役ダンサーを務めるケイト。彼女は、1年前に双子の姉が何者かに殺された事件に進展がなく、つらい日々を過ごしていた。そんな時、再び悲劇が起きてしまう。もう一人の主役ダンサーのテレサが、ごみ収集箱の中で遺体となって発見された。テレサの葬儀には多くのマスコミが押しかけ、主役の座を争うダンサーたちや、プロデューサーにもカメラが向けられ、番組はさらに注目を浴びることに。その後、警備が強化されたにも関わらず、ケイトの周囲で再び様々な異変が続出。命の危険に晒される事故も発生し、愛する恋人ミゲルまで疑うようになったケイトは、肉体的にも精神的にも追い詰められていく。
ロサンゼルスに暮らすケルシーは離婚専門の弁護士だが、私生活では恋人募集中。マッチングサイトで出会いを求めるが、なかなか相手に恵まれない。そんなある日、顧客の愛犬デイジーを預かることに。犬の扱いに慣れていない彼女は母に世話を任せていたが、夜、デイジーの具合が悪くなり、慌てて街の動物病院へ。診察してくれたのは獣医のカリーだった。ペットで心を病んだ人々を癒やす活動をしているという彼は、誠実で心優しい人物。デイジーのトレーニングを兼ね、ケルシーの手助けを買って出てくれ、以来、デイジーを通して急速に親しくなっていくのだが…。