夫が投資詐欺で逮捕され、全財産を失ったジェシカ。しかし何気なく放った友人のひと言で、彼女には13年前に不倫によって出産、養子に出したアリソンという娘がいたことを思い出す。しかも娘の父キャメロンは不慮の飛行機事故で亡くなり、アリソンと異母兄弟の姉シドニーには総額8000万ドルもの財産が遺された。キャメロンの葬儀に駆けつけたジェシカは、弁護士アーロンにアリソンへの面会を要求。しかし残された姉妹をよく知るアーロンは難色を示していた。その後、父の遺言によってジェシカの存在を知ったアリソンの希望もあり、13年ぶりに母娘の対面が果たされることに。緊張するアリソンに優しく語り掛けるジェシカ。その裏で彼女の恐ろしい計画が動き出していた。
警官のジェイクは人質事件の元交渉人。多数の子供の犠牲者を生んだ“デュモンの悲劇”と呼ばれる事件の責任をとり、今は耳の不自由な娘とボストン郊外で静かに暮らしていた。ある日の早朝、何者かが家に侵入したような異変を察知したジェイクだったが、時すでに遅く2人組の男に拘束されてしまう。男たちはジェイクに銃を突きつけ正義のために指示に従えと、警察のデータベースにアクセスすることを要求。デュモンの事件には黒幕が存在し、本当の事件は未だ解決していないと、その事実を明らかにした。元交渉人として捜査終了の事件への介入を拒むジェイクだったが、愛する娘を人質に取られ事態が急変。重い腰を上げたジェイクは男たちの指示のもと、ある行動に出る…。