ギリシャ・ミコノス島。ファストファッション・ブランド経営で財を成したリチャード・マクリディの還暦を祝うため、妻サマンサ、息子フィン、母マーガレットを始め一族が集結し、パーティーの準備が進められていく。折しもイギリス当局から脱税疑惑や縫製工場の労働問題を追及されたリチャードは、ド派手にショーアップされたこのイベントでかつての威光を取り戻そうと目論む。しかし湯水のように金を使い、傲慢に振る舞うリチャードと、家族や部下、伝記作家との間には不協和音が生じる…
ある日、上院議員のレイが差出人不明の手紙を受け取った。そこには、ベトナム従軍時代のレイの秘密が記されていた。サイゴンに飛んだレイだったが、敵の捕虜となり消息を絶った元海兵隊員の男・ドクに監禁されてしまう。2人の脳裏に蘇る30年前の光景。当時、海兵隊仕官のレイと兵卒のドクは、果てしなく続く地獄の日々を送っていた。そんなある日、ゲリラとの市街戦の最中、彼らの運命を分ける出来事が起きてしまう…。
医療品回収のリサイクルを行うビンス、オーティス、サム、カラムが廃墟の病院へ足を踏み入れた。地下へと進む4人はそこで、偶然にもオーティスの知人男性に遭遇。彼はこの病院内ではぐれてしまった愛犬を捜していた。広い敷地を二手に分かれ、男性の愛犬を捜す一行だったがそんな中、サムを置いてカラムは「何かが逃げて行くのを見た」と、1人で先へと進んで行った。しかし次の瞬間、その場に崩れ落ちるカラムの姿が。サムは血まみれになっているカラムと、その背後に潜む“生物”を目撃し、恐怖におびえながら出口へと急いだ。しかし、扉は固く閉ざされ、地下からの脱出は不可能になっていて…。