リドリーは、多くのクライアントたちから絶大な信頼を得ている超一流のボディガード。しかしある時、大統領候補の政府要人と同僚を、国際的暗殺者マックスウェルに殺されるという大失態を犯し、引退を決意。その数年後、元上司に呼び出されたリドリーは、謎の人物から高額報酬の護衛の依頼があると聞かされ、仕事を受ける。しかしその護衛対象者は、自身を引退に追い込んだ張本人マックスウェルだった。顔を見るなり激高し殴りかかるリドリーだったが、スペインのアメリカ大使館に自首してきたマクスウェルが、依頼主や仕事内容を証言するということで、共に護衛していたFBIたちに制止されてしまう。冷静さを取り戻したリドリーは、マクスウェルが帰国し出廷する3日後まで護衛することになるのだが、そんな彼の命を新たな暗殺者が狙っていて…。
カー・レースで負け知らずだった英雄の父を持つボビー。レース中のアクシデントで事故死した父の姿がトラウマとなり、あれから12年の月日が流れ17歳になったが、無気力で講習をさぼり続けていた。そんなボビーが、労働体験として廃品業者で働くことを課された。ただ、事業主のルーカスは終日飲んだくれ、交わした言葉は二言三言。運転への恐怖心から車の作業はできないまでも、ボビーは指示された仕事を助言なしでこなしてきた。そんな中、家に差し押さえ通知が届いたことから、姉ジェイミーはストリップクラブで接客するように。なんとか日銭を貯めていたが、そのすべてをボビーと敵対するトラビスに盗まれてしまう。