10年前、イーファンは交通事故に出くわし運転手を救助しようとするが、崖崩れが起こり、彼の息子が巻き込まれて命を落とす。この10年、自責の念に駆られた彼は、救援隊の仕事を辞めて、自動車修理工場を開いていた。息子の死は無気力で神経質な性格へと変え、娘に対して過度なまでに過保護になっていた。娘の成人式の日、史上最大級の巨大台風が襲来し、その上、娘が誘拐されてしまう。巨大台風と誘拐事件の中、イーファンは家族を助けるために立ち上がる…。
キャシーは、娘・エバの二十歳のバースデーパーティーの準備を進めていた。そんな中、エバが残酷に殺されたという衝撃的な知らせが入り、キャシーの人生は狂っていく…。
シドニーに住む少女マンデーは、父親とホームスクーリングをしているため、外に出るチャンスは週に1回病院に行くことだけ。ムーンロックが自分の病気を治してくれると信じるマンデーは、病院帰りの電車で少年タイラーと出会い、ムーンロックへ向かう旅をする。
セクハラがひどいブラッドの下で働いていたサラとアルトン。ある日、ブラッドに不正の疑いをかけられて解雇される。サラは、息子と引っ越すために臨時で犯罪現場の特殊清掃の仕事をすることになった。現場は無残に殺害された遺体が多く、殺人犯がいないか確認して欲しいと頼まれる。
悪魔トイレとの壮絶な死闘により相棒であるマーカス神父を喪ったブレット。神父の無念を晴らすべく、彼は「超高性能トイレーダー」を開発。デストイレハンターとしてアメリカ・ロシア・中国・北朝鮮を渡り歩き、世界中のデストイレと戦いを繰り広げ、見事に勝利を手にする。その後、ブレットはデストイレの最初の犠牲者である弟が住んでいた家を売ることに。しかし、全ての元凶である「デストイレ・ジ・オリジン」が息を吹き返そうとしていた。ブレットはマーカス神父を復活させるべく、禁断の儀式を試みるが……。人類VS便器という不朽のテーマを描いた『デストイレ』シリーズ第三弾が待望の日本上陸!
人里離れた田舎の農場に人を誘い込み、彼らを死ぬまで狩り続ける2人の兄弟、リーヴァイとメンフィス。狩りは兄弟の異常な快楽のためだけでなく、臓器や歯を手に入れたいと願う金持ちの顧客に体の一部を売り生計を立てるためにも行われていた。善良な青年を演じるリーヴァイはガールフレンドとその友人カップルを誘い、病的な狩りに三人を巻き込む。命がけの殺人ハントに立ち向かうのは、カモ狩り経験者のブルックと銃の扱いを知るオーウェン、そして動物すら殺せないキンバリー。生き残るのは、果たして誰なのか。
2009年、ゲイの知人から「私たちのような人間は撮らないのか」と問われ、性的マイノリティを俯瞰的に取り上げたドキュメンタリーが今までなかったことを知った。カメラを向け、彼らと向き合うことで「常識の外側で生きる存在」でありながら「他者を排除しない、優劣をつけない生き方」に共感、「自分の中の普通」が溶けていく体験をした。撮影は2012年の淀川河川敷のパーティーから始まり、大阪・神戸・京都、そしてパリへと昇華されて、異形の宴のクライマックスで大団円を迎える。異性装、ニューハーフ、SM、タトゥなどが特異なカルチャーでなく、一般的なファッションやアートとして定着している中、自らの性に忠実・誠実に生きる彼らの多様な生き方に迫った。人間とは?性とは?人と人が繋がるとは?今、新しい感性のメッセージが見えてくる。
母娘が暮らすのは、人が行き交うビジネス街の北浜。荒ぶれるママリンを家に閉じこめるのをやめて徘徊につき合うようになると、ご近所やお店の人の目に留まり、さりげなく自然に助けてくれるようになった。引きこもるのではなく露出系。認知症のママリンと暮らすことが、どうしても避けられないことなら、それをありのままに受け入れるしかない。しかし逆に言えば、介護という制約に縛られる必要もない。ママリンを連れて居酒屋やバーにも行くし、ギャラリーのお客さんにも紹介する。隠すのではなくお披露目系。しかし、その徘徊は尋常ではない。6年間で歩いた距離は大阪/ 東京3往復分。一体どこまで歩くのか…、認知症と健常者の智恵比べ、体力勝負の根性試し。そして、さんざん歩いたママリンも老いには勝てぬで、健常者の勝ちのような…。感情の介護ではなく実験系。そんなちょっと普通じゃない、でも母娘にとっては普通の日々のドキュメンタリー映画。決してお涙頂戴ではない、アヴァンギャルドな映画です。
人は忘れる生き物である。そしてまた、人は忘れない生き物でもある。1995年1月 阪神淡路大震災。神戸市兵庫区は甚大な被害を受けた地区の一つだ。あれから20年、いまだ震災前の人口は戻らず、高齢化はさらに進んだ。「一面の焼け野原、震災は戦災と同じやった」そう語る人もいる。彼らは過去を生きているのではない。今ここを生きている。嘆くのでも恨むのでもない。ささやかなハレとケ。淡々と自らの命を紡ぐ日々。かれらの経験から学ぶことは今しか出来ない。いや、もう十分に遅すぎる。“大きな出来事”を体験した“小さな人たち”は、上から大声で叫ぶのではない。私たちと同じ目の高さから自分にも言い聞かせるように、小さな声で語りかける。一つ一つは何処にでもある取るに足らない出来事かもしれない。しかし、かけがえのない“小さな言葉”は“遠くまで”届く。死者に、未来に届く。そして、静かに強く長く残る。阪神淡路大震災10年目を契機に始まった兵庫モダンシニアファッションショー。12月の本番まで8ヶ月間に亘り、ショーに関わる人々の姿を追った。歳月とは?忘れるとは?変わるとは?日常とは?ハレの日とは?装うとは?そして人が人と生きるとは?正しい答なんて何処にもないのかもしれない。それでも人々は生きる。淡々と、限られた生を、死者たちに与えられた生を。
台湾から沖縄・西表島に渡って80余年。1人の女性の人生から浮かび上がる、家族の記憶と忘れ去られた炭鉱の知られざる歴史とは…。台湾の異才・黄インイク監督、『海の彼方』に続く長編ドキュメンタリー映画、第二弾!琉球弧の南端に位置する、熱帯林に囲まれた西表島。希少な動植物が生息し、近年は世界自然遺産登録で盛り上がる“秘境の島”には、人知れず眠る巨大な炭鉱があった。明治19年から第二次大戦後の一時期までの60年余り、島の西部に存在する炭層での採炭が行われていた。その労働環境の過酷さから悪名が高かった西表炭鉱だが、廃坑となって久しい現在、忘れられた記憶となりつつある。カメラは、西表島に住む1人の女性が迎えた人生の“最期”に寄り添う。廃坑を無秩序に覆う緑、そこを住処とするイノシシの群れ、そして廃坑を見つめる90歳の女性・橋間良子。10歳で父に台湾から連れられ、人生のほとんどをこの島で過ごした彼女は、たった1人で誰もいない家を守る。眠れない夜には、忘れたくても捨てられない記憶たち――島を出て音信不通となった子ども、炭鉱の暗い過去、父への問いかけ――が彼女を襲う。希望、怒り、不安、そして後悔――彼女が人生最期に放つ静かな輝きが、この一作に凝縮される。
フォロワー数467,493人の超人気インフルエンサー・ケリーはチアリーダー姿のまま拉致され、意識を取り戻した時には見知らぬ地下室に監禁されていた。やがて彼女の前に異様なマスクを被った男が現われ、SNSで配信を行い「1時間以内に1000いいね!」を獲得するように命じる。できなければ、待つのは死。強要を拒否すると、男は拉致した別の女性を連れてきて危害を加えるという。なんとか課題をクリアしたケリーに、男の要求はエスカレート。6時間以内に5万いいね!を獲得するように命じ、ケリーの肉体と精神状態は限界に近づいていた。そして、男が彼女を拉致監禁した真の目的が次第に明らかになっていく…。
カンサン団地11棟201号に住むヨソンは、夜遅い塾帰りにひとりでバスで帰宅することに。ところがヨソンはそのまま行方不明となり翌日バラバラ死体で発見される。母ギョンヒは心に深い傷を負い、娘の幻覚を見るようになっていた。犯人が捕まらないまま10日おきに連続殺人事件が起きるという状況に。団地の人々の精神状態が限界に近づくなか、102号室の男が死体の入っていたカバンと同じものを購入していたことがわかり住民たちは疑念を抱いていく。
1950年8月、朝鮮戦争において劣勢の韓国軍。北朝鮮の猛攻により首都ソウルも陥落という状況の中、最後の砦である洛東江を死守すべく全兵力を同地に集中させようとしていた。戦闘経験がほぼない71人の学徒兵たちは、韓国軍司令部が置かれた中学校の守備を任されるが、指揮官に任命された青年ジャンボムは問題児のガプチョらに手を焼いていた。そんな中、南進する北朝鮮軍がこの学徒兵だけが残された手薄な守備隊へと迫っていた…。
大学生の男女グループ内でも憧れのカップルだったピャオピャオとスー・リャン。ところが、皆で山へ遊びに行ったときにピャオピャオは足を滑らせ崖から転落、命を落としてしまう。“こっくりさん”でピャオピャオを呼び出した一同だったが、それ以来、超常現象に次々と巻き込まれ始め赤い服を着た女の存在を感じ始める。様々な思惑、嘘、死者の魂が交錯するパニックホラー!
子どもの頃から女性になることを夢見ていた未悠。家族へのカミングアウトは高校のとき、大学に入って女装も始めた。大学三回生の春休み、念願の性別適合手術を受けることになった。女性として社会に出るために。映画は半年間に亘り未悠に寄り添った。家族との真摯な話し合い、友人たちとの本音爆笑トーク、教員たちの学内意識改革、臨場心理士の思い、医師の覚悟、LGBT関係者のパートナーズ婚のすすめ…。そこから浮かび上がるのは、摩訶不思議で愛おしい人間の姿あった。
松尾俊二は、1950年に神戸で生まれた。俊二の運命を決めたのは17歳のとき。女性雑誌に掲載された「ニューヨークで活躍するヘアデザイナー須賀勇介」の記事だった。俊二は世界的ヘアデザイナーを目指しニューヨークに渡り、須賀の弟子となる。10年後に独立し、高級サロンZIBAを展開。ヴォーグやエルなどで、有名ファッションモデル、ハリウッド女優と仕事を重ねた。ニューヨークではゲイを公表し、アメリカ人パートナーと20年過ごす。90年代に入りアジアの時代を予見、ニューヨークを離れる。インドネシアでの苦境を経験後、シンガポールを拠点にアジアに店舗を展開。2008年には、シンガポール政府から日本人起業家として初となるSpirit of Enterpriseを受賞した。2014年、肝臓ガンを発症。診察のため一時帰国した俊二の目に映ったのは、日本の高齢者の色の無い服装と元気の無さだった。その時突然、俊二にインスピレーションが生まれた。高齢者を元気にしたい!Makeover Magicという高齢者のためのファッションショーを発案、シンガポール・東京・神戸…と、世界トップレベルのショーを開催していった。2018年、肝臓がんが膵臓に転移。神戸の実家で最後の日々を迎えることになった。俊二は死に直面しても生きる意味を忘れなかった。死ぬ前にやり遂げること…、神戸でのMakeover Magicの開催、次世代のヘアデザイナーのための本の執筆、そしてドキュメンタリー映画の製作。俊二は死の40日前、田中幸夫監督を自宅に招いた。
親友のターニャとダニエラは退屈な結婚式でお互いの旦那であるベニーとロドリゴを交換する。家に帰るまでお互いの旦那を入れ替えたまま車に乗り込むが、前を走っていたダニエラとベニーが交通事故で死んでしまう。そして、残された2人は奇妙な関係を築き始める。
映画制作者を夢見て、魔法のような愛と美しい未来を夢見ているアレックス。しかし、現実は人々から注目を浴びることができず、部屋でゲームばかりして親の家に居候している。ある日、彼の親友ヘンリーの結婚式で昔の友人ジェニーと出会い、アレックスとジェニーは昔の思い出に浸る。しかしアレックスはジェニーの気持ちに気づかず、ステファニーを気に入っている。お互いの本心を表現できずセックスだけしながら過ごしていたところ、ジェニーが妊娠し…
年老いたジョイスは突然、唯一の家族だった夫を失う。夫はジョイスが知らないうちに多額の借金を抱えており、銀行口座の預金も使い果たしていた。途方に暮れたジョイスは、B&Bとして自宅の一室を貸すことで収入を得ようと考える。最初の宿泊客の一人であるサラとはすぐに強い絆で結ばれ、母娘のような関係性を築く。サラが去った後、謎めいた青年・ボブがジョイスの部屋に長期滞在することとなる。すっかりボブに心を奪われたジョイスは、彼の世話を焼き続け、やがては恋愛妄想に取り憑かれるようになる。幸せなボブとの日々は、サラが再びジョイスの家を訪れたことで崩壊する。
創作に行き詰まる、芸術家志望の男ヘルマン。彼は実家からも追い出されようとしており、自暴自棄になっている。そんな時、芸術家として成功した叔父のフェリックスより、所有するアパートの一室を貸すという申し出を受ける。入居早々、ヘルマンは部屋の壁に空いた穴の向こう側から語りかける女の声を聞く。女の声はヘルマンに創作のインスピレーションを与え、彼を芸術家としての成功に導く。ヘルマンの人生がうまく転がりだした矢先、壁の穴は徐々に態度を変貌させてゆく。
怪奇現象が頻発するショッピングモールの上層階にある映画館。そのショッピングモールの開発者は危篤状態にあり、悪霊に取り憑かれているという噂がたっていた。ショッピングモールが建つ土地には、悪霊を鎮めるために生贄の八つの棺が埋められており、これらを掘り起こしたことで悪霊が解き放たれたというのだ。父の命を救うため、開発者の娘は真夜中の映画館に映画の宣伝と称し7人の友人を招待するが…。
中川かなたは14歳の中学生。両親の離婚により、転校した学校にも馴染めず日々を過ごしている。夏休みに入り、かなたはやることもなく母・奈保のスナックを手伝う毎日。そんなある日、母から「夏休みの思い出作りに、おばあちゃんち行ってくれば?」と提案される。気乗りしないまま祖母・吉乃の家を訪れたかなただったが、そこで待っていたのは離れ離れになった妹の有田すみれだった。久しぶりの再会に無邪気に喜ぶすみれとは対照的に、素直になれないかなた。どこかすれ違う姉妹だったが、妹の願いから今の季節には現れないはずの蛍を探しに行くことになる。田を駆け、川を渡り、森を抜けた先に現れた奇跡とは。夏休みの終わりに、煌めく思い出と消えることのない絆を取り戻す。富山を舞台に現代の新しい家族の在り方を今一度考えるきっかけになるハートフルな冒険譚。
写真を撮るために会社を辞めたカールは、被写体を探すことを悩んだ末、隣の女性が窓際で裸でいるのを見つけり、写真を撮る。一度で満足できずに撮り続けたカールは女性に見つかり、ついにその女性は写真を送ってほしいというメモをカールの家に残す・・・。
第三次世界大戦以降、人類は絶滅の危機に瀕する。深刻な食糧難で盗みと殺人を躊躇なく犯し、ついに人肉を食べる人食い人種まで生まれる。そのような状況下、ある青年は盗みと殺人から逃れ、森の中で一人静かに暮らそうとしていたが・・・。
もうすぐ結婚して40年になる三郎(下元史朗)と美智子(烏丸せつこ)。ある日、文学講座に行くと出かけた美智子が、なぜか遠い京都で交通事故に遭い昏睡状態に。途方に暮れるなか、美智子の趣味だったカメラを現像してみると、見知らぬ男の姿が写っていて...。
香港で働く敏腕証券アナリストのウェイは、株価大暴落のあおりを受けて失業し付き合っていた彼女にも見放されてしまう。何もかも失い絶望のさなかにいるウェイは、家の近くで赤ん坊が捨てられているのを発見する。「金持ちに拾われて」というメモとともに捨てられていた赤ん坊を一度は置き去りにして家に帰るものの、大雨が降りだしウェイは慌てて赤ん坊の元へ走るのだった――。
アメリカ軍の防衛基地を撃破した中国人民志願軍第9兵団第7中隊に、司令部は長津湖の水門橋を破壊し敵軍の退路を絶つよう指令を出す。極寒のなか、アメリカ軍の上空からの攻撃を回避し、少しずつ目標に近づく兵士たちだったが、心身共に大きなダメージが蓄積し、その限界は近づいていた…。しかし、鋼のような意志の強さを持つ第7中隊は苦境を耐え抜き、水門橋に接近することに成功する。要塞のごとく立ちはだかる水門橋からの敵の攻撃を受け窮地に陥る第7中隊。果たして彼らは目的を達成し、再び祖国の地を踏むことができるのか!?
「パラダイスとエンド」離婚することが受け入れ難い男のところに女子高生がやってきて誘拐してくれと頼まれてしまう。「正義の人たち」好意を寄せている同僚女性の腕の包帯を見て、その彼氏のDVが原因だと思った男は冷徹非情な姉と共に、カップルが同棲している家に乗り込む。「シガレット」同級生ジョウの葬式に集まった五人の帰り道。ジョウの彼女だったり、彼女に好意を寄せる親友だったり、それぞれの想いが交錯する。「からまる蛇」ある若い夫婦に二十万円の請求書が届く。それは旦那が落とした百万円を拾った人物からのお礼の請求書だった。旦那は無視を決め込むが・・・。
グルメ雑誌「月刊食べるん」編集部の創刊号完成打ち上げの席で、ホルモンは「牛」か「豚」か、論争が巻き起こり、険悪なムードに。新人記者、美濃遥海(みのうはるみ)は、編集長の一声で、その発祥を調べることになった。遥海は、大好きな豚ホルモンの記事を書ける、と意気込むも、季節はずれの落雷に見舞われた。気が付くと、そこは見慣れぬ町並みの随分とレトロなラーメン屋。お金もスマホも使えず、遥海は困惑していた。そこへ助けの手を差し伸べた親子があった。北海道から高崎へ流れてきた井野光男と妻の咲子、娘の華の3人だった。やがて、遥海はここが昭和30年代の高崎と知ることとなるー。
非西欧圏で初めてノーベル文学賞を受賞したラビンドラナート・タゴール。イギリス植民地時代のインドを生きたこの大詩人は、詩だけでなく歌も作っており、その数は二千曲以上にものぼります。「タゴール・ソング」と総称されるその歌々はベンガルの自然、祈り、愛、喜び、悲しみなどを主題とし、ベンガル人の生活を彩りました。そしてタゴール・ソングは100年以上の時を超えた今もなお、ベンガルの人々に深く愛されています。なぜベンガル人はタゴールの歌にこれほど心を惹かれるのでしょうか。歌が生きるインド、バングラデシュの地を旅しながらその魅力を掘り起こすドキュメンタリー。
2020年3月。山梨県で代行運転の仕事が遂になくなってしまった。コロナ禍で働き口がない中で、注目されてきたの自転車配達員の仕事。いつでも気軽に始められる自転車配達員に飛びついた青柳監督は、家族が止めるのも聞かずに新型コロナウイルス感染者数が増えていた東京に向かう。緊急事態宣言下に入っていた東京で、青柳監督は自転車配達員として働きながら、自らと東京の今を撮影し始めた。働くということとは?“あたらしい日常”を生きることとは?あらわになった“焼け野原の東京”を自転車配達員の視点で疾走する路上労働ドキュメンタリーが爆誕!
大阪市西成区、ここに3年前佐々木敏明さんは、暮らし応援室を立ち上げた。いわゆるホームレスやニートの人たちの暮らし全般の相談に乗っている。単に就労を支援するだけではなく、日々の宿、生活スタイル、健康まで丸ごとの取り組みが必要だ、と考えてきた佐々木さんは、ひと月ほど前から下宿屋を始めた。簡易宿泊施設であるドヤからの脱出を図る試みだ。今日は、ドヤから下宿屋に引っ越すIさんの引越し当日。二人は、身の回りの僅かな荷物を自転車で運ぶ。1996年に発行された少女コミック雑誌に描かれたニシナリのイメージ。そこには「気の弱い人は近づかない方が無難なトコロ」と記述されていた。そしてかつて釜ヶ崎の町と騒動を記録し続けた写真家井上青龍さんの眼差し。西成は、男の町・釜ヶ崎をはさんで南に女の町・飛田遊郭、西には部落・在日・沖縄出身者が多く暮らす地区がひろがり、今に続く様々な社会問題が集積し、露出している。さまざまな人が暮らす町、その奥行きに深さと広がり。こたえはひとつ 排除しないこと。これがやさしくて…むずかしい。「ニシナリだからできること、ニシナリだからできないこと、そんなことがあるのでしょうか、ないのでしょうか、問われているのは、ニシナリではなく、私たち自身なのかもしれない」と映像は語りかけていく。
2021年、自殺者の報道は小・中学生にまでおよび、仕事を失った後もセーフティーネットに辿り着けなかったり、世間体を気にして生活保護を拒否する人、餓死する人が見つかるなど、テレビや新聞では暗いニュースが溢れています。今や子どもまで世間や周りの人々に合わせすぎて生きづらくなっているそんな時代。世間から見ればただのホームレス。アルミ缶集めや清掃の仕事に行き、必要なものは自分で作り、余計なものは持たず2001年より河川敷に住む場所を作り、そして様々なな人が集まる、一貫したきれいな、こじらせない生き方を続けている。さどヤン。撮影期間3年、その中では台風による高潮で何もかも流されるなど予測のつかないアクシデント等が映し出される。しかし主人公のさどヤンは何事もなかったかのように小屋を作り始める・・・。混迷の時代に活きるヒントを与えてくれる普遍性があり、そして人生に正解を求める人にぜひ観て欲しい映画の誕生です。
廃病院で都市伝説のエレベーター・ゲームをした親友ジーナが失踪を遂げて以来、女子大生のチャンは閉所恐怖症でエレベーターに乗れず、悪夢にうなされる日々を送っていた。事件から1年、ジーナと密かに関係を持っていたチャンの義父は、ジーナを助け出すためにひとり廃病院を訪れていた。危険な状況にある義父を助けるためにチャンは廃病院のエレベーターへと駆けつけるが、そのエレベーターは恐ろしい闇の世界への扉だった――。
ベトナムのジュース屋台には必ずといっていいほど貼られているサトウキビ・ジュースを持つ女のポスター。その裏にはある不運な女優の存在があった。サトウキビ・ジュースの女、悪魔と取引したマジシャン、死んだ少女の遺骨を探す霊能者――。この世に浮遊する迷える霊魂たちの恐ろしい都市伝説が今、交錯する3つのストーリーで明らかになる――。
第二次世界大戦後、富裕層の家庭で生まれたある若い女性が戦争で傷を追った兵士と恋に落ちる。偏見から逃げ、ゼロから2人の生活をスタートさせる。
離婚したばかりのクロエを励ますため、友人のサムは巨大なテディベアのベアリーをプレゼントする。ベアリーという最高の友人を得たクロエは新たなパートナー探しに精を出すが、彼女の知人や親しい人々が次々に犠牲となる連続殺人事件が発生、警察はクロエを容疑者として捜査を始める。果たして犯人はクロエなのか、あるいは彼女のストーカーなのか?はたまたベアリーなのか……?
2009年、過疎化がすすむ町・猿投(さなげ)に突如として現れた3人の戦国武将。彼らは400年前、分の城を完成できずに無念の死を遂げた侍の霊だった。殿様の「築城せよ!」という号令の下、町おこしを願う住民達を巻き込んで、壮大かつ無謀なプロジェクトが立ち上がる。素材は段ボール!残された時間はたったの3日。意味不明の号令と傍若無人な振る舞いに、住民たちの間で不協和音が流れる中、ひたむきに築城に打ち込む殿様の姿に、大学生・ナツキを中心にして、いつしか住民たちの心も一つにまとまっていく。しかし、もともと築城現場に工場を建てようとしていた町長一派は、段ボール城を撤去しようと、秘策を練っていた。そして完成まであと一歩と迫った夜、宴会で盛り上がる段ボール城を、町長が組織した一団が静かに包囲する。果たして、城は無事完成するのか。それとも、ひとたまりもなく壊れてしまうのか!!
お屋敷の未亡人綾子と義父の介護のためやってきた介護士の小山。綾子の妖艶な美しさに惹かれ恋心を抱く小山だが、一方の綾子は亡き夫のことが忘れられず・・・そんなとき小山は亡き夫の秘密を知ってしまい、ある計画を企てるのだった。エロドラマ界の巨匠、ながえ隆美監督のオリジナル脚本による本格ドラマ。未亡人綾子役には数々の熟女女優賞を獲得してきた加藤あやの。介護士小山役には、エロメンとして一世を風靡した向理来。
夜間外出禁止令の発令中、パトロールをしていた警察官アリアガダは、不気味な古い屋敷で音がするという緊急通報を受ける。車を走らせ調査のために中に入ると、そこには血まみれの女、光る目と黒く長い爪を持つ影のような人物など、想像もしない恐ろしい者たちが彼を待ち受けていた。脱出方法を探す彼は、自分を地獄に引きずり込もうとする邪悪な力との戦いに挑む中で、自身の闇とも対峙する。
大学生イットの前にアンナというセクシーな女の子が現れるが、彼女は人の感情を学習していくAI搭載のセックス・ドールだった!スターAV男優だったイットの亡き父は生前借金を抱えており、返済のために友人とドールを開発していたのだった。うっかりアンナを起動してしまったイットはドールの“所有者”となり、借金返済のためにアンナを“試用”しなくてはならない状況に。一方、アンナは感情を学習し“愛”を知り始め――。
元人身売買の売人が人里離れた村で、殺害されたファウストの遺体を見つける。警察は、売人の男に容疑をかけるが...
サビーンは20年前失踪した友人の真相を追っている。そんな中、高校の同級生、オラフと出会い関係を持つことに。この彼との出会いが彼女の人生をめちゃくちゃにしてしまう…。
時は1832年。22歳のラファエルのギャンブル癖は自殺する一歩手前まで追い込んでいた。セーヌ川に投身する直前に店主から奇妙な“悲しみの皮”という品を進められる。それは、願った事はなんでも叶える事と引き換えに、人生が短縮していくというものだった。
大手おもちゃ会社に勤務するボヒは、娘はシッターに任せきり、夫とはセックスレスの関係が続いていた。ついに夫が家出をすると、仕事で重大なミスをして解雇されてしまう。そんな時セックスショップのオーナー、ナニと出会い、“おとなのおもちゃ”でオルガズムを初体験すると、持ち前のマーケティング能力を発揮して、ナニとセックスショップを立て直し大繁盛させる。一方、家に戻った夫には新しい仕事のことを話せずにいた…。
引っ越しを控えた若い夫婦ハンギョルとコウン。ウキウキするのも束の間、保証金詐欺に遭ったことを知る。行く場所もなく孤独感を増していたハンギョルはコウンを連れて、ある家に向かう。
人気キャンピングユーチューバーのスヨンは人里離れた山の中で過ごす“ソロキャンプ”をリアルタイムで公開している。ある日、スヨンが見知らぬ輩たちから襲撃される…。しかし、やつらは知らなかった。すべては彼女が準備したことを。そして、最後のやつの息が途切れるまで終わらないということを…。
緑山国際大学に通う沢田一二三(澤田拓郎)は、同じゼミ生の女流棋士・賀川春(香川愛生)に憧れていた。しかし、春は将棋以外のことに興味がなく、仲のいい友人もいない様子で、彼は春に話し掛けるチャンスをつかめずにいた。ある日、昼休みにキャンパスで春が一人でいるのを見掛けた一二三は、目隠し将棋の勝負を申し込むが……。
国連管轄の特殊部隊「フラワーズ」のナンバー06こと冬月ハナは、ある任務の遂行のため江ノ島の公立高校に転入。任務対象であるクラスメイトの七瀬俊一に接近を図るが、時を同じくして、ある中年男性が俊一を訪ねてやってくる。さらにその中年男性を追うように、今度は在日米軍や、ひとりの少女が現れ……。
幼い頃、何者かに両親を惨殺されたアンジーは、父親の親友が属する秘密組織で凄腕“暗殺者”として育て上げられた。ある日、課せられた任務を遂行する現場で、かつて生き別れた妹の面影を纏う娼婦ニーナと出会う。しかし、彼女を救うためにターゲットの男を死に至らせたアンジーの任務は失敗と判断され、組織から命を狙われる事態に。ニーナが持ち去った機密データに隠された秘密とは?アンジーの前に巨大な陰謀が立ちはだかる!!
シングルファザーのソクジンは、過去に音楽の夢を諦めてはいたが、生活苦からついに大切にしていたサックスを売ろうと決意する。一方、ソクジンの永遠の第一号ファンである息子ハヌルは「パパのサックスを吹く姿が一番かっこいい」とサックスを習い始める。息子の言葉に背中を押され、ソクジンは仲間とともに自分たちが”主人公”となる舞台を作り上げていく。
誰しも別人になりたいと夢をみるもの…しかし、美容師のクレアは強迫観念から悪夢の世界へと足を踏み入れてしまうのだった。ターゲットとなる客が美容院の椅子に座ったとき、クレアはその客を羨望のまなざしで観察するだけには留まらず、ある“記念品”を手に入れるのだった。ある日、常連客のオリビアに結婚式のヘアセットを依頼されたことで、彼女は混乱の渦へと落ちていく――。
ダンスに夢中な紫藤結月は高校2年生。ある日、結月の通う学校のダンス部で1年生と3年生が対立。結月も巻き込まれ一大事に。一触即発の危機…悩む結月の前に現れたのは…ブルブルくん!?魔法のノートとブルブルくんの力を借りて、多くの人を幸せにしながら結月は自分の夢に近づいていく!
30年余りつまらない人生を生きてきたコンピョン。ある日、幼い頃に通っていた故郷の<真薬師>を訪れ、館長が伝説のタイガーマスクだったことを知る。その後しばらくして、彼が逝去したというニュースを見る。再び<真薬師>を訪れたコンピョンは、館長の遺言を聞き、彼が残した手紙とタイガーマスクを手にする。<真薬師>を守って欲しいという遺言により、コンピョンは新たなタイガーマスクになることを決意する。
かつてビリヤードのプロを目指していたソンフンは、ビリヤード賭博で左手を負傷し、プロになる夢をあきらめコンビニでアルバイトをしながら暮らしていた。そんなある日、弟子であり友人でもあるインチョルが現れ、賭けビリヤードで金を稼ごうと提案をする。30分以上キューを握っていると左手が震えてしまうためビリヤードをやめたソンフンだが、インチョルの提案を受け入れビリヤード場に足を踏み入れる。毎日連勝をするソンフンとインチョルの二人は、ハウスの総支配人であるキム室長の目にとまり選手としてプレーをし始める。堂々とセクシーにビリヤードをするソンフンの魅力に惚れ込んだキム室長は彼を誘惑して自分のものにしようとするのだが、ソンフンの心の中には一緒にプロ選手を目指していたソギョンという女性でいっぱいだった。キム室長はソンフンが自分に興味が無いと感じ、ソンフンを破滅させることを決心する。
コロナ禍で初めての緊急事態宣言が発出された東京。誰もが先の見えない檻に覆われ、街からは人の姿が消えてしまった。人々の生活や関係も変わり、最も密な「濃厚接触」を描く仕事であるアダルトビデオ業界のスタッフやキャストたちもステイホームを余儀なくされた。そんな中、『劇場版 テレクラキャノンボール2013』で大きな注目を集めたAV監督、カンパニー松尾は思った。玄人、素人問わず、「濃厚接触」を生活のベースにしている人たちは今、何を思い、どう生きているのか…。そして、こんな状況だからこそ、描ける世界があるのではないか、と。そんな思いを形にするべく「完全非接触&フルリモート」の『おうちでキャノンボール』を発案。新たなメンバーとして知力と筋力に優れたAV男優兼監督の黒田悠斗を迎え、無尽蔵に広がるインターネットの荒野を舞台にしたレースを始める。本作は2022年に全国の劇場で限定公開され連日満員の大盛況となった本編を、配信開始に合わせてカンパニー松尾監督自らが再編集、新たなメッセージや、登場人物たちのバックグラウンドをさらに掘り下げるシーンを追加し、よりドラマティックに、より面白くなったディレクターズカット版である。
清廉潔白な小学校臨時教員・桐谷仁(稲葉友)。正規教員の道も開かれ順調な彼の人生は、帰宅中のある夜、覆面の暴漢に襲われて身も心も凌辱され、深い闇へと突き落とされる。3ヶ月後、激しいトラウマを抱えながらも、結婚生活と仕事のため必死で “変わらぬ日常” を送る仁の前に、謎の青年KAI(遠藤健慎)が現れる。「覚えてる?俺のこと」――仁の心の傷を容赦なくえぐり、それをラップで表現するよう挑発するKAI。仁もまた、川崎の工業地帯で暮らす人々と触れ合いながら自らの再生をかけて立ち上がる。社会の片隅で生きる者たちの葛藤と戦い、その先にある“真実の愛”とは……もがき、苦しみ、俺たちは生きていくー。
東京、武蔵野州の地下、建設中の巨大水路。咆哮のような地響きと共に地下道が崩れ、異形の魔物が現れた。折りしも視察に訪れていた武蔵野州知事、護衛部隊一行は地下に閉じ込められてしまう。次々と現れる魔物に護衛部隊隊長のサトーは、強化服を駆使し魔物との戦闘を繰り広げるが、闇に閉ざされ逃げ場も無い。追い詰められた人々は、もはや理性さえも失い魔物に飲み込まれてゆく…。
月島春は、パートナー宗一朗の連れ子・蘭がカナダに留学し、言い知れぬ寂しさを抱えていた。そんな時、公園で記憶を失くした青年と出会う。過去に流産も経験している春は、その青年を神からの贈り物と信じ、今度こそ彼を自らの傍で育てたいと願う。一方、春の弟・毅は音楽活動を続けている。その妻・美香子は精神の不調を抱え、心療内科医である宗一朗の診察を受けながら、4歳の子を育て、毅の創作を献身的に支えていた。すれ違う優しさとわだかまる不安…。日々の暮らしが軋みはじめ、それぞれの秘めた思いが、神戸の街で交錯する。