現代への転生から、再び東岳国を訪れた曲小檀。だが墨連城の記憶を亡くしていた小檀は、連城に出会ったことも忘れ、自分の運命も知らない普通の女の子となっていた。これまでの小檀との思い出を持つ連城は、自分のことを覚えていない小檀に心苦しむ。こうして、小檀ともう一度愛し合えるよう、彼女の記憶を呼び起こすべく、連城の奮闘が始まった…!
シア・シャオニン(夏小寧)は、人前では顔を晒さない覆面声優として活躍している、配音(ペイイン) 界の大スター・モー・ブーユー (墨不語)の大ファン!ある日、推し活=モー・ブーユーのファンミーティングに向かっていたシャオニンは、靴紐を結ぼうとして自分のバッグを停まっている車のボンネットに置いたところ、その車が走り出してしまって大慌て。車のナンバーを突き止めようと必死で車の後ろ姿をスマホで撮影しながら追いかける。ようやく停まった車の中から出て来たドライバー、グ―・チェンユー(顧辰羽)は、写真を撮られたことにひどく腹を立て、トラブルになってしまう。シャオニンはパイナップルFM社で夢だった声優の仕事の面接を受けるも、声優にふさわしい経歴もないため受からない。しかし、社長のアシスタントとして採用される。初日に出社してみると、なんとその社長とは、グー・チェンユーだった…!クビにされそうになったシャオニンだったが「声優になる」という夢を叶えるために持ち前のタフさとガッツで仕事の成果を出していく。そんなシャオニンに次第にチェンユーは惹かれはじめ…
墨連城(ぼく・れんじょう)と曲小檀(きょく・しょうたん)はめでたく結婚し、東岳国(とうがくこく)の皇帝と皇后として、平穏で幸福な生活を送ろうとしていた。しかし、連城は政務が忙しく、母親になったばかりの小檀は1人で子育てに苦労し、2人の間には溝が生まれてしまう。また、古代社会の女性への様々な束縛は小檀には耐え難く、2人の溝は子育てと教育の問題から、女性差別の問題へと広がる。そんなある日、曲家の秘宝・鎮魂珠(ちんこんじゅ)が突然、光を放った。子供を守るために連城と小檀は光に包まれてしまう。そして、目覚めると小檀は宮中におり、亡くなったはずの曲江臨(きょく・こうりん)が側に仕え、お世話係だった鏡心(きょうしん)が侍衛になっていた。再び新たな世界に来てしまった小檀。そこは、皇帝も大臣も女性である、男女の地位が逆転した世界だった!これまでとは全く異なる東岳国に驚きながら、小檀は連城を探すが…。