モンチーは恵方巻きを作ることによって占いを行うのだが、そのためには占う内容に見合った恵方巻きの具材が必要なのだという。そこへ、鍋池が凍ったという知らせが舞い込む。加えて一龍から、鍋池の主・マダムフィッシュを四天王全員で捕獲するよう、緊急指令が下された!
何とか王酢を手に入れたトリコと小松だが、具材集めはまだまだ終わらない。次なる食材は、世界一臭い食材・ドドリアンボム! その臭さは兵器として使用された記録もあるほど。しかし、その味は絶品で、恵方巻きの具材として申し分ない。
全ての食材を揃え終わったトリコたち。さっそくモンチーのもとへ向かい、恵方巻きを作ってもらうことに。モンチーの調理は、まな板のリングで食材とプロレスをしながら作っていくという、一風変わったものだった。その異様な光景にはトリコらも戸惑うばかり。
恵方巻きを食べながら町を越え、草原を越え、砂漠を越え…。そしてついにロストフォレストへと辿り着いたトリコと小松。一度迷い込んだら二度と出られないこの森も、恵方巻きがある限り恐れる必要はない。目指す修行食材は、シャボン玉のような果実・シャボンフルーツだ!
恵方巻きの導きに従って進む中、やがて二人は伝説の料亭・雲隠れ割烹へと辿り着き、不思議な老人に出会う。この老人こそ美食人間国宝の一人、食林寺の師範・珍鎮々だった。トリコの求めるシャボンフルーツは、食林寺の寺宝なのだ。
食林寺とは、食の礼儀と感謝の作法・食義を学ぶ場であり、シャボンフルーツを手に入れるには、食義を極める必要がある。そのためにトリコと小松は、師範代であるシュウから修行を受けることになるのだった。
シュウに完敗を喫してしまい、改めて食義の威力を思い知ったトリコと小松。シャボンフルーツを手に入れるため、更なる高みを目指すため、二人の修行がいま始まる!…といっても、食義の修行は恐ろしく地味なものであった。
庭池に浮かぶシャボンフルーツを手に取って初めて偽物であることに気が付いたトリコ。実は練習用の偽シャボンフルーツだったのだ。食林寺の裏山に伸びる、泡で出来た道・バブルウェイ。そこに本物のシャボンフルーツはあるというが…。
地獄絵図と化した食林寺。天才料理人にして元・食林寺師範代の千代が、美食會の刺客として暴虐の限りを尽くしているのだ! 小松は千代婆の隣に知った顔を発見する。それは、行方不明になっていた小松の修業時代の仲間・大竹だった…。
崩壊していく食林寺、傷付いた人々、戦い倒れる師範代たち。もう何もかも終わりなのか。どうしようもないのか。小松の悲鳴が虚しく響く中、ついにトリコが到着した! 現れたトリコは、先刻まで生死の境をさまよっていたとは思えないほど、全身に力がみなぎっていた。
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