2011年3月11日。東日本大震災による大津波は、東北沿岸部に壊滅的な被害をもたらした。多くの命が失われ、人々は深い悲しみの中にあった。そんな中、「被災地で花火を打ち上げたい」と考えた男がいた。震災からわずか5か月後の2011年8月11日、岩手・宮城・福島の沿岸10市町村で同時に花火を打ち上げる――。それは前例のない挑戦だった。「今それどころじゃない」「不謹慎だ」被災地からの反対の声、資金集めの困難、行政や地域との調整。数々の壁に直面しながらも、プロジェクトに関わる人々は花火を打ち上げる意味を問い続ける。喪失と悲しみの中で、人は何を支えに前を向くのか。震災から5か月後の東北を舞台に、鎮魂と復興への願いを込めた花火大会「LIGHT UP NIPPON」の実現までの道のりを追う。
あの日から15年。東日本大震災の記憶は、いまどれだけ受け継がれているだろうか。震災からわずか5か月後の2011年8月11日、津波による壊滅的な被害にあった東北沿岸10市町村で同時に打ち上げられた鎮魂と復興の花火大会「LIGHT UP NIPPON」。本作は、その実現までの道のりを追ったドキュメンタリーである。大災害による喪失と悲しみの中で、それでも花火を打ち上げることで希望の光を見つけようとした人々の記録である。