顧平安(こへいあん)は、事故で亡くなった父・顧清風(こせいふう)の蜜書に、詩と銭塘の酒楼「銅雀閣」の地契が隠されているのを発見する。一方その頃、銭塘では宋詩蕊(そうしずい)が毎月の独身税に頭を抱えていた。ある日、勘違いから出会った二人は、互いの利益のために紳士協定を結び、表向き夫婦として式を挙げることに。だがその様子を、宋詩蕊に横恋慕していた西門大官人(せいもんだいかんじん)が目撃して激怒する。顧平安の素性を探るよう、密かに配下に調査を命じるのだった。
宋詩蕊(そうしずい)と顧平安(こへいあん)は、西門大官人(せいもんだいかんじん)が差し向けたごろつきに絡まれるが、男勝りの少女・呲花(しか)に助けられる。だが銅雀閣はごろつきに占拠され、地契を奪われ破られそうに。駆けつけた宋詩蕊の機転で危機を脱するも、報復に彼女の包子屋が破壊される。今回の件をきっかけに、二人は銅雀閣の共同経営を決意。一方、西門大官人の腹心・幺鶏(ようけい)は顧平安が開封出身であることを突き止め、西門大官人はすぐに開封に密書を送り警戒を強める。
銅雀閣が開店してにぎわいを見せたことで、銭塘最大の酒楼・彩蝶軒は銅雀閣を最大の競争相手とみなす。繁盛する一方で、銅雀閣は人手不足から料理の提供が遅れ、客の不満が高まっていた。そんな中、呲花(しか)が給仕として加わり、さらに二番手の料理人に辣味料理が得意な大柄の男・寧滄海(ねいそうかい)を迎える。ところが西門大官人(せいもんだいかんじん)は呲花の算数の不得手を突いて罠を仕掛け、199文の損失を与える。顧平安(こへいあん)は銅雀閣の会計係を探す中、街で数字の天才と出会う。
顧平安(こへいあん)と宋詩蕊(そうしずい)は、街で算術に長けた孤児・柳小刀(りゅうしょうとう)と出会い、帳簿係として迎える。ついに銅雀閣のメンバーが揃った矢先、彩蝶軒が破格のキャンペーンを打ち出し、客足は一気に奪われてしまう。新しい対策に動く中、西門大官人(せいもんだいかんじん)の魔の手は仲間たちに向けられる。柳小刀の経歴に目をつけた西門大官人は、彼を罠にかけ、多額の借金へと追い込む。
柳小刀(りゅうしょうとう)は西門大官人(せいもんだいかんじん)に非情な取引を持ち掛けられ、仲間と流民所の子どもたちの狭間で苦渋の決断を迫られる。一方、銅雀閣では、宋詩蕊(そうしずい)と顧平安(こへいあん)の距離が縮まっていた。だがその後、看板料理の宋嫂魚羹が彩蝶軒で模倣され、価格も大幅に下げられていたことを知る。信頼していた仲間の裏切りか。
西門大官人(せいもんだいかんじん)との一騎打ち。顧平安(こへいあん)は怒りを買いながらも、相手の嫉妬心を引き出す。一方、顧平安は厨房で泣いている宋詩蕊(そうしずい)に寄り添い、二人の心の距離はさらに縮まっていく。その後、彩蝶軒にて宋嫂魚羹の味比べが行われると、銅雀閣の本物の味が際立ち、高評価を得る。だが、西門大官人はすぐさま新しい陰謀に打って出る。今度は砂糖の供給を押さえ、銅雀閣を追い詰めようとするのだった。絶体絶命の状況で立ち上がったのは、辛口料理の達人・寧滄海(ねいそうかい)だった。
寧滄海(ねいそうかい)が一時的に厨房の指揮をとり、銅雀閣では次々と辛味料理を打ち出した。一方、顧平安(こへいあん)は菜譜の流失に賭博癖のある柳小刀(りゅうしょうとう)が関与していると疑い始める。そんな中、西門大官人(せいもんだいかんじん)は偽装結婚の噂を聞きつけ、銅雀閣へ踏み込む。その裏で柳小刀の裏切りが明らかとなり、仲間を裏切った柳小刀は自責の念にかられ、手紙と甜菜で砂糖を作る秘伝書を残して静かに銅雀閣を後にする。
甜菜による製糖法で危機を乗り越えた銅雀閣。顧平安(こへいあん)は、砂糖を独占した西門大官人(せいもんだいかんじん)に反撃を仕掛ける。ついに西門大官人の取引先も離反して甘味市場は逆転へ。だが背後ではさらなる陰謀が動き出していた。開封にいる顧平安の義母・西文妙(せいもんみょう)は西門大官人の実姉であり、顧家を狙っている真の黒幕。彼女は刺客を差し向け、ついに銅雀閣に冷酷な刃が迫る。
顧平安(こへいあん)は宋詩蕊(そうしずい)への贈り物を選んでいる最中、死をもって抵抗しようとする花魁・李飛燕(りひえん)を救い、身請けして銅雀閣に連れて帰る。贈り物を期待していた宋詩蕊は複雑な想いを抱くも、李飛燕を見捨てられず雇うことに。李飛燕は命の恩人の顧平安に想いを寄せ、宋詩蕊の胸中は穏やかではない。やがて彩蝶軒が劇団を呼んで客を奪うと、対抗策として李飛燕が舞を披露。美しい舞で観客を呼び戻すが、彼女の肩には謎の陰陽の烙印があり、顧平安は疑念を抱く。
怒った宋詩蕊(そうしずい)は、顧平安(こへいあん)を縛り上げ問い詰めるが、顧平安の不器用な愛の告白で二人は想いを確かめ合う。平穏な日々が戻る中、顧平安は李飛燕(りひえん)の肩にある刻印が陰陽門のものであることを知り、父の死の謎を追い、陰陽門の手がかりを求めて真相を探りに旅立つ。だがその隙を突き、西門大官人(せいもんだいかんじん)の差し金で銅雀閣は壊滅的な被害を受けてしまう。
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