支配と束縛に耐えかねた程瑜(ていゆう)は、わざと恋人・周靳(しゅうきん)を挑発し、危険な駆け引きを仕掛ける。バーで出会ったDJ・裴峥(はいしょう)に惹かれ、一夜の契約を交わすが、彼こそが周靳の実兄だった。嫉妬に燃える周靳、秘密を抱える裴峥、自由を求める程瑜——三人の関係は一夜にして絡み合い、愛と憎しみの境界が崩れていく。
愛人としての束縛から逃れようと、程瑜(ていゆう)は“浮気”を演じて周靳(しゅうきん)の怒りを買おうとするが、計算は外れ、彼の支配はさらに強まる。三年前、父の失敗をきっかけに始まった服従の日々。一方、兄・裴峥(はいしょう)は密かに別の目的で程瑜に近づき、彼女の真意を知るうちに心が揺らぎ始める。
逃げ場を失った程瑜(ていゆう)は、裴峥(はいしょう)の助けで危機をしのぐが、兄弟の間に新たな火種が生まれる。婚約式の夜、黒と赤、自由と束縛、尊厳と支配が交錯する中、程瑜はついに抵抗の意思を示す。裴峥の守るような言葉に、心の奥で凍っていた何かが少しずつ溶け出す。だが、周靳(しゅうきん)の執念は増すばかりだった。
周靳(しゅうきん)の妨害にあいながらも、程瑜(ていゆう)は屈せず新たな道を切り開こうとする。ブランド交流会で見せた冷静な反撃は、誰もが息をのむほどの鮮やかさだった。裴峥(はいしょう)も才覚に惹かれ、距離が少しずつ縮まっていく。夜の再会、偶然の逃避行、交わした視線。理性で抑えようとするほど、心は揺れていた。
程瑜(ていゆう)と裴峥(はいしょう)の距離は急速に縮まった。だが帰宅後、周靳(しゅうきん)は嫉妬と支配欲に駆られ、彼女を力ずくで責め立てる。危機一髪、転がり落ちたスノードームの誕生日の歌が彼を止めた。程瑜は冷静を装い祝福するが、心は遠く離れていた。酔いに任せて愛を語る周靳を残して彼女は逃げるように夜の街へ。震える指で裴峥に助けを求めると、眩いヘッドライトの向こうから現れたのは彼だった。
裴峥(はいしょう)の家で、程瑜(ていゆう)と彼は心の奥に隠してきた秘密を語り合う。互いの本音を知ってもなお、芽生えた感情は曖昧なまま。裴峥は彼女の安全を案じて引っ越しを勧める。一方、程瑜は冷静に計画を進めるため家へ戻り、周靳(しゅうきん)の前ではまるで良き恋人を演じてみせる。やがて巧妙な演技に、周靳の警戒もわずかに緩む。しかし同じ頃、婚約者の林纾(りんじょ)が動き出し、周靳との関係を取り戻そうとする。だが拒絶された彼女の胸には、危うい火がともり始めていた。
周靳(しゅうきん)の出張中、周凇(しゅうそう)は裏で資金援助を止め、弘業を追い詰める。一方、引っ越しを終えた程瑜(ていゆう)は、裴峥(はいしょう)の妹・陳絮(ちんじょ)と同居を始め、彼にお礼の食事を提案。穏やかな朝食のひと時に、二人の距離はさらに近づく。裴峥の助言で、程瑜は崩雲グループの入札参加を決意する。一方、林纾(りんじょ)は出張先で周靳を誘惑するも、冷酷に拒まれ、屈辱と嫉妬を募らせる。程瑜が新たな挑戦を宣言した瞬間、社内には嵐の予感が走り始めていた。
弘業の資金が突如停止され、不安なとき、程瑜(ていゆう)は冷静に解決策があると宣言して社員たちを安心させる。彼女が向かったのは母の旧友・陳文友(ちんぶんゆう)が管理する緑森荘園。厳しい要求にもひるまず誠実に応じた程瑜は、姿勢を認められ、業界重鎮が集う交流会へ招かれる。だが実は裴峥(はいしょう)が、裏で陳文友に資金提供を依頼していた張本人。そして会場を抜け出した二人は、夜の街へと走り出す。だが程瑜の脳裏に母の事故の記憶が蘇り、彼女の手は裴峥の手首を強く掴んでいた。
母の事故の記憶に囚われ動揺する程瑜(ていゆう)を前に、裴峥(はいしょう)は静かに車を止め、彼女の痛みに寄り添う。彼の励ましを受け、程瑜は再び風を切るスピードの中へ。彼女の姿に見惚れた裴峥は高鳴る鼓動とともに、ついに彼女と唇を重ねる。一方、出張から戻った周靳(しゅうきん)は、弘業への資金停止をめぐって父・周凇(しゅうそう)と衝突。鹿城プロジェクトの成功と程瑜の妨害を条件に、専務の座を約束される。
食事の席で、程瑜(ていゆう)は裴峥(はいしょう)への淡い好意をさりげなく示すが、誇り高く素直になれず、感謝の言葉に留める。裴峥は見抜きつつ黙認。二人は甘くときめく時間を過ごす。一方、弘業の食品生産ラインが万川により停止され、程瑜は密かに盛苑へ向かい資料を調査。周靳(しゅうきん)に見つかりそうになるが機転で切り抜け、二人の関係を完全に終わらせると宣言する。怒りを想定していた周靳は意外にも冷静で、程瑜に裴峥の母の死の秘密を問いかける。
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