禁軍の師範として、軍太尉の高俅から大きな信頼を得ていた林冲。ある日愛する妻、貞娘と連れ立って街に出かける。そこに現れたのが高俅の一人息子、高衙内だった。貞娘を見初めた高衙内は力ずくで彼女を奪おうとする。怪力和尚の魯智深とともに高衙内から貞娘を救い出した林冲だが、怒りに燃える高衙内は父、高俅を巻き込み復讐を誓う。
罪人として手枷、足枷、首枷をつけられた林冲は、護衛の官吏、董超と薛霸とともに険しい山を抜け遠い滄州の地へと送られる。二人の官吏は陸謙より山中で林冲を殺害するよう言い含められていた。落石を装い危うく殺されかけた林冲だが、女頭領率いる山賊たちに救われる。一方、林冲の目を離れた貞娘を、高衙内がしぶとく狙っていた……。
さまざまな試練を経て、林冲はついに滄州の牢城営に到着する。囚人たちを迎えたのは営管の梁。見事な武芸の持ち主ながら今は囚人の監督として不遇をかこっている。林冲は牢城営の主簿、孟知秋にとりたてられ、逆に梁は監督役を解かれる。林冲が自分を売ったと思い込んだ梁はことあるごとに反目する。そこに、林冲にとどめを刺すべく現れたのが……!
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