『方舟新章』と名づけられたこの大会。サブタイトルは“心に残るプロレス”。小橋建太引退の余韻が覚めやらぬ翌日の昼大会。まずは、新生ノアに頼もしい新戦力。5月2日付で入団した元大阪プロレスの原田大輔。かつてノアには日テレG+杯争奪ジュニアタッグリーグ戦、そしてGHCジュニアタッグ選手権にも挑んだジュニアの実力者。そのパートナーであったのがひと足早くノア入りしていた小峠篤司。“桃の青春タッグ”と呼ばれ、一時代を築いた。ノアデビュー戦となる原田大輔の対戦相手がその小峠篤司。互いに感傷などなくこの試合を迎える。
スーパーヘビー級戦士によるシングルマッチが実現、名付けてBATTLE THE SUPER HEAVY。体重130kgのBRAVE森嶋猛と125kgのNO MERCY高山善廣(高山堂)の一戦。両者のシングル対決をさかのぼれば、ここまで圧倒的に高山善廣な勝ち越し。だが前回対決であるグローバル・リーグ戦公式戦では、森嶋猛が高山善廣から初勝利。去年GHCヘビー級王座を戴冠し、年間最多防衛記録を達成した森嶋猛だけにかつてプロレス大賞MVPも獲得した実力者である帝王・高山善廣に連勝して、少しでも近づきたい試合ところだが、試合はまさかの展開となった・・・。
この大会冒頭、田上社長から発表されたTMDKマイキー・ニコルス&シェイン・ヘイストのノア入団。オーストラリアからの留学生が頼もしい仲間に加わった。ファンからの反応はもちろん大歓迎ムード。そんな中で新日本CHAOSに奪われたGHCタッグ王座奪還に燃えるTMDK。一方、3・10横浜大会でBRAVE丸藤正道&杉浦貴を下し、新王者組となった矢野通(新日本)&飯塚高史(新日本)。乱入、乱闘、ベルト強奪などやりたい放題のCHAOS。完全アウェイの中で迎えたCHAOSの初防衛戦、TMDKにベルト奪取の機運が高まる中、選手権宣言も行われないままゴングは鳴った!
『方舟新章』、心に残るプロレスのメインを飾ったのはこの試合。第19代GHCヘビー級王者KENTA2度目の防衛戦。その挑戦者は、BRAVEの杉浦貴。4月開催のグローバル・タッグリーグ戦2013を高山善廣とともに制したKENTA。試合後にマイクを握ったKENTAは、迷わずこの大舞台での防衛戦の相手に杉浦貴を指名した。これに杉浦貴も即諾し実現に至った。今、ノアが見せることができる最高の試合がこの試合。団体が新たな航海へと旅立つ大事な大事な大会、超満員で埋め尽くされた後楽園が両者の激闘に酔いしれた。
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