宇宙飛行士を選抜する、3次試験の最終日。六太が提案した方法は、『ジャンケン』だった。この突飛な提案にメンバーは納得してくれ、A班はジャンケンで決めることとなる。勝負はたった一回で決まった。閉鎖ボックスが開放され、外へ出る六太たち。久々に本物の太陽を見ることができたのだが、そこは意外にも――?
人生を賭けたジャンケンで勝ったのは、新田とせりかだった。数日後、2人を祝うべく、打ち上げに集まったA班のメンバー。各班で選ばれた計6人は、これからJAXAが選ぶ数人とともに、ヒューストンへ行くという。だから、今回選ばれなかった者にもまだチャンスはあるのだ。六太は、そのチャンスに賭けていたが――?
ヒューストンに行くのは、8人だと発表された。その中に滑り込んだ六太だが、JAXAからは連絡がなく、ケンジのことも気になっていた。そして、ほかにも気になることがあった。六太だけケーキの角度が薄いのだ。「ケーキの角度は日頃の働きに比例する。男なら、親父より稼げ」バイトをしようと決意する六太だったが――?
ほかの候補者より先にヒューストンへ来た六太は、月面着陸の訓練をする日々人も間近で見ることができたのだが――ジェニファーから、不安な情報を聞いてしまう。日本人で初めて月面着陸する宇宙飛行士は、日々人ではなく、吾妻だとみんな思っていたというのだ。そのことは六太の試験にも影響があるらしく――?
最終試験を前に、ジェニファーからイヤーな話を聞いてしまう。六太の最終面接の審査員である吾妻が、日本人初の月面着陸者に選ばれた日々人のことを妬んでいるというのだ。審査に備えてなにかしたいが、焦るばかりで何も浮かばない。いま、自分はなにをすべきか、できることはなんなのか、六太に答えはでるのか――?
日本人初の月面着陸者となる日々人の打ち上げまで、あと7日。六太は、ジョンソン宇宙センターの面接会場で、最終試験を受けようとしていた。審査員の中には日々人を妬んでいるという吾妻もおり、不安がよぎるが――六太の最大の心配はそのことではなかった。足腰の筋肉痛のせいで座れなくなってしまっていたのだ――!
ジョンソン宇宙センターでの最終面接は、フェイクだった。そうとは知らない受験者たちは、親睦会でそれぞれ思い思いの時間を過ごす。六太は紫から、『吾妻には話しかけないほうがいい』とアドバイスをもらったばかりだが、思うところがあり、声をかけた。『ビビることはない……!オレはもうすでに、一度死んでいる!』
六太たち家族は、月へ向かう日々人と出発前最後の食事をするためケネディ宇宙センターへ来ていた。そこで六太は、日々人に一枚のDVD―Rを渡す。ケースに張られたラベルには、『2006年ドーハのきせき さつえい 南波日々人』。日々人にとっても大事な思い出の映像、一体どんな経緯で撮られたものなのだろうか――?
打ち上げ2日前。宇宙船アルテミスが先に打ち上げられた。そしていよいよ、今度は日々人が宇宙へと旅立とうとしていた。しかし、六太の心は複雑だった。常に自分の先を行く弟を、素直に応援してやれないでいたのだ。さらに、打ち上げ当日の空はあいにくの曇り空。このままでは打ち上げが中止になってしまうかもしれず――?
打ち上げ予定時間の直前。いまだ雷雲は晴れず、打ち上げが行われるか否かは保留状態になっていた。そんな中、六太は日々人が飼っている犬・アポがワゴン車に乗せられようとしているところを目撃する。慌てて必死に追いかける六太だが、無事にアポを取り戻し、ちゃんと打ち上げを見ることができるのだろうか――!?
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