あらすじ
青鸞と玄鵠宛に実家から母親の訃報が届く。報せを受け葬儀に向かおうとする2人にもう1通の手紙が届いた。死んだはずの母からの「戻らないで」という手紙だ。それを訝しく思うが、すでに亡くなっているのは間違いないと無心は言う。状況の不自然さに殺された可能性を指摘する無心は、真相解明の手助けにと同行を申し出るのだが…。
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第21話黒妖気に取り憑かれ死者が続出する中、無心たちの宿営地に長明派の少祖を名乗る男が現れた。少祖は、自分の持つ護身符があれば黒妖気から身を守れるという。しかし、彼が現れた真の理由は、無心の法術を利用して法陣の封印を解き、老祖を目覚めさせることだった。しかし、その結果、集められた玉俑は砕け散り、玄鵠の命も絶たれるという。 |
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第22話無心たちの周囲で兵士の失踪事件が起こる。白琉璃から調査を依頼された無心が辺りを捜索していると、崖の下で兵士の遺体を発見する。遺体の状態からすると転落死ではなく、精気を吸い取られての衰弱死と考えられる。どうやら護身符で抑え込んでいた黒妖気が再び暴れ始めたようだ。一方、玄鵠は法術を習うため、少祖のもとを訪れるのだが…。 |
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第23話無心と白琉璃は、玄鵠たちの罠にかかって地下の万妖池に閉じ込められてしまう。その間に玄鵠は老祖の法力を使って最後の賭けに出ようとする。玄鵠と少祖は玉俑と丹炉を用いて老祖を復活させる儀式を始める。一方、白琉璃は引仙陣に吸い寄せられ次第に体力を失っていくが、無心たちを救うべく青鸞は地上から万妖池の出口を探していた…。 |
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第24話青鸞は玄鵠を連れて金鵬のもとから逃げるが、追っ手に迫られ斬り合いになる。無心の加勢で一転して窮地に追い込まれた金鵬は、玄鵠を人質にとり、もろとも崖から身を投げるのだった。玄鵠を追って崖から飛び降りた青鸞を無心は辛うじて助けることに成功する。しかし、気を失っていた青鸞が目覚めたとき、そこには玄鵠の姿はなかった…。 |
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第25話愛する金鵬を失った佩華は、複之への復讐のため柳家の祠堂に火を放ち自害してしまう。一方、死んだ玄鵠の魂は青鸞に乗りうつり、徐々にその肉体を支配しようとしていた。時に異様な言動をする青鸞の変化に気付いた無心は、青鸞の中の玄鵠を消し去ろうとするが、弟の存在を感じたい青鸞に猛反対されてしまう。ある日、無心は青鸞を街に誘い出すが…。 |
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第26話白琉璃に取り憑いた老祖を捕まえそこねた無心たちは、手掛かりの黒妖気を追っていたが容易には見つからない。柳家の屋敷にその気配を感じることから無心たちはじっと機会を待つことにする。一方、玄鵠は昔の恋人たちを忘れられない無心が姉を傷つけていると訴え二人の仲を裂こうとしていた。そんな中、白鶴が黒妖気に襲われる事件が発生する。 |
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第27話柳家の庭と屋敷を捜索した無心は、残る複之の居室に老祖が潜んでいるに違いないと睨むが、体内に入り込んだ玄鵠の魂が無心を操り始める。と、その様子を窺っていた複之の身を借りた老祖が姿を現す。実は無心の奇妙な言動は、老祖をおびき出すための演技だったのだ。無心は老祖に、複之を自由にする代わりに自分の肉体を差し出すと持ち掛ける。 |
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第28話青鸞を救うため、老祖の魂を自身の肉体に取り込んだ無心は、意識を失った青鸞を抱きかかえ白琉璃たちと丹炉の中に逃げ込む。しかし、外から老祖に激しく攻撃され、長くは持ちそうにない。白琉璃は老祖を倒す最後の手段として、自らの身体に引仙陣を描き、無心の血と自分の法力を合一させることを提案する。しかし、それは白琉璃の死を意味するものだった。 |