草原をかけた匈奴との狩りの腕比べが始まる。匈奴側は狩り場に伏兵を潜ませていた。昆弥と翁帰は力を合わせて撃退するが、解憂に毒矢が当たってしまう。自ら率先して傷口から毒を吸い出す昆弥にとって、解憂は既に細君公主と同様に大切な存在となっていた。単于は、解憂がかばったがゆえに昆弥暗殺が失敗したのだと知り、解憂への警戒感と敵意を募らせる。昆弥の心が解憂に向く中、胡姑も挽回策を練り阿彩(あさい)に狙いを絞る。
狩りが終わり、昆弥の催したねぎらいの宴で解憂は漢の歌を披露、昆弥はその歌を気に入る。その晩、昆弥は解憂の天幕を訪れ、共に語らい、やがて枕を共にするのだった。都へ戻ってしばらくすると、解憂の懐妊が判明した。阿彩や馮嫽は大喜びするが、淮天沙は警戒心を強め、しばらくは懐妊の件を伏せるよう厳命する。解憂が昆弥さえも遠ざけため、このことを怪しんだ長山翕侯は胡姑に真相を確かめるよう進言する。
風邪と偽っていた解憂だが、よそよそしさの理由を昆弥に問い詰められ、とうとう妊娠を告白。大喜びした昆弥は盛大な祝宴を計画する。懐妊を知った翁帰が解憂を訪ねると、昆弥が姿を現した。翁帰は本心を隠し祝福の言葉を述べるのだった。祝宴の準備が着々と進むのを見た胡姑は苛立ちを募らせる。長山翕侯はそんな胡姑に「解憂の子の父親は翁帰」という疑念を昆弥に抱かせる策を授ける。そんな折、雲古特が流産したとの知らせが。
「解憂のお腹の子の父親は昆弥にあらず」という噂が広がる。朝議の場では、重臣たちから流言を広めた首謀者を捕らえるべきとの声が出るが、昆弥は静観を貫いていた。一方、翁帰は噂を消したいばかりに、町中で悶着を起こしていた。昆弥の疑念が深まるのを恐れ接触を控えていた解憂だったが、母親として子供を守りたい心中を翁帰に伝える。流言は後宮内にも広がり、昆弥ももはや静観できないと見て、解憂を呼び出すのだった。
解憂の子の父親が翁帰だと信じる太后は、流産させようと試みるが未遂に終わった。だが太后に説得され、昆弥は政治的混乱を回避するためにやむなく堕胎を決意する。それを知った翁帰が謁見し翻意を求めるが、昆弥は逆に、翁帰の目の前で10日以内に堕胎薬を飲むようにとの命を下した。ちょうどその頃、大宛の討伐に向かう漢軍が烏孫に立ち寄ることに。軍の脅威で昆弥の堕胎命令を撤回できると淮天沙や翁帰は期待するのだが……。
烏孫に立ち寄った漢軍から大宛への出兵を求められ、兵を出すかどうかで朝廷内の意見が二分した。漢軍から昆弥に圧力をかけようと画策する淮天沙らは、慰労のためという名目で漢軍に酒を届けようとして烏孫の右大将に阻まれる。解憂は漢の李広利(り・こうり)将軍と謁見するが、自らの窮状を訴えることはしなかった。ついに堕胎命令の猶予期間が終わり、解憂が薬を飲もうとした直前、昆弥が現れる。
大宛を攻めあぐねていた漢軍は、兵糧が到着せず窮地に陥る。雲古特の弟・那林羽侯(なりんうこう)が輸送を遅らせていたのだ。急ぎ帰還した馮嫽から報告を受けた解憂は、都の食糧を買い占めて前線に届けるよう指示。昆弥に対しては漢軍の勝利には翁帰が必要だと訴えるが、昆弥は応じず大宛へは右大将を、翁帰は謀反鎮圧支援を要請する楼蘭へ向かわせると。兵糧を積んだ馮嫽に続き、翁帰と右大将は目的地へ向けて出立するのだが…。
決戦を控えた漢軍の軍営に解憂が現れると、解憂を追って昆弥も前線に到着、驚いた大宛はあっさりと降伏する。漢軍は戦わずして勝利を収めたが、昆弥は翁帰と解憂の行動を激しく叱責した。王宮に戻った解憂は腹痛に襲われ、お腹の子供を流産してしまう。解憂が自らを責めて苦しんでいる頃、死んだはずだったかつての侍医・仙谷が翁帰の前に現れた。そして、解憂の病を治すと申し出るも、治療の機会を得ぬまま遺体で発見される。
昆弥と翁帰は先祖が眠る祖陵で、お互いが胸に抱く疑問をぶつけあう。後宮では、西女が実は細君公主の毒殺犯を捜していたことが判明。医術と毒の知識を持つ西女には解憂が盛られていた毒が分かった。だが、解毒薬とともに治療に欠かせないものが…。解憂のため、ひそかに自らの血を提供し続ける翁帰。衰弱していく息子の身を案じた大禄は、解憂への未練を断たせるべく太后に結婚を相談。相手は長山翕侯の妹・阿伊臘だった。
兄の長山翕侯から結婚相手が翁帰と聞いて喜ぶ阿伊臘。しかし、当の翁帰が縁談を受け入れようとしないため、昆弥は翁帰の説得を解憂に託す。複雑な思いに苦しむ解憂だったが、無邪気に喜ぶ善良な阿伊臘の心中を思い、縁談を承知するよう翁帰を説得する。翁帰は説得を受け入れたように見えた。しかし、婚礼前日になって翁帰が失踪。淮天沙が解憂と共に翁帰を捜して妓楼を訪れると、そこには女たちをはべらせた翁帰がいた。
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