嬴政が逐客令を発した後、朝廷の要職には宗室が就き、思い通りに公務を執行するようになるが、嬴傒の率いる水利工事をはじめ、客臣が不在の現場はうまく回らず、大きな損失を出す。ついに嬴政は逐客令廃止の詔を告示し、客臣の帰還を促すことにする。
嬴政は逐客令の廃止によって宗室と客臣のいがみ合いを解消し、ようやく天下統一のための東進を始めることに集中する。その第一歩として他国が合従を阻むため、地理的に重要な位置にありながら国力が最も弱い魏を、韓と趙の支援から孤立させ、6国の分裂を図る。
嬴政は宗室と羋一族、優秀な客臣たちに支えられ、天下統一に向けて東進を始めるが、趙は秦を打ち破るため、雍城に幽閉されている秦の太后(嬴政の母、趙の出身)を邯鄲に連れ戻そうとする。一方、秦では李斯が太后を咸陽へ帰還させることを嬴政に進言する。
嬴政は李斯に説得され自ら雍城まで太后を迎えに行くが、幽閉先には太后の姿がなかった。趙の丞相郭開に捕らわれた母を見つけ出し再会を果たした嬴政は、太后を誘拐するため秦に送り込まれた郭開を、逆に趙を孤立させるための駒として有効に使う策を練る。
嬴政は東進戦略の切り札として、まず6国の目を秦から逸らすべく、趙王の偃を秦に誘い込み、両国の間で盟約を結ぼうとする。趙王はこれに応じる形で秦の咸陽へ行こうとするが、これをきっかけに趙の朝廷内の世継ぎを巡る権力闘争が激しさを増していく。
趙王は盟約を結びたいという秦の誘いに応じて咸陽を訪れるが、秦への疑念を深めていた。趙王は盟約締結の前に同盟の主を狩りで決めようと提案し、この狩りで嬴政の暗殺を仕掛けるが…。その頃、燕の太子姫丹は、秦と趙の同盟を阻止するために咸陽に現れる。
嬴政が趙王の偃に盟約を交わすよう迫るなか、燕の太子姫丹は盟約を阻むため、密かに太后趙姫に接近し、その結果、偃の刺殺未遂が起こる。嬴政は自分の計画を二度と攪乱されないよう姫丹を監禁し、偃と盟約を締結する。
趙王の偃は、秦からの掣肘(せいちゅう)を避けるために盟約を結ぶと、燕を攻め落とす計画に取り掛かる。20万の趙軍が燕に侵略すると、燕は都薊城陥落の危機を避けるべく秦に助けを求めるが、秦は趙が燕に進軍する間に趙を攻め落とす戦略を立てていた。
秦が趙と結んだ盟約は、趙の隙をついて秦が趙を攻め落とすための策略だった。龐煖将軍率いる20万の趙軍は秦軍の奇襲により全滅し、趙王偃も病に倒れてしまう。一方燕の太子姫丹は、嬴政が6国平定後を見据えて天下の文字を改訂する姿を目撃する。
趙の邯鄲への攻撃が滞ると、秦は趙の内紛を利用して自滅させようと新たな策を練る。人質として秦に留まった燕の太子姫丹が、間者として利用されたことを知らずに趙の丞相郭開に偽の情報を流したことに起因して趙王偃が崩御し、趙の10万の兵も犠牲となる。
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