選抜の日、陸景年も李颯颯も姿を見せず、成員がそろわない右教坊は演奏を披露できずに終わった。楽師たちは元宵節の舞台に上がる道を閉ざされて意気消沈する。同じ頃、陸景年は毒に当たって倒れた李颯颯の治療に付き添っていた。医者の見立てによれば、毒は致死性の高い石彼。それを聞いた陸景年は、蘇宗辰から贈られた菓子の中に毒が仕込まれていたに違いないと考える。だが怒りに任せて蘇宗辰を殴る陸景年を止めたのは、意外な人物だった。
李颯颯は元宵節に出場するために、ひもで宙づりになる演出を考えるが、手違いが起きて落下してしまう。駆けつけた陸景年に抱きとめられて事なきを得たが、心配した陸景年が声を荒げたことで2人の間には溝ができてしまった。宇師傑は見合いを断るという名目で、欣児に許婚を演じてほしいと頼む。宇巡安は元宵節の舞台について詳細を詰めるため、関係する役人たちで会議を行うことにする。それを知った陸景年は、魏哲にあることを頼む。
元宵節の宴への出場が決まり、右教坊では祝宴が開かれていた。陸景年は、楽師たちが再び一致団結できたのは李颯颯のおかげだと感謝する。何としても元宵節までに陸景年と結婚の約束を取り付けたい李颯颯は、意中の人を探すための催しに彼を連れ出す。だが、欣児に告白しようと奮闘する宇師傑と違って、陸景年は李颯颯に花を贈ろうともしない。そんな中、1人の美女が登場し、音楽に合わせて見事な舞を披露する。夏竺国の王女・許煙織だった。
陸景年は曲当てをして音楽の豊富な知識を披露し、各教坊の副使たちと交流を持つ許煙織の気を引いた。昼食にかこつけて許煙織と2人きりになり、右教坊に舞踊の稽古をつけてくれるよう依頼する。同じ頃、檀渓は同儷大会で出会った書生風の男と会っていた。男は求愛を断った檀渓に対して、思い出に演奏してほしいと頼む。だが実のところ書生に指示を与えていたのは宇巡安だった。宇巡安は3年前の出来事に思いをはせる。
ある日、許煙織がお忍びで右教坊へやってきた。許煙織が陸景年に好意を抱いていることに気づいた欣児は気をもむが、李颯颯は、右教坊には許煙織の力が必要だと考え、何も手を打とうとしない。慣れない舞踊の練習で楽師たちの疲れは極限に達しようとしていた。そんな仲間のために精のつく食べ物を探そうと、料理店で薬膳料理を試食した李颯颯は、食べすぎで倒れてしまう。一方、欣児に求婚した宇師傑は彼女を家に連れていくが…。
宇巡安は一計を案じて蘇宗辰と2人きりになる。蘇宗辰は、いつもと違う宇巡安の様子に疑念を抱くが、共通の目的のために手を組むことに。陸景年と李颯颯は、同儷大会で檀渓に近づいた顧川を見張っていた。2人は顧川を捕らえると檀渓に近づいた目的を問い詰める。舞踊の稽古で疲れている楽師たちのため、宇師傑は疲れが和らぐ生薬を探していた。ある商人から雲嶺子という産物を紹介された宇師傑は喜んでそれを買い求めるが…。
檀渓は亡くなった姉を偲び、教坊内で供養をしていた。だがそのことがきっかけで、欣児と宇師傑に平民であることを知られてしまう。2人は、自分たちも平民の楽師を救いたいと陸景年に訴える。だが宇巡安が急な病に倒れ、宇師傑は治療に付き添って都を離れた。あくる日、徐寅と蘇宗辰が官兵を連れて右教坊に乗り込んでくる。官兵たちは右教坊の厨房で紅玲草が入った香辛料を見つけた。陸景年は法を犯したとして太常寺に連行されてしまう。
陸景年は捕えられ、李颯颯は連日、香辛料を売った商人を捜している。右教坊を去る者が続出し、平民の楽師たちは不安を募らせていた。欣児も部屋に閉じこもっていたが、しっかり練習せねばならないと思い直す。欣児の言葉に励まされ、再び結束を強める楽師たち。その姿を、太常寺から抜け出した陸景年と李茹娘が見ていた。陸景年は、一連の経緯から黒幕として浮かぶ人物は1人しかいないと言う。それは彼にとって家族同然の人物だった。
宇師傑と欣児は、蘇宗辰を火攻めの拷問にかける。耐えかねた蘇宗辰が真相を白状しようとした矢先、宇巡安が駆けつけた。宇師傑は真相を聞き出せなかったうえ、屋敷に監禁されてしまう。太常寺では、地方の教坊の副使を自害に追い込んだとして魏哲が捕らわれる。徐寅は後ろ盾をなくした陸景年を右教坊から追放し、蘇宗辰を代理の主管に任命した。居場所をなくした陸景年に手を差し伸べたのは許煙織だった。
檀渓が持っているお守りを見た宇師傑は、以前、父・宇巡安も同じ物を持っていたことに気づく。それを聞いた陸景年と李颯颯は全てを悟った。宇巡安は、宇師傑が屋敷を抜け出し、檀渓の命を救ったと知って激怒し、自ら動き出す。料理店に陸景年を呼び出し、食事を共にしながら、世の不公平をなくそうとする彼の行動にくぎを刺すのだった。陸景年は李颯颯に危険が及ぶことを心配するが、彼女の言葉に励まされ、宇巡安の本当の身分を探るべく単身で冀州へ赴く。
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