江湖に残された鏢局の新任総鏢頭・林晚卿(りんばんけい)。師の遺志を胸に鏢局再興を目指す彼女は、悪徳な牙婆(きば)に騙されて浮気者の司札南(しさつなん)を暗殺する任務を受けるが、心優しい彼女は手を下さなかった。しかし偶然、大理寺卿・蘇陌憶(そはくおく)と遭遇。青楼の女に変装して逃れようとするも、鋭い彼の目に正体を見破られ、誤解と駆け引きが始まる。追われる者、疑う者、そして運命が交錯する江湖で、二人の物語は動き出す――。
林晚卿(りんばんけい)は任務遂行のため、大理寺に厨娘として潜入。民を害する何德(かとく)を暗殺すべく機会を狙うが、思わぬ相手・蘇陌憶(そはくおく)に遭遇してしまう。面紗で正体を隠すも、再び彼に見破られ、逆に利用されることに。毎日の三食の届け物に追われ、思うように任務は進まない。何德を殺さないことにした林晚卿は、危険な人物と感じる蘇陌憶と距離を取り、複雑な江湖から逃れようと決意する。
林晚卿(りんばんけい)は忘れ物のハンカチを取りに蘇陌憶(そはくおく)の書斎へ侵入するが、すぐに見つかってしまう。冷たく「なくなった」と言われ、怒りと驚きに揺れる彼女は自分で探し始めることに。すると偶然、拘束された何德(かとく)を発見するも、彼は突如命を落とす。表向きに林晚卿を解放した蘇陌憶は、密かに尾行して真犯人を追う。泣き顔でハンカチを返してほしいと訴える林晚卿の前で、江湖の駆け引きと陰謀が再び静かに動き出す。
牙婆(きば)の不正を問いただそうとした林晚卿(りんばんけい)は、目の前で牙婆が謎の勢力に消される現場に遭遇。逃げる途中、二人の刺客に行く手を阻まれるが、危機一髪で蘇陌憶(そはくおく)が駆けつける。一戦交えた末、林晚卿は彼の腕の中で気を失い、大理寺に連れ戻される。目覚めた彼女は、命を守るためには当面大理寺に留まるしかないと判断する。忍び寄る陰謀と刺客の影、そして二人の駆け引きが始まる。
林晚卿(りんばんけい)は自らの正体と大理寺潜入の理由を蘇陌憶(そはくおく)に告白。命を守るため一時的に大理寺に留まる許可を求める。真偽を調べた蘇陌憶は黙認するが、上元節の街は熱気にあふれ、金吾衛(きんごえい)との変装警護が必要となる。普段は無関心な蘇陌憶も、林晚卿の女装姿に心が揺れる。祭りの喧騒の中、恋と陰謀の兆しが静かに交錯し、二人の関係に新たな波紋が広がる。
林晚卿(りんばんけい)は師傅と師兄の遺志を胸に一人街を歩いていたが、突然の蘇陌憶(そはくおく)の登場に心を乱される。だが、平穏な時間は続かず、彼女は裏で暗躍する者に拉致され、蘇陌憶を殺さねば解毒されないという究極の状況に追い込まれる。恩人で、心惹かれる相手を前に、林晚卿は選択を迫られる。大理寺に戻っても、機会はあるのに手を下せず、心は葛藤に揺れる。恋と命、義務と正義の間で揺れる彼女の決断が、物語の行く先を大きく変えていく。
林晚卿(りんばんけい)は、大厨娘の誤解から巻き起こる「愛心餐」の騒動に振り回されながら、蘇陌憶(そはくおく)に自分の無実を説明しようと決意する。部屋に潜入して隠れながら彼の様子を伺うが、思わぬタイミングで二人は目が合い、気まずい時間が流れる。毒を盛ることをやめ、心を伝えようとする林晚卿。恋心と誤解、緊張と羞恥が入り混じる一瞬が、二人の距離を縮めていく。
深夜、林晚卿(りんばんけい)は蘇陌憶(そはくおく)の部屋に忍び込むが、思わず嘘の告白をしてしまう。蘇陌憶の挑発に慌てて逃げ、涙を流しながら去る林晚卿。探し出した蘇陌憶に、酔った林晚卿は不器用に気持ちを伝え、彼の胸に身を預ける。命の決意を示す彼女に、蘇陌憶は困惑しつつも心を痛める。酔いと勇気が交錯する中、二人の距離は初めて本当に縮まった。
目覚めた林晚卿(りんばんけい)は、毒による記憶喪失に悩まされる。しかし真実を打ち明け、蘇陌憶(そはくおく)の部下・葉青(ようせい)の手で解毒され、死の淵から奇跡的に生還する。命を救われた林晚卿は、蘇陌憶と共に黒幕を追うことを約束する。二人は大理寺に潜むスパイを突き止めるも、黒幕の正体は依然不明。偽の死の策略を続行する中、黒幕は二人の動きを察知。蘇陌憶の死を確かめるため手下を派遣する。緊迫の中、命を懸けた駆け引きと二人の絆が試される。
黒幕の手下を巧妙に欺き、蘇陌憶(そはくおく)は偽の死を演じて暗躍する。一方、林晚卿(りんばんけい)と莱落(さいらく)は刺客に毒を仕掛け、黒幕の正体が梁王(りょうおう)であることを突き止める。蘇陌憶は計略を継続するため、林晚卿と共に身を寄せ、お互いの信頼と絆を深めていく。幼少期の孤独や唯一の遺品である帕子の過去を知った蘇陌憶は、かつての誤解を胸に秘めつつ、二人は新たな戦いに備える。
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