梁王(りょうおう)と軍器局副使・周逸朴(しゅういつぼく)の密会を探知した苏陌忆(そはくおく)は、二人が洪州で兵器を鋳造しようとしていると推測する。陰謀を暴くため、彼は周逸朴になりすまし潜入調査を敢行するが、演出を完璧にするため林晚卿(りんばんけい)を妻に見立て同行させることに。旅路の宿で一室を共にすることになった二人。林晚卿は勘違いで戸惑いと胸の鼓動を抑えられない。果たして危険な潜入の先に待ち受けるのは真実か、それともさらなる罠か。
勘違いと胸の高鳴りに振り回される林晚卿(りんばんけい)と、彼女をからかう苏陌忆(そはくおく)。二人の距離は縮まっていくが、失踪していた師兄・梁未平(りょうみへい)が現れる。林晚卿を慕う彼の登場に、苏陌忆は思わず嫉妬を抑えきれない。さらに梁未平は同行しようと食い下がる。彼を阻止すべく、叶青(きょうせい)と莱落(さいらく)もひと芝居を打つ。
洪州に到着した一行は、司馬・章仁(しょうじん)と対面。林晚卿(りんばんけい)は緊張を隠せずにいたが、苏陌忆(そはくおく)との仲睦まじい芝居で、相手の信頼を勝ち取る。だが順調に見えた計画は、梁未平(りょうみへい)の登場によって一気に狂い出す。執拗に後を追ってきた彼の存在に、章仁は疑念を抱き、一行を屋敷に連れ帰る。仲間たちは引き離され、残された苏陌忆(そはくおく)は危険を察して林晚卿に目配せを送る。
林晚卿(りんばんけい)が駆けつけたことで、苏陌忆(そはくおく)は女管家・蓝儿(らんえ)による誘惑の罠から救われる。しかし章仁(しょうじん)の監視は依然として続き、二人は寝床でお互いに距離を保ちながら暧昧な芝居を続ける。章仁は破綻を探そうと突破口を梁未平(りょうみへい)に向け、侍女を使って二人の親密な様子を伝えるが、梁未平は嫉妬のあまり大騒ぎに。すべては苏陌忆の計算だった。仲間たちは危機を乗り越え、信頼を確かめ合う。
梁未平(りょうみへい)の忠告に、林晚卿(りんばんけい)は心を揺らす。苏陌忆(そはくおく)の言動が気になる一方で、演技か本心か見極められない。夜、凉亭で二人は酒を酌み交わし、お互いの距離感と想いの揺れに戸惑う。林晚卿は心を抑えきれず、苏陌忆は微かな心の動きを察知する。演技の裏に隠された感情の気配に、二人の関係は変化していく。
章仁(しょうじん)は連日姿を見せず、裏で梁王(りょうおう)から周逸朴(しゅういつぼく)の肖像画を取り寄せ、さらに大理寺の動向を監視させる策を進めていた。苏陌忆(そはくおく)は違和感を覚えるが、章仁の真意を掴めず受け身に。林晚卿(りんばんけい)の安全を案じる梁未平(りょうみへい)と苏陌忆は彼女を逃がそうとするが、林晚卿は計画を乱さぬために留まることを決意。病を装い、一時的に章府を立ち去った二人の前に待ち構える章仁の影が。
林晚卿(りんばんけい)が章仁(しょうじん)を欺くために作った小さな傷に、苏陌忆(そはくおく)は怒りと心配が入り混じりながらも丁寧に薬を塗る。章仁の手下が持ち帰った肖像画は、実は事前にすり替えられており、苏陌忆の策略が功を奏す。二人は協力して梁王(りょうおう)の私鋳兵器の陰謀を突き止めるべく、三日後の鉱山調査を決意。街市の喧騒の中で、二人の距離は徐々に縮まり、危険と駆け引きの中にほんのひとときの安らぎが生まれる。
洪州の集会で、花輪を贈り合う二人の距離はまるで本物の夫婦のように縮まる。しかし、林晚卿(りんばんけい)の胸に残る疑念が再び芽生え、彼女は苏陌忆(そはくおく)の真意を確かめようとするその時、暗殺の危機が襲う。矢が飛ぶ瞬間、苏陌忆は身を挺して彼女を守る。危機を脱した林晚卿は自責に沈むが、苏陌忆は自身の想いを告げ、二人は一度きりのキスでお互いの心を結ぶ。命を賭した一瞬に、偽りの夫婦関係が真実の愛へと変わる。
叶青(きょうせい)と莱落(さいらく)の距離が縮まる。一方、章仁(しょうじん)は暗殺劇を言い訳と替え玉で誤魔化した。苏陌忆(そはくおく)もあえて追及せず、表向きは協力を装う。翌日、鉱山への同行が決まるが、裏で梁王(りょうおう)は大理寺少卿の秘密を握り、不穏な影を落とす。危険を知りながらも、苏陌忆は計画を進め、林晚卿(りんばんけい)はただ彼の帰りを待つ決意を固める。
不安の末に再会した林晚卿(りんばんけい)と苏陌忆(そはくおく)。束の間の安堵の裏で、鉱山調査は期待を裏切る結果に終わる。だが林晚卿の記憶が新たな糸口を呼び覚まし、二人は深夜、禁じられた離れに足を踏み入れる。そこで目にしたのは、梁王(りょうおう)が盛都を吹き飛ばそうとする恐るべき陰謀だった。一方、梁王も動き出し、大理寺少卿の秘密に迫っていく。
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