恵文王や宣(せん)王は楚に潜入する田姫を評価し、楚を討つ機会を狙う。恵文王は張儀から楚が内乱状態であることを聞き、楚に攻め込む意志を固める。斉では、蘇秦(そしん)の冷静な分析を聞き入れ、秦に対抗するため楚国と同盟を結ぶことを決意。屈原は結納品を用意して盧茂に莫愁との結婚を申し込むが、盧茂は態度を一変させ決して認めないと屈原を追い出す。
子尚の計らいで懐王から婚姻を賜った昭碧霞と屈原。知らせを聞いた昭碧霞は屈原を訪ね、あなたが莫愁と一緒になるには駆け落ちするしかないと提案し、想い合う2人は駆け落ちを約束する。約束当日、盧茂は莫愁に母の死の真相を打ち明ける。一方屈原は郢都への同行を拒否し駆け落ちすると宣言したが王命に背くと屈家全体に被害が及ぶと柏恵に諭され決意が揺らぐ。
約束の時間になっても屈原が現れず途方に暮れる莫愁は、屈原が既に権県から離れ郢都に戻ったことを知る。そして家に戻り、父親の言葉を信じるべきだったと泣き悔やむ莫愁は、盧茂から母の死に昭和が関係していると知らされると、屈原と昭碧霞の婚礼に男装し紛れ込み、恨みを晴らすために昭和を刺殺しようとするが、屈伯庸に止められ投獄させられる。
屈原は、大楚巫(たいそふだいそふ)として殺された母の復讐のために莫愁が罪を犯したことを昭和に明かし、莫愁の命乞いをする。激怒する昭和を前に、屈原は短剣で自分の胸を強く刺し、莫愁の解放に自分の命までを差し出す。処刑の刻限、間一髪で屈原が駆けつけ莫愁を救出する。秦では、楚国から借りた和氏の璧が偽物であることが判明し、それをきっかけに楚に宣戦布告する。
秦の宣戦布告に楚の朝堂は騒然としたが、子尚が仕組んだことだと判明。しかし懐王は八子(はっし)のことが忘れられず戦の決心がつかずにいた。権県では陽角(ようかく)により帳簿が改ざんされ、屈原に横領の容疑がかけられる。出来過ぎた事件に違和感を覚えた陳軫(ちんしん)は懐王に進言し、懐王らが権県へ調査に行くことに。道中、権県県民が懐王に嘆願書を渡す。
屈原横領事件の証人である陽角が口封じのために毒殺された。その後懐王は、権県県民の嘆願と屈原の政治的功績を理由に、屈原の死罪を免じ、戦場で功を立て罪を償うよう命じる。恵文王は白起(はくき)の軍事功績を買い、精鋭兵士を活用するという提案を評価した。さらには息子の嬴稷(えいしょく)を鍛えるために戦場に行かせる。
懐王は昭和を楚の令尹に任命する。屈由は権県で徴兵し、どの家も男1人が軍に入らなければならないと命じる。盧家では、盧茂は寝たきり盧乙はまだ幼いため、莫愁が男装し軍に入ることを決意。上大夫(じょうたいふ)の屋敷に向かう際に危険にさらされた鄭妃は、並外れた腕前の荘喬(そうきょう)という名の囚人に助けられる。その腕を買った屈由は荘喬を軍に引き入れる。
いよいよ出征が明日に迫り、碧霞への文を母に託す屈原。その傍ら莫愁は運悪く劉三と同じ軍営に配属され、そこには偶然にも楚軍に潜入する李一(りいつ)の姿もあった。深夜、秦に攻め入る妙策を思いついた莫愁は、屈原が寝ている隙に妙策を記した文を残し去っていく。屈原がその妙策を進める一方で、間者である李一は密かに楚軍から去り、秦軍に情報を漏らしていた。
酒を飲み油断する魏章(ぎしょう)に対し、楚軍は城壁から降下し秦の城門を突破する。だが捕虜の死体の首に楚の奴婢の入れ墨を見つけた屈伯庸は衝撃を受け、子尚が怪しいと密書を起草。秦軍は李一が送った密書を読み、暗闇に紛れて楚軍の兵糧庫に忍び込んで火を放つ。屈原が兵を率いて救援に向かうが、楚の軍営が騒然となる。
秦軍に捕まった屈原を張儀は交渉の材料として利用し、楚軍を統帥する屈伯庸を脅迫しようと計画する。屈伯庸と屈由は屈原の救出にめぐって意見が対立し、さらに屈伯庸が屈由の実の父を殺していたことが判明する。軍営では莫愁が李一の正体を暴き、莫愁もまた李一に女性であることがバレて戦うが、劉三が莫愁を守るため犠牲となり、機会を得た莫愁が李一を成敗する。
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