仮死になる薬を飲んだ莫愁は、思惑どおり王宮から運び出されて埋葬された。3日以内に墓を掘り起こして解毒薬を飲ませないと本当に死んでしまうが、今や敵国の公主である嬴盈(えいえい)は王宮から外に出られず、ただ焦るばかり。そんな中、楚軍が都に帰還する。懐王は函谷関での敗北を恥じて宮殿に閉じこもる。莫愁の死を知った屈原は悲しみに沈み、倒れてしまう。
秦に惨敗した楚では、敗因を巡って激しい議論が交わされた。合従策を進めた屈原を糾弾する声が上がる中、懐王は全て自分の責任だとして荊の刑を受けると言いだす。屈原は将来への戒めとして荊を朝堂に置くことを提案する。一方、越の平定に失敗した景頗は、かつて屈原に救われた無明が越の首領だったと嘘をでっち上げる。屈原は過ちを償うべく使者として越に向かう。
屈原は牢で無明と再会を果たす。屈原を救わんとして越まで追いかけた莫愁は、大地震が起こると予言する。一笑に付す無心だったが、続けて聞いた言葉に顔色を変えた。半信半疑ながら祭祀を行わせ、言われるがままに民を外に集めて地震に備える。荘喬は子蘭に目隠しされ、美女のもとへと連れられる。しかし、荘喬の胸が高鳴ったのは、そこに鄭袖が現れたからだった。
莫愁への未練を捨てきれない懐王。しかし太后からは莫愁が大楚巫にならないかぎり、王室を守るために殺すしかないと言われる。一方、屈原を案じる莫愁は王宮へ戻って大楚巫になるという決断を下す。莫愁は令尹にも勝る地位を約束されたがゆえに群臣の不満を買う。莫愁が屈原のそばで朝廷に仕えることを知った昭碧霞は、ある決意を胸に莫愁を呼び出す。
民の暮らしをよくするため、天命を受けて旧制を変えたい屈原。莫愁は祭祀を行い、革新の卦が出たと伝える。楚は改革でこそ生まれ変われるのだと。懐王から意見を求められた屈原が憲令を改正すべきだと訴えた時、折しも昭碧霞が産気づく。ひどい難産で母子ともに助からないところだったが、駆けつけた莫愁の働きもあって、男女の双子が無事に生まれた。
昭碧霞の母・嬋媛(せんえん)は莫愁と屈原の関係を心配するが、昭碧霞の2人への信頼は揺らがない。屈原は苦悩しつつも数年かけて憲令を改正し、改革の道筋をつける。懐王から支持を得た屈原は手始めに実力本位の太子選びを提案するが、太后や南后の反発を招く。一方、太子になる機会を得た子横の母・鄭袖はどんな手段を使ってでも勝てと子横に言い放つ。
子蘭を太子にするためなら手段を選ばない鄭袖は、香を焚いて屈原を宮殿に招き入れ、色仕掛けに打って出る。しかし屈原が驚異的な自制心で誘惑に打ち勝ち、鄭袖の悪だくみは失敗に終わる。田姫を訪ねた莫愁は、宮殿内を飛ぶ鳩を目にして疑心を抱く。太子選びが行われることになり、武芸で子蘭に勝るはずの子横は、なぜか武試の始まる刻限が迫っても姿を現さない。
屈原が爵位の世襲廃止を提案したところ、大臣たちの強い反発に遭ったが、己が先駆けになると申し出る。屈原を支持していた懐王だが、太后から莫愁と屈原のよからぬ噂を聞かされて猜疑心を抱き始める。一方、莫愁は久しぶりに嬴盈に会うが、そのやつれた姿に心を痛める。敵国の公主として生きる嬴盈に同情した莫愁は嬴盈の帰国に手を貸すことを決意する。
莫愁は嬴盈の住まう江蘺(こうり)宮に邪気の源があると太后に進言する。邪気を祓うため祭祀に参加させるという名目で嬴盈を王宮から連れ出すが、田姫の侍女によって計画は露見し、牢に入れられる。欺かれたと知った太后は大いに怒り、大臣たちは刑に処すべきだと声高に叫ぶ。屈原は2人の命乞いをするが、屈原と莫愁の中を怪しむ懐王は耳を貸さない。
屈原は和氏の璧を懐王に差し出して莫愁の助命を請う。大臣から反発の声が上がる中、莫愁が大楚巫として朝堂に現れる。懐王はもともと莫愁を救う気だったのだ。だが屈原の振る舞いにより、懐王は屈原と莫愁の仲を疑い始める。屈原は土地私有制を全土で行うよう訴えるが、屈原をよく思わない懐王はあえて大臣による採決を行い、その改革を阻む。
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