臨州に到着した七皇子と林嫣(りんえん)は、鎮府に潜む陰謀に気づく。岳安陽(たけやすひ)は赈災用の資金の行方をごまかし、民衆を不当拘束していた。林嫣は巧みに尾行者を振り切り、偏屋で奇妙な物音を発見。事実を七皇子に伝えると、山賊による奪銀の話はすべて虚構であることが明らかになる。二人は鎮府の不正と民衆の窮状を目の当たりにし、正義を実行する覚悟を固める。
七皇子は岳安陽(たけやすひ)の不正を確信し、巧妙な策略で赈災銀の隠匿を暴く。岳安陽が動揺する中、来風(らいふう)と来福(らいふく)が銀と部下を押さえ、真相を明らかにする。林嫣(りんえん)は夜に刺殺を企てるも、七皇子が秀児を大切にする姿を見て決心を変える。二人の距離は微妙に縮まりつつも、権力と計略に彩られた臨州の城内で、林嫣の心は揺れ動く。
岳安陽(たけやすひ)は七皇子と林嫣(りんえん)を宴に招き、臨州には食料が尽きたと涙を流すが、七皇子は百姓を招き入れてその策略を無力化。宿の変更を機に、林嫣はかつて人を閉じ込めた部屋を訪れる。七皇子は岳安陽を自白させようとするが、部屋には砂袋だけ。計略に出し抜かれた二人だったが、赈災銀は手元にあり安堵する。しかし、京城から刺客が岳安陽を狙う知らせが入り、七皇子は保護のため赴く。
臨州鎮府で刺客の襲撃に遭った岳安陽(たけやすひ)を、七皇子が救い降伏させる。岳安陽は関係者の名簿を差し出すが、賄賂の銀を渡そうとし、七皇子は激怒。民脂民膏は百姓に返されることとなった。翌日、臨州は平穏を取り戻し、街を散歩する七皇子と林嫣(りんえん)には百姓たちが感謝の贈り物を手向ける。二人は百姓の熱意に押され、贈り物を買い上げ、七王府に戻ると互いの距離はさらに近づき、七皇子は林嫣の背中を長く見つめる。
林嫣(りんえん)は不注意で足首を捻挫し、七皇子は細やかな看護で彼女を守る。寝室で同居する日々を経て二人の距離は一層近づく。足首の回復後、林嫣はわざと七皇子を追い出すが、彼の存在のありがたさを改めて実感する。七皇子は秋千や各地の特産品で林嫣を喜ばせ、林嫣は玲珑の忠告を無視して七皇子との時間を楽しむ。二人の間に微妙な心の距離と親密さが生まれ、日常に温かい彩りが加わった。
林嫣(りんえん)はかつての復讐心を思い出しつつも、秀児が成長するまで計画を保留する決意を固める。一方、七皇子は林嫣の喜ぶ姿に心を温め、二人の関係はますます親密に。夜、王府の後庭では花灯と花火が二人を照らし、笑いと戯れのひとときを過ごす。七皇子は林嫣に忠実であれば必ず大切にすることを約束し、林嫣もその愛情を静かに受け入れる。しかし、宮廷では大皇子が密謀を巡らせ、二人を取り巻く波乱はまだ収まらない。
燕王(えんおう)は七皇子の府を訪れ、娘・楚紫芊(そしせん)を毒殺した疑いで書斎を捜索する。しかし七皇子はまだ不在で、林嫣(りんえん)は正体を明かせず静観することに。燕王は毒薬の入った瓶を発見し、怒りに任せて七皇子を斬ろうとする。危機一髪、林嫣は身を挺して七皇子を守り、命をもって彼の無実を保証すると誓う。その覚悟に燕王は心を動かされ、目の前の林嫣に娘の面影を見るのだった。
楚紫芊(そしせん)は屋上で父のことを思い返し、一人涙を流す。父が娘のために命をかけた過去と、その影響で失われた勇気と白髪に胸を痛める。そんな彼女の前で七皇子は黙ってそばに立ち、守るように見守る。楚紫芊が足を踏み外すと、七皇子が瞬時に抱きかかえ安全に下ろす。その瞬間、二人は視線を交わし、七皇子は林嫣への強い運命的な思いを告げる。
春香楼で命をかけて救われた林嫣(りんえん)は、感謝の気持ちとして自作の木彫り小ウサギを七皇子に贈る。その姿に、七皇子は幼い頃の楚紫芊(そしせん)との思い出を重ね、心を揺さぶられる。二人は互いの想いを確認し、涙とともに月夜の下で愛を誓う。翌日、林嫣は楚紫芊の墓を訪れ、父の手による数々の小動物の像に胸を打たれる。愛と記憶を胸に、二人はそれぞれの想いを大切に生きる決意を固めた。
林嫣(りんえん)は楚紫芊(そしせん)の墓前で父の手作りの木彫りを見つめ、自らの過去を振り返り謝罪する。かつて復讐に心を奪われていた彼女は、七皇子への愛を再認識し、過去を忘れて新たな自分として生きる決意を固める。かつて刺そうとした匕首を墓に埋め、楚紫芊に別れを告げた瞬間、現れた七皇子は自分の心を告白する。林嫣は胸に飛び込み、つま先立ちで七皇子にキスし、互いの愛を確かめ合う。
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