楊安凝(ようあんぎょう)は馬四海(ばしかい)と梁茹芬(りょうじょふん)の密会を目撃し、賀行洲(がこうしゅう)を救うための糸口を探し続ける。やがて梁茹芬の部屋から薬粉を見つけるが、すぐに罪をなすりつけられ、言葉だけで真実をねじ曲げられてしまう。それでも楊安凝は怯まず、自ら薬を飲んで無害であることを証明し、梁茹芬の動揺を誘う。夜更けには裏庭に隠された薬を掘り返すことに成功する。一方、姿を消していた特派員が突如動き出し、毒薬の流通先を摘発する。
特派員の再来によって、隠されていた証拠が次々と明るみに出る。毒薬の出どころ、偽造された遺言、そして梁茹芬(りょうじょふん)と馬四海(ばしかい)の共犯関係。賀震云(がしんうん)の死は、ようやく真実に辿り着く。牢に囚われた馬四海は逆に賀行洲(がこうしゅう)を殺そうとするが、一瞬で形勢は逆転する。賀行洲は潔白を取り戻し、司令の座に就く。一方、梁茹芬は罪を認め、賀行洲の母を殺した過去も吐き出した末に自殺する。しかしその混乱の陰で、馬四海は逃亡。そして真犯人は、なお闇の中に潜んでいた。
母の死と師兄の行方という、それぞれが抱える真実が楊安凝(ようあんぎょう)と賀行洲(がこうしゅう)の距離を再び曇らせる中、深夜の月下で賀行洲は初めて弱さをさらけ出し、楊安凝は思わず彼を抱きしめる。翌日、賀行洲の前に現れた陆咏希(りくえいき)は、隠されていた証拠と胸に秘めた想いを語り、二人のすれ違いはさらに深まっていく。一方、真相を追う楊安凝は賀明廷(がめいてい)の部屋へ踏み込み、危険を承知で探りを進めるが、彼女の意図を察した賀明廷は、新たな真実を明かす。
真相を求める楊安凝(ようあんぎょう)の言葉は誤って賀行洲(がこうしゅう)の耳に届き、愛と不信がねじれたまま、二人は次第に追い詰められていく。一方、陆咏希(りくえいき)の嫉妬が薬をすり替え、取り返しのつかない悲劇を招く。調査によって楊安凝の本当の目的を知った賀行洲は、裏切られた思いに沈み、彼女の流産を誤解したまま、怒りと執着を募らせていく。逃れようとした楊安凝は連れ戻され、ついには監禁されてしまう。夜、賀行洲の胸に残ったのは、もはや愛か憎しみか判別できない感情だけだった。
閉ざされた部屋で孤立する楊安凝(ようあんぎょう)。真実を守るための沈黙は、かえって誤解と傷を深めていく。賀行洲(がこうしゅう)は怒りと執着に支配され、彼女の言葉さえ信じられず、愛と憎しみをねじれた形でぶつけてしまう。楊安凝の心の傷を知らない陆咏希(りくえいき)は、自分にまだ望みがあると思い込み賀行洲へと近づき、さらに関係を乱していく。一方、賀明廷(がめいてい)の狂気は静かに姿を現し、誰も逃れられない影が賀家に落ち始める。
誤解と嫉妬が重なり、楊安凝(ようあんぎょう)と賀行洲(がこうしゅう)の心は、ますます遠ざかっていく。楊安凝は陆咏希(りくえいき)の策略によって声を奪われ、舞台へ戻る道さえ閉ざされてしまう。すべてを賭けて追い求めてきた真相にも辿り着けず、ついには自分の声まで失った彼女を救えるのは賀行洲しかいないはずだった。しかし複雑に絡み合った感情は、彼の優しささえ歪めていく。涙に揺らぐ心は暴走し、寄り添いたいという想いは、次第に力任せの執着へと変わっていく。
互いの誤解と傷ばかりが積み重なる日々の中、心も身体も限界に追い込まれた楊安凝(ようあんぎょう)は、ついに賀府を離れる決意をする。だがその逃亡の裏には別の思惑が潜み、彼女は再び命を狙われてしまう。救いの手を差し伸べたのは、皮肉にも賀行洲(がこうしゅう)だった。離れてなお耳に届くのは、荒れ果てた賀行洲の噂。阿片に溺れ、赤子の衣を抱き締めながら楊安凝の名を呼ぶ彼の姿を知り、楊安凝はついに、彼の怒りの裏にあった「失った子」への深い想いに気づく。
賀行洲(がこうしゅう)の怒りの意味に気づいた楊安凝(ようあんぎょう)は、彼に阿片を絶たせる決意を固める。賀府へ戻った彼女は、禁断症状に苦しみ自暴自棄となる賀行洲を縛り、献身的に支え続けた。やがて賀行洲は再び政務に復帰し、荒んだ噂も次第に静まっていく。しかしその回復は、賀明廷(がめいてい)の計画を狂わせることとなった。権力奪取のため密かに軍を集めていた賀明廷は、次なる一手として楊安凝の心を揺さぶるべく、孟雪橋(もうせっきょう)の死に関わる指輪を賀行洲の書房へと忍ばせる。
長い苦難を越え、賀行洲(がこうしゅう)と楊安凝(ようあんぎょう)は、ようやく互いの愛を確かめ合う温かな日々を迎える。賀行洲は彼女の誕生日に贈るため、簪を密かに用意し、楊安凝もまた心を込めて料理を整える。だが、書房に置かれていた指輪が、楊安凝の胸に封じていた疑念と悲しみを呼び覚ましてしまう。愛する人の微笑みを前に感情を押し殺し、杯を差し出したその瞬間、揺れ続けていた想いはついに限界を迎え、楊安凝は簪を抜き取り、賀行洲の胸へと突き刺す。
愛と疑念が絡まり合う夜、楊安凝(ようあんぎょう)は真相だと思い込んだ絶望のまま、簪を賀行洲(がこうしゅう)の胸へと突き立てる。生き延びた賀行洲は、その一撃にためらいを感じ取り、彼女の行動の裏にある誤解の影を察するが、楊安凝は心を壊し、現実を拒むように深く沈み込んでいく。彼女を守るため奔走する賀行洲の背後では、陆咏希(りくえいき)の密かな悪意と賀明廷(がめいてい)の企みが静かに動き始めていた。外では正体不明の軍が民を脅かし、内では守りの薄れた賀府に不穏な影が忍び寄っていく。
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