すでに2人の参加者が転落した地上74メートルの鉄骨綱渡り。カイジは、大声で落ち着くよう叫ぶが、参加者たちの恐怖心はピーク。中山の生きることを願う悲痛な声を聞いたカイジは、利根川に電流を切るよう要求。「金はいらない、中止だ!」とのカイジの声に、参加者のほとんどが同意した。だが、みんなの願いも虚しく電流は止められなかった…。
地上74メートルの死の鉄骨渡りに成功したのは、結局、カイジと佐原の2人だけだった。大喜びの佐原は、涙を流しながら窓の方に近付く。そして、窓ガラスの向こうに俺の未来がある、と叫び、窓枠に小さな引っ掛かりを見つけて開けようとした。だが、カイジは、窓の内側で見物しているVIPたちを見て、イヤな雰囲気を感じた。VIPPたちは、何かを期待するように薄笑いを浮かべていた…。
カイジがやることになったEゲームは、皇帝、奴隷、市民という3種類のカードを使い、2人で行うものだった。使用するカードの枚数は、皇帝と奴隷がそれぞれ1枚、市民が8枚の計10枚。対戦者は、皇帝か奴隷のカードどちらか1枚と市民カード4枚を持ち、皇帝陣営、奴隷陣営に別れ、カードを1枚ずつ出して勝敗を争う。カードは、皇帝は市民より強く、市民は奴隷より強く、そして、奴隷は皇帝より強い三すくみ。カードは、皇帝陣営と奴隷陣営が交互に出し、皇帝を倒すか、皇帝を守るかで勝敗が決まる。カードの選択時間は、1試合につき5分だ。だが、このゲームのルールには、まだ続きがあった…。
常軌を逸した狂気のEゲームで連勝したカイジは、皇帝側として3戦目に臨んだ。その後から勝ちにくい奴隷側となるため、ぜひ勝っておきたいカイジ。そんなカイジの心を見透かすように、利根川はさまざまなことを話しかけてきた。
聴力を賭けたEカードの5戦目。カイジは、利根川の恐怖心を探りながら、2枚目に“奴隷”を出すが、“市民”を出されて敗北。3連敗となったカイジは、金を得られないまま、14ミリまで進むドリル針の音を聞くことになった。
皇帝側としての最後の勝負に1ミリを賭けた9戦目。1枚目は、カイジも利根川も互いに“市民”でドロー。そして、2枚目、“皇帝”を出そうとして躊躇し悩んだ末に“市民”を出したカイジは、後悔して内心激しく動揺した。ところが、余裕の表情を見せていた利根川が、なんと“奴隷”を出したことから、カイジの連敗はついにストップした。
Eカードの第11戦。カイジが利根川殺しのために考えた悪魔的奇手の下準備は、休憩を取った洗面所内で行われた。ギャラリーの一人の男を一緒に連れ込んだカイジは、鏡に自分の頭を打ちつけて破片を作り、とんでもないことをしでかしたのだ。
狂気の淵を行くゲーム、Eカードの第11戦目で大勝負を仕掛けて勝ち、1100万円を手にしたカイジ。ギャラリーの誰もが、勝負は決したと思ったその時、カイジは、最終となる第12戦で、またもや18ミリを賭けると告げ、もう一度、生死のバクチをやると宣言した。
Eカードの最終戦。最後の罠を仕掛けたカイジに対し、利根川は、勝ち誇るかのような笑みを見せた。そして、罠を見抜いたという利根川は、自信たっぷりに“皇帝”を出した。カイジの命を奪うリモコンに指を掛けた利根川は、その時、自分の勝利を信じて疑わなかった。
カイジが、黒幕・兵藤を出し抜く突破口になると見つけたのは、会場となったホテルのトイレ内にあったティッシュの箱だった。ティッシュの入り口が箱の側面にあることに気付いたカイジは、ティッシュの束と箱の間に出来るすき間に着目。そこにペーパータオル製の数十枚の紙切れを挟み込んで、クジを作ろうと考えたのだ。
もう一勝負、となおも食い下がるカイジの迫力に押し切られた兵藤は、仕方ないように同意。Eカードでの勝負を巧みに回避したカイジは、仕込みを終えたティッシュペーパーの箱を使ったクジに持っていくように、タイミング、間合い、表情、そして、さまざまな状況を考えてコトを進めた。
ティッシュペーパーの箱で作った即席のクジに、カイジは2000万円と指4本を、兵藤は1億円を賭ける。兵藤は、カイジの左手に指切断器をセットするよう命令。そして、これが最後のギャンブルだと言い切る。積み上げられた1億2000万円の札束を見ながら、勝ったらギャラリーたちにも配分すると高らかに宣言した。
2000万円+指4本を賭けたカイジに対し、1億円の現金でこれに応じた兵藤の最終対決。最初の引きで仕込んでおいた当たりクジを取ることが出来なかったカイジは、勝負が確率50パーセントのサドンデスとなってしまい、焦りに焦った。カイジの表情を見て、2度目で必ず当たりクジを引くと、兵藤は自信を見せる。そして、兵藤の指先が、ティッシュペーパーの箱の中に入った…。
ご購入時から視聴有効期限内、視聴いただけます。 日本国内でのみ視聴可能です。日本国外からはご利用いただけませんのでご注意ください。