パリ近郊の音楽院でヴィオラを学んできたザイアは、パリ市内の名門音楽院に最終学年で編入が認められ、指揮者になりたいという夢を持つ。だが、女性で指揮者を目指すのはとても困難な上、クラスには指揮者を目指すエリートのランベールがいる。超高級楽器を持つ名家の生徒たちに囲まれアウェーの中、ランベールの仲間たちには田舎者とやじられ、指揮の練習の授業では指揮台に立っても、真面目に演奏してもらえず、練習にならない。しかし、特別授業に来た世界的指揮者に気に入られ、指導を受けることができるようになり、道がわずかに拓き始める―。
イスタンブールのジムで掃除婦として働く移民のサヤラ。ジムのオーナー、バリスに密かに思いを寄せていたが、姉ヨンジャとバリスが不倫関係にあった。ある日、ヨンジャはバリスに呼び出され、バリスの仲間から激しい暴行を受け殺されてしまう。だが、政治的な権力を持つバリスの父親の手回しで、ヨンジャの死は自殺にみせかけ処理されてしまう。ヨンジャが殺されたと確信するサヤラ。サヤラは幼い頃よりソ連の軍隊格闘術サンボのチャンピオンで裏社会で暗躍した父から、格闘術を叩き込まれ、殺人マシンとして育てられていた。人を殺める技を封印していたサヤラだったが、愛する姉の屈辱を晴らすため、その能力を覚醒させる―!
老舗の銭湯で働く藤綱一果と月島有朱。藤綱一果は、高校時代の友人 神木流星と高校振りに奇跡の再会を果たす....。30代目前の男女の恋愛模様を繊細に描いたラブストーリー。
ベルナデット・シラクは、夫ジャック・シラクを大統領にするため、常に影で働いてきた。ようやく大統領府であるエリゼ宮に到着し、自分の働きに見合う場所を得られると思っていたが、夫やその側近、そして夫の広報アシスタントを務める娘からも「時代遅れ」「メディアに向いていない」と突き放されてしまう。だが、このままでは終われない。参謀の“ミッケー”ことベルナール・ニケと共に、「メディアの最重要人物になる」という、華麗にして唯一無二の“復讐計画”をスタートさせる!
匂いに敏感なひのき(17)は、亡くなった父が残した全国のミニシアターで観た映画の感想が書かれたノートを見つける。ある映画館だけ場所がわからず、匂いのメモや、感想だけが書かれていた。コーヒー豆の焙煎店を営んでいた父が残したコーヒー豆を配りながら、父の巡った映画館へと旅にでるひのき。薄れていく父の匂いと、場所のわからない映画館を探しながら、ひのきは少し、大人になっていく。
天下一の称号を得るため、武術家の道を志す女傑アーシー。彼女を倒して名を上げようとあらゆる武術家や、利権を牛耳ろうと目論む西洋人までもが彼女を狙ってくる。亡き師匠の復讐を果たすため上海灘に戻って来た彼女の前に、龍堂派の金剛龍(ジンガンロン)と西洋人ビジネスマンのハンクスが立ちはだかる。しかも警察署長までもがハンクスと裏で手を握り……。果たして彼女は警察や政治家の腐敗を暴き、亡き師匠の仇を討つことができるのか!?
高校3年生、みんなが進路について焦るなか、上京して演劇の世界に行くことを夢見るサト(片田陽依)は今日も認知症の祖母のシズ(福井裕子)の介護のため、演劇部の練習中に早退する。サトとシズと父の3人暮らし。大変ながらも仲良く暮らしているのだが、最近「旅行」と言って一人でやたらとどこかにシズが行きたがる。危ないと止めるサト、そしてシズがハワイ旅行に行くことが長年の夢だったとわかる。そんな中で、次第にシズの体の状態が悪くなっていくことを告げられたサトは、家族の最後の思い出になるかもしれないと、逗子での『擬似ハワイ旅行』を企画する。
幼い頃、母親・早希の勧めでバレエと出会った美夏。生まれながらのスタイルとバレエの才能に恵まれ、コンクールにも上位入賞し、将来を期待されていた。しかし、怪我に荷まれ道半ばにしてバレエの道を諦めてしまう。全てを早希のせいにして、逃げるように家を出る美夏。女手一つで美夏を育ててきた早希は深く絶望する。自分がなりたかったバレリーナの夢を娘に託し過ぎたのかもしれない…。美夏の気持ちを知るために早希は近くのバレエ教室に通い始める。教室には様々な年代の女性達がバレエを楽しんでいて、早希もバレエを習ううち、少しずつ娘の気持ちがわかってくる。そんな中、教室で発表会が催される事になる。演目はくるみ割り人形の「花のワルツ」。それぞれの思いが交錯し、母娘の「花のワルツ」のステージの幕が今、開く一。
2022年のロサンゼルス。女子大生のカティアは、ナンパされたチャラ男の血を飲みたいと欲した自身に恐怖して、ドン一味を潜入捜査していた刑事ルナに連絡、彼女のサプライヤー、イングリッドを紹介された。ルナの正体はヴァンパイアで、職務中に巻き添えで死なせてしまったカティアを助けるべく彼女の血を吸い、ヴァンパイアとして“転換”させていたのだ。ただし2人とも生きた人の血を飲む“肉食”は望まず、サプライヤーから供給される特別な血によって生きる転換者として生活していた。間もなくして、謎のヴァンパイアに恋人を殺された転換者アドリアナもイングリッドのもとを訪れる。またドンをルナに殺された一味も報復のため、ヴァンパイアと手を結んでいた。
45歳の恋愛依存症のアリスは、既婚者のマイケルとの先の見えない関係に終止符を打とうと、グループカウンセリングに通っていた。連絡を疎遠にして何度もマイケルから離れようとするが、なかなか想いを断ち切れず、ズルズルと付き合ってしまうそんなある日、アリスが部屋に帰ると浴室から物音が聞こえてくる。恐る恐る覗くと、そこには顔にひどい火傷の痕がある見知らぬ女性が立っていた。シェリーと名乗る彼女は、アリスが依頼した浴室の修理に来た掃除婦だった。アリスは個人的に自分の部屋兼仕事場の掃除をシェリーに依頼。その後、週2回アリスの部屋に通うことになる。部屋の掃除から解消され自宅でくつろぐアリスだったが、そんな彼女をシェリーはじっと見つめていて…。
雑文筆家のトン子こと餅月敦子は、古びた日本家屋の古書店「モチの家」の女主人。料理をこよなく愛する彼女の家には、恋や人生に迷える女たちが夜な夜な集まってくる。トン子を担当する編集者で男を寄せつけないドドこと小麦田圭子、ドドの飲み仲間であるドラマ制作会社の白子多実子、求められると断れない古着屋店員の本津あかり、いけない魅力を振りまくごはんやの女将・鴨舌美冬ら、年齢も職業も価値観もバラバラな彼女たちを、おいしい料理を作って迎え入れるトン子だったが…。女の本音満載の、やさしく、おいしい宴が始まる。
ダイナーの店長をしているナンシーは、ある日車の故障で仕事に遅刻してしまう。彼女の父親であり、ダイナーのオーナーでもあるエドワードに遅刻を注意され、仲の悪い古株のジェイクと共に予定外の夜勤を担当することに。その日の夕方、仮面を被った若者グループがダイナーに現れ、悪戯に騒ぎ立てたので、ナンシーは警察を呼ぶふりをして彼らを追い払う。不機嫌なナンシーは、非協力的なジェイクと口論になり、怒りのあまり彼を含む複数の従業員を、その場で解雇してしまう。一人きりになったその晩、仮面の男達が再びナンシーのもとに現れ―。
出会った瞬間から人生が永遠に変わる―。心身ともにたくましいダラス(エリカ・リンダ―)は、昼間は大工として働き、夜は毎晩のように違う女性と関係を持っては、自分の居場所を探していた。そんなある週末の夜。ネオン輝くバーの片隅で、ダラスは、ファッション誌の編集者として成功するキャリアウーマンのジャスミン(ナタリー・クリル)と永遠の出会いを果たす。情熱的に絡み合うふたりにとって、お互いの愛を確かめ合うのに、時間はかからなかった。しかし、ふたりの蜜月を遮る壁―ジャスミンには結婚を約束した彼氏がいるという、大きな障害があった…。
これは、いつかの時代の、どこかの国の物語。無法者集団「クレイジードッグス」から少女・アンヌを救った謎の美女・アイアンガール。アンヌは彼女を自分が住む村へといざなう。奴らの報復に怯える村人達たが、村に伝わる古文書に印された危機を救う「鉄の救世主」彼女こそ、もしや・・・その伝説?!伝説を信じた村の若者たちは「アイアンガール」と共に闘う決意をする。“今”を「生きるため」の壮絶な戦いが始まった。しかし、やがて思いがけない真実が明らかに――!
継母と義理姉による虐待に苦しんでいたシンデレラは庭で不思議な本を見つける。そして本を読んだ彼女の前に“フェアリーゴッドマザー”が出現し魔法の力によって憧れの王子とダンスする夢が叶う。しかし王子や継母たちはシンデレラのドレスを剥ぎ取り、全裸にして嘲笑。その瞬間「復讐したい」と願ったシンデレラはガラスの靴を凶器に変え、邪悪な人間どもを残虐な手段で次々と血祭りにあげていく――!!
かつて女優として一世を風靡したスヨンだったが、飲酒運転で事故を起こし活動休止に追い込まれた。その後、再起を図るために地道に活動を始めるが、世間の反応は冷ややかだった。事務所が用意した住居では、後輩女優のガヨンと同居させられ、断ったはずの酒をあおる日々が続いていた。その夜も酒に酔い目を覚ますと、包丁が突き刺さったガヨンの死体が横たわっていた。言い争いの末に殺してしまったのか、それとも事故なのか、記憶が全くない。どちらにしろ、事件が明るみになれば再起の道は完全に断たれてしまう。スヨンは、事件を隠ぺいしようと決心するが、その時、何者かが玄関のチャイムを鳴らした―。
台北に住む17歳の女子高生バイ(ルゥルゥ)は、離婚した母と祖母との3人暮らし。学園生活を明るく満喫していたが、最近、親友ウエンと男友達イエとの関係に心を痛めていた。そんなある日、母のワン(アリッサ)が交通事故で意識不明の重体に。悲しみに暮れる中、バイは母のパソコンから、偶然、初恋の相手リン(リッチー)に宛てた未送信メールを発見。そこには、自分と同じ17歳だったころの思い出が切々と綴られていた。遠い日の母の青春に思いを馳せるバイは、彼女に代わって「会いたい」とリンにメールを送る…。
ホテル勤務に嫌気がさしたアナは現実から逃避するように、とある浜辺にたどり着いていた。そこでは潜水艦に住み着いたマーシャをはじめとした少女兵士たちが生活をしており、アナもまたそのグループの一員となってゆく。少女たちにはミッションがあり、それは無線を打診することで戦場の兵士たちを巧みにおびき寄せ、死に至らしめるというものだった――。
ハイスクールに通うニコレットは、同じ施設育ちで親友のブルックを捜していた。ブルックは妊娠9ヵ月の身重にも関わらず、ある日突然、行方不明になっていた。新任教師のサンディに声をかけられたニコレットだったが、自身の体調不良も重なり、反抗的な態度で心を開こうとはしなかった。一方、ある雑居ビルに監禁されていたブルック。彼女はそこで出産をしていた。しかし赤ちゃんは、大金と引き換えに団体の人間に奪われてしまっていた。何とかその場から抜け出すことに成功したブルックは、ニコレットに救いの電話をかけるも、追手によってひき逃げされ死亡してしまう。そんな最中、自身の妊娠が発覚したニコレットが施設に帰宅すると、そこには養子縁組を斡旋する団体の女性が待ち構えていて…。
ロンダは、カルト人気のホラー映画『マニアの館』の主役を演じて人気を博したものの、最近ではモデル出身の若手女優たちに仕事を奪われ落ち目の女優。エージェントに依頼してなんとか仕事を回してもらうが、持ち前の気位の高さと仕事をえり好みする性格が災いし、撮影現場でクライアントと決裂してしまう。お金に困窮するロンダだったが、父親の遺産として多額のお金を相続したことで女優という仕事に見切りをつけ、遺産を元手に社長としてモデル事務所を設立。早々に活動を開始するロンダは、モデル募集に応じたステイシーとリサという2人の若い女性を採用、すぐにお金が必要だというリサにロンダは仕事を斡旋するのだが…。
マイアミの青い海と白いビーチが広がる中、元ソルジャーのフィオナは父を殺した犯罪組織への復讐に燃えていた。ピンクの髪をなびかせ、犯罪者たちを一人ずつ倒していくフィオナ。その怒りとともに、マイアミの街は炎に包まれ、クライマックスに向かって激しいアクションが続く…
1960年代、湘南の夏。12歳のなぎさは、4年前に漁師の父を亡くし、居酒屋を営む母と二人で暮らしている。なぎさにとって、その年の夏休みは生涯忘れられない夏休みとなった。ポータブル・レコード・プレイヤーを手に入れる為、伯母が経営する海の家でバイトを始めたなぎさ。従姉の不良娘・麗子の影響を受けてパーマをあてたり、アメ車を乗り回す麗子のイカした彼氏とダンパに出かけたり、東京から帰省してきたリッチな美少女・真美に意地悪をされたりと毎日様々なことが起きる。ある日、お気に入りの岩場で泳ぎの練習をしていると、見知らぬ男の子に出会う。東京からやってきた病弱な少年・洋は砂浜で漂着物を収集しているという。なぎさは泳げない洋に泳ぎを教えることになり、親しくなっていく。
高校生の初子(中嶋朋子)はある日、仔犬の鳴き声に呼び寄せられた廃工場で、落下してきた鉄骨で頭を打ち、幽霊になってしまう・・・が、それは初子の勘違いで、実は鉄骨と一緒に落下してきた弁当箱に頭をぶつけただけだった。彼女は幽霊の先輩・弦之丞(柳葉敏郎)に“早く体に戻って生き返りなさい”と説得されるが、そんな言葉などどこ吹く風、人間界へと遊びに出かけてしまう。生き返る前に幽霊という特権的な立場を楽しもうと、初子は憧れの委員長・津田沼君の部屋に忍び込んだり、自分の葬式の準備風景をのぞいたり・・・。やがて彼女は、隣のクラスの変人・夏山が幽霊と話す能力を持ち合わせていることを知る。
生まれつき耳が不自由なダイアナ。過酷なこの世界を生き抜くため父親から厳しい教育と訓練を受けて育った彼女は、今では抜群の身体能力を備え、逞しく成長していた。いつものように、人里離れた山道でトレイルランニングをはじめた彼女だったが、スウェットのフードを目深に被った謎のランナーに出くわす。薄気味悪いそのランナーを何気なく追い抜いた時、突如背後から強烈なタックルを受け、転倒したダイアナは怪我を負ってしまう。猛烈な怒りに駆られランナーを追跡するダイアナ。しかし、待ち伏せていたランナーは殺意を剥き出しに襲いかかってくる。険しい山林を疾走し、濁流の中を泳ぎ、さらには広大な荒地を舞台にカーチェイスへと発展。絶体絶命の状況下、ダイアナと殺人ランナーの終わりなきデス・ゲームが今、幕を開けた・・・。
ある晴れたバレンタインの日に、彼女たちは姿を消した―― 1900年、2月14日。セイント・バレンタイン・デイ、寄宿制女子学校アップルヤード・カレッジの生徒が、二人の教師とともに岩山ハンギング・ロックに出かけた。規律正しい生活を送ることを余儀なくされる生徒たちにとってこのピクニックは束の間の息抜きとなり、生徒皆が待ち望んでいたものだった。岩山では、磁力の影響からか教師たちの時計が12時ちょうどで止まってしまう不思議な現象が起こる。マリオン、ミランダ、アーマ、イディスの4人は、岩の数値を調べると言い岩山へ登り始めるが、イディスは途中で怖くなり悲鳴を上げて逃げ帰る。その後、岩に登った3人と教師マクロウが、忽然と姿を消してしまう…。※本作品は4K対応作品ではございません。
妻子ある男性パトリックと別れを決めた夜、車で送ってもらう途中、交通事故に遭ったグラフィックデザイナーのエイプリル。自身は幸いにも軽いケガで助かったが、パトリックはICUに収容されたままで、退院前に見舞いに行った彼女は彼の妻スーザンに罵倒される。退院後、エイプリルは自宅療養しながら仕事を再開することに。ある時、カフェで薬を飲もうとしてパニックを起こした際、ジミーと名乗る男性に助けられ、それを機に親しくなっていく。自宅で世話をしてくれていた看護師キャシーが大ケガをしたこともあり、ジミーに料理を作ってもらうなど親密になっていくが、彼に不自然さを感じた同僚のマリーがジミーについて調べ始めると、思いがないことが発覚する。
1年前のある出来事によって心を病んでしまったステイシー。回復に向かっていた彼女は、新しい恋人マットに夢中になっていた。ある日、親友のジェスとエマを家に呼んで楽しく過ごしていたステイシーだったが、エマが本に挟まっていたメモを見つけたことがきっかけで、再び精神が不安定になる。回復に向かっていたと思われていたステイシーには、誰にも言えない秘密があったのだ。それは、死者と思われる2人の金髪少女が出てくる夢を何度も見ることで、眠れない日々を過ごしていたことだった。ある時、ジェスの提案で死者の霊と交信するアプリを試すことにしたステイシー。しかしなぜかステイシーのスマホには、死者との交信アプリがすでにインストールされていて…。
裕福なオカルト愛好家のテッド・フーパーの1人息子、ケヴィンのナイトシッターを託されたアンバー。一緒にテッドの恋人、シャーロットの息子ロニーも世話することになるが、アンバーの正体は泥棒だった。テッドが留守のうちにお宝を盗もうと考え、仲間も家に乗り込んでくる。一方、ケヴィンは1年前に母を亡くしてから引きこもりになり、怪しい絵を描いたりオカルトチックなことに興味を持っていた。そんな彼はかくれんぼと称して、「絶対に入るな」と言われていた父親の部屋にロニーと入り、知らぬ間に“3人の母”と呼ばれる魔女たちを召喚してしまう。そうとは知らぬアンバーたちは仲間と盗みを働き始めるが、同じ頃、ケヴィンらは魔女たちの恐怖にさらされていた。
ハンナとリブは親友同士。バックパッカーとして訪れたオーストラリアでお金に困り、荒れ果てた田舎にある古いパブ「ロイヤルホテル」に滞在してワーキング・ホリデーをすることになった。単なる接客バイトかと思いきや、彼女たちに待ち受けていた洗礼は、炭鉱で働く荒々しい男たちが店に来て起こすハラスメントや女性差別の連続だった……。楽観的なリブは店に溶け込んでいくが、潔癖なハンナは孤立し精神的に追い込まれ、2人の友情は徐々に崩壊していく。嫌な上司や泥酔する男たちなど身の毛のよだつような悪夢を描くという、女性側の視線に立って作られた新しいタイプのフェミニスト・スリラー。
記録的な猛暑が襲った夏の日、人々のイライラは頂点に達していた。夫ソング(イ・ジェラク)から虐待を受けて団地(チャンミ・アパート)の広場に逃げてきた女性ジョンヒ(ハ・ユミ)。これを目撃した同じ団地の女性たちは、ジョンヒを助けようと加担し、勢い余ってその夫は、死んでしまう。やがて警官隊が出動し、彼女たちは、団地の屋上に籠城せざるを得なくなる。そして、女性の権利を守るための戦いが始まる。
伝統的な焼き物の街。そこに14歳の結衣(中島セナ)は、父 信夫(大迫一平)と祖母と三人で暮らしている。美しいと感じたものを、自分の色使いで絵に描くことが唯一の楽しみで、時間があればスケッチブックに絵を描いている。放課後には美術教室に通うが、自分の個性を出すのではなく基礎の知識や技法を重視する指導には馴染めずにいる。
ある夜、アメリアのもとに、長らく疎遠にしていた娘ベスから妊娠を告げる連絡が入る。だがその後、ベスは出産すると同時に亡くなってしまう。ベスの死に不審を抱いたアメリアは、代理出産で産んだ孫娘マティルダが、料理番組で人気のアレックスとグレース夫婦のもとにいる情報をつかむ。アメリアは夫婦の代理出産に関する情報をネットに流す一方で、窮地に陥ったグレースの前に現れ、マティルダの乳母として雇われることに成功。ほどなく、グレース夫婦が暮らす豪邸に住み込むことになる。数日後、アメリアは家政婦のソフィアからベスについての話を聞こうとしていた。しかしその夜、ソフィアは何者かに殺されてしまう。
恋愛小説家のグレイスは、3部作小説3作目の締切が10日後に迫るなか、行き詰まっていた。次作がヒットしないとエージェントから契約解除すると告げられているが、いいアイデアが出ない。物語のモデルとなった元カレと恋に落ちた場所で書くことを勧められたグレイスは、LAから故郷の田舎町に帰省。母親からちょうど次の金曜日は5年に一度の“ブルームーン舞踏会”だと教えてもらう。翌日、グレイスは会場の古い館へ。そこで小説のアイデアを練っていると、旧友のヘザーから館を壊してショッピングモールの建設計画があると知らされる。さらには元カレのショーンとも再会。建築学博士号を取得し、歴史的価値を評価して館を守る仕事をしている彼に、グレイスは協力することになるのだが…。
1948年、『ニューヨーカー』誌上に発表した短編「くじ」が一大センセーションを巻き起こした後、新しい長編小説に取り組んでいたシャーリイ(エリザベス・モス)はスランプから抜け出せずにいた。小説の着想の元になったのは、ベニントン大学に通う18歳の少女ポーラ・ジーン・ウェルデンが突如として消息を絶った未解決の失踪事件。同じくベニントン大学教授である夫のスタンリー(マイケル・スタールバーグ)は、引きこもってばかりいるシャーリイを執筆へ向かわせようとするがうまくいかない。ある日、そんな二人のもとへ一組の夫妻が居候としてやってくる。文学部でスタンリーの助手として職を得たフレッド(ローガン・ラーマン)は、妻のローズ(オデッサ・ヤング)とともにバーモント州の学園都市へ移住を計画していた。新居が見つかるまでの間、無償で部屋と食事を提供する代わりに家事や妻の世話をしてほしい―ースタンリーに半ば強引に言いくるめられた夫妻はシャーリイとスタンリーと共同生活を送ることに。他人が家に上がり込むことを毛嫌いしていたシャーリイだったが、自分の悪態にも挫けずに世話を焼こうとするローズを通じて、次第に執筆のインスピレーションを得るようになる。一方、ローズはシャーリイのカリスマ性に魅入られ、いつしか二人の間には奇妙な絆が芽生えていく。しかし、この風変わりな家に深入りしてしまった若々しい夫妻は、やがて自分たちの愛の限界を試されることになるのだった……。
人付き合いが苦手で不器用なフランは、会社と自宅を往復するだけの静かで平凡な日々を送っている。友達も恋人もおらず、唯一の楽しみといえば空想にふけること。それもちょっと変わった幻想的な“死”の空想。そんな彼女の生活は、フレンドリーな新しい同僚ロバートとのささやかな交流をきっかけに、ゆっくりときらめき始める。順調にデートを重ねる二人だが、フランの心の足かせは外れないままで――。
亡き夫との間の凍結胚を持つスージーは、自力で出産することが叶わない体であることを医者に宣告され、やむなく代理出産を決意する。そんな折、彼女の双子の兄弟アンディの仲介で、実家の近所に昔住んでいたというローナが代理母の役を自ら申し入れてきた。これがベストな道かもしれないと、承諾するスージー。その後、施術が行われ、あとは無事に赤ちゃんが生まれるのを待つのみ。その間、スージーはローナを気遣いつつコミュニケーションを図るが、そこで彼女が恋人と別れて逃げてきていたことを知らされる。やがてローナは謎のバイク男に狙われるようになり、身を案じたスージーは彼女を自宅にかくまうが、まもなくしてローナは姿を消してしまう。
クリスマス休暇をユタ州の山荘で過ごしていたアンダーソン一家。その日、長女リネアは母と祖母と3人で近くの湖に散策へ。父リチャードと次女ティナは町に買い物へ出かけ、別行動をとっていた。後から遅れて山荘で合流する予定の叔父マイクのために、玄関マットの下に鍵を隠すリチャード。しかし、山荘を後にする一家を見つめる2人の男がいたことを一家は知らなかった。やがて散策から帰ってきたリネアたちに覆面姿の2人の男が銃を突きつける。男たちは金銭を要求するが、祖母が拒否したことで逆上し、祖母と母が射殺されてしまう。
ダニは小学校からの友人ケイトに誘われ、心身をリフレッシュする旅行のため郊外の森を訪れる。しかし、ケイトはダニに内緒で同じ学校に通っていたエレーナとモーガンも誘っていた。旅行のメンバーにエレーナが入っていたことに激しく嫌悪感を露わにするダニ。ダニとエレーナは4年前のある出来事によって絶縁しており、今回の旅行は2人の仲直りのためにケイトによって計画されたサプライズ旅行だった。そんなケイトの願いを聞き入れ、ダニは旅行の継続にしぶしぶ同意。やがて森の中にひっそりと佇む館に到着した一行を、館のホストであるフランシーヌが出迎える。夜になりキャンプファイヤーを囲む4人に、フランシーヌはこの森に伝わる悲しい伝説を語り始める。
かつて愛したホスト・隼人(水上恒司)を刺し殺そうとした沙苗(橋本愛)は、数年の服役後、お見合いで出会った健太(仲野太賀)と結婚する。平穏な結婚生活が始まったと思っていた矢先、謎めいた隣人の女・足立(木竜麻生)が現れる。気さくな足立に心を許しかけていた時、明かされる秘密。そして全てを捧げた隼人の影に翻弄される沙苗。普通の生活へ引き戻してくれる健太の温もりを受け取りながらも、隼人への燃え上がるような想いを抱き続ける沙苗がたどり着いた、“愛し方”の結末とは――。
フロリダ州。母を失い、病気がちな幼い弟の面倒を見ながら父と暮らすカヤは、友人のテッサに突然誘われ、テッサの友人の男性2人、ジュリアンやザンダーと水上バイクに乗って日帰りでバハマに行く。その帰途、ザンダーが操る水上バイクが、海に転落したジュリアンに激突する事故が発生し、しかもジュリアンは行方不明に。サメが泳ぎ回る大海原に放り出されたカヤ、テッサ、そして瀕死状態のザンダーだったが、そこに偶然、漁船が通りかかる。レイという名の漁師に救助された3人だったが、いつしか船内にテッサの姿が見当たらないことに気付いたカヤは、レイに尋ねるが…。
キャビンアテンダントからある出来事をきっかけに、大城病院で医療秘書としてはたらくことになった高杉和代。医師確保が急務の大城病院、和代は院長の峰山昇太郎と必死に奔走する。そんな中、和代は以前怪我の処置をしてもらった医師白鳥良太に白羽の矢を立てる。医師の鏡のような白鳥の姿に次第に惹かれていく和代。しかし、白鳥には大きな秘密があった。様々な問題を抱える日本の医療制度をテーマに、実際に医療現場で起こった事件をモチーフとし繰り広げられる人間ドラマ。
家庭を顧みず、仕事と浮気優先の人生を送る一児の母アーリン。ある日、息子のお迎えの帰り道に交通事故を起こし、息子を失ってしまう。悲しみに打ちひしがれるアーリンは、夫とも別れ、仕事に行くこともできなくなった。そんなある日、アーリンの前に1人の男が現れ、“不可能を可能に”と書かれたチラシを手渡される。不気味さからすぐにその場から立ち去るアーリンだったが、日増しに精神が不安定になっていったことで、男が示したエンデバー・インスティテュート社を訪問。そこは、過去をやり直すことができる施設だった。早速サインをし施術に入るアーリン。そして次に目が覚めると、彼女の前には愛する息子ウィリアムの姿があった。今までの生活を反省し、家族のために生きようとするアーリンだったが、現在の生活と過去の記憶が交錯し、再び彼女の心は蝕まれていく。
水ウイルスの蔓延によって世界中で6000万人もの人々が死亡、残りの人類も5年以内に死滅することが予想されている近未来。水を飲み過ぎると毒によって死亡する絶望的な世界で、水化学のジェニファー博士はこの問題の解決に最も近い科学者の1人と言われていた。ある日のこと、自身の目から零れ落ちそうな涙を鏡で見たジェニファーは、水ウイルスに対抗する術を思いつく。人類を救う手立ての発見に興奮したジェニファーは関係者と話し合うため急いで出かけるが…。ジェニファーが目覚めると、そこは自宅のベッドの上だった。ストレスで解離性健忘症を引き起こしたジェニファーは失神を起こし、この数日間の記憶をすべて失ってしまっていたのだった。
ハッカーと泥棒という異色の女性カップルがダークウェブ界で暗躍する企業を相手に脳チップの強盗を計画する。世界を一変させうる可能性を秘めたチップを盗んで大金と交換し、人生をやり直すはずだった。命からがらチップを奪い、人里離れた森の隠れ家へ逃げ込む。だが安全なはずの場所に謎めいた男が現れる。その正体も目的も分からず、不穏な空気が漂う。生死を賭けた予期せぬゲームの始まり。ふたりは森からの脱出を試みるが、方々にワナが仕掛けられており、徐々に追い込まれていく。
池島組に潜入捜査中、汚職の嫌疑をかけられ殺された麻薬Gメン土屋満(永島敏行)の妻・名美(夏川結衣)は、葬儀の日、押しかけて来た組員たちにレイプされてしまう。絶望のあまり自殺を図るが一命を取りとめた名美は、池島組会長・池島政信(寺田農)を地下駐車場で刺そうとして男に制止される。男は池島組幹部の村木哲郎(根津甚八)だった。名美はクラブのホステスとして池島に近づき、復讐を果たそうとするが…
鏡の世界で暮らす雪の女王の娘アイラ。おてんばでイタズラ好きなアイラは、湖の底に封じ込められた邪悪な氷の精を誤って解き放ってしまう。雪の女王は魔法で氷の精を止めようとするが、長くは耐えられそうにない。アイラは一人でゲルダとカイに協力を求めに行き、さらに海賊のアルフィダや遺物採集家のロランも仲間にして、永遠の冬の危機から世界を救おうとするが…。
1980年代、サッチャー政権下のイギリス。暴力シーンや性描写を売りにした過激な映画<ビデオ・ナスティ>の事前検閲を行うイーニッドは、その容赦ない冷徹な審査ゆえに“リトル・ミス・パーフェクト”と呼ばれていた。イーニッドがいつも通り作品をチェックしていると、とあるホラー映画の出演者が、幼い頃に行方不明になった妹のニーナに似ていることに気付き、次第に虚構と現実の狭間へと引きずり込まれていく――。妹の不可解な失踪と未だ向き合えていないイーニッドは、真相につながるかもしれない不気味なホラー映画と、謎めいた映画監督の背後にある真実を解き明かすことを決意する。その記憶は創られたものなのか…?狂気に苛まれ自制を失うイーニッドに待ち受ける現実とは……。
人里離れた村で暮らす姉のシャロータと妹のタマラは母親の虐待から逃げ出すことを決意したが逃げ込んだ森の中で恐ろしい事故に遭ってしまう。事故から20年、消息を絶っていたシャロータがある出来事をきっかけに村に戻るも受け入れる者はいなかった――。村が夏至祭に近づく中、彼女が過去のトラウマと対峙するほどに人々は疑念を募らせてゆくが……。
ナターシャ、アーニャ、レイラのロシア人ルームメイトは、ネットで応募したハリウッド映画のオーディションを受けられることになり、勇んでロサンゼルスへと向かう。しかし、到着早々に飛行機の中で知りあったドン・カルロがギャング組織に殺害され、3人も拉致されてしまう。その後、何とか脱出に成功するものの、3人はバラバラに。ナターシャは重傷を負った男を抱えて移動するハメになり、アーニャはカルト宗教の生贄になりかけ、レイラはアイドル志望の半グレ集団バブルガム・ボーイズに助けられる。なぜ、彼女たちは次々と災難に遭遇してしまうのか?すべては1週間で国を破産させることもできるクレジットカードを、ナターシャがドンからくすねたことが原因で…。
2007年、セクハラ訴訟で敗訴して巨額の賠償命令を受け、会社の株価も暴落させたランカスター社の社長は自死を選ぶ。それから15年後。ある大学内の社交クラブ“シータ”の女子寮では、先輩・ビッグシスターの部屋に後輩・リトルシスターを迎える恒例行事が行われていた。そんなある日、シータの会長ケイリーは母親から驚愕の事実を知らされる。交際相手ウォーリーの父は亡きランカスター社の社長で、ケイリーの母ヴェラはその社長を告発した女性だというのだ。知らずに交際していた2人は気まずくなるが、交際を続ける決意を交わした夜、パーティー中にウォーリーがプールに転落し、感電事故死してしまう。未成年だったにも関わらず泥酔しており薬物反応も出たことから、ケイリーが殺害を疑われてしまう。
成績優秀で転入してきた女子大生クリッシーは、ディベート大会で自らの意見を言えずパートナーのライアンからコンビ解消を告げられてしまう。落ち込むクリッシーは親友のサラに誘われオリオン寮で開催されているパーティーに参加するも、お酒を飲んだ直後から気分が悪くなってしまう。フラフラになりながらも1人で帰宅するクリッシーだったが、帰り道の途中でペストマスクを被った者に襲われて気を失ってしまう。翌日、病院で目を覚ましたクリッシーは、母と共に学部長マーテルに暴行の被害を訴える。その後、クリッシーの首の後ろに奇妙なマークが描かれていることが判明。そのマークは、ギリシャ神話に登場する狩人オリオンを表すシンボルと同じものだった。
テレクラでアルバイトをしながら飄々と今を生きる女、トーコ。ある時、メジャーデビュー寸前の人気バンドのギターヴォーカル、よっくんと出会う。背伸びをしない自然体なトーコの魅力にハマっていくよっくんだが、いざ大事な話をしようとすると、トーコはハミングではぐらかす。奥底に、つかみどころのないトーコが存在する。子どもの頃に傷ついた心。人を信じられない心。小さな闇を持つトーコに翻弄されるよっくんとその仲間たちを描いた、青春群像劇。
(パート1)古ぼけた区民館の一室。ここは劇団かもめ座の稽古場。なかなか芽のでない“女優”日高雪子(紀那きりこ)がやってくる。面接を経て入団するも、古参俳優の晋(白畑真逸)のひと言で劇団は崩壊の危機に。まとめ役のりえ(倉多七与)は新たな仲間を募るが、身勝手な俳優たちの言動に雪子は巻き込まれ翻弄されていく。そして新旧の対立が勃発して・・・。(パート2)劇団に残った雪子と良重(岩松れい子)は、かもめ座を再生させるため次回公演をチェーホフ作『ワーニャ伯父さん』と決める。キャストが集まり稽古が始まるが、年少のそら(平井友稀奈)の自己主張の強さに雪子は困惑。出戻りメンバーの哲夫(小山鉄平)と智之(司馬正太郎)からのプライベートなアプローチにも悩まされ、雪子は劇団運営の難しさに直面していく・・・。
コンビニのアルバイト店員・志村イトは、失踪した幼馴染みを追って幼少期に住んでいた都営団地へと向かう。そこの老朽化したエレベーターに乗り、この世界とよく似ているが全く違う異世界=パラレルワールドへ降り立つ。そこで彼女は現実の世界から消えてしまった人々と再会するのだが――
高校2年生のそら(辻野かなみ)、菫(杏ジュリア)、苺(坂井仁香)、桃華(小泉遥香)、日向(菅田愛貴)、翠(吉川ひより)。生徒から人気の梨乃先生に集められた初対面の6人は、3年生を送る会(三送会)でダンスパフォーマンスをすることに。そこでみんなには内緒で赤点免除を条件に、苺はチームのリーダーに任命される。バラバラのチームメイトたちをまとめようと奮闘する苺だったが、本番直前、ある事件をきっかけにチームに亀裂が入る。「留年やだぁーーーーー!」と願いを込めると、なんと30分前に巻き戻り、事件が起こる前にタイムリープしていた…!苺は仲間のピンチを救うため、告白を成功させるため!?そして、本番を成功させるため!学校中を駆け回り、全てが上手くいくようにリトライし続けるが…?そして次第に明らかになる6人が集められた本当の理由。果たして、6人は心をひとつに三送会のパフォーマンスを成功させることができるのか!?
キャバクラで働いていた琴音(20)は、コロナ禍で店が休業、一緒に住んでいた男に家財を持ち逃げされ、家賃を払えなくなり、行き場を失ってしまう。そんな中、知り合った楓(21)の紹介で出会い系喫茶に出入りするようになり、男性客とパパ活をすることで日々を切り抜ける生活をしている。客に絡まれたりネット上で中傷をされたりしながらも、逞しく生きている琴音は、あることがきっかけで、同じ出会い系喫茶でパパ活をする大学生のさくら(20)と出会う。生まじめで何事も重く受け止めてしまうさくらと琴音は不思議とウマが合い、友情を深めていくのだった。体目当ての矢田(42)、IT企業の社長でパトロンでもある清岡(36)、容姿端麗なダンサーの木村(28)ら軽薄な男たちと、生活のため、ホスト通いのため、学費のため、様々な理由でパパ活をする女性達の対比で物語は進んでいく。
黒髪のアンヌとブロンドのロールは、カトリック系の厳しい寄宿学校に通いながらも、ボードレールの「悪の華」等の暗黒文学に耽溺する15才の美しい少女。彼女たちは学校が長い休暇に入ると、悪魔崇拝儀式を取り行い、悪の道を突き進む事を誓う。親の目を盗んでは放火や窃盗、動物虐待、また大人の男を誘惑したり、残酷な行為を繰り返していた。やがて悪行はエスカレートし、追い詰められた彼女たちは永遠に一緒に居られる場所を求め、破滅的な決意をする…。
純粋無垢な美しい少女・ヴァレリエ。彼女には両親がおらず、祖母に厳しく躾けられ育つ。そんなヴァレリエにも、初潮が訪れる。ある日、村にやってきた旅芸人一座に不気味な化け物を見た彼女は、現実とも空想ともつかない不思議で奇妙な悪夢に悩まされるようになり…それ以来ヴァレリエの周囲で怪奇な出来事が次々と起こりはじめる。
成績が優秀で優等生の高校生ユリ。そして、誰よりもユリを愛する母親ヘヨン。二人は誰が見ても完璧で理想の母娘と周囲では羨ましがられている。しかし、実はユリは母へヨンの度を過ぎた教育と執着に長年悩まされていた。ある模擬試験の当日、学校には登校せず姿を消したユリは、キャンプ場で遺体となって発見される。捜査に乗り出したオ刑事は、自殺の可能性が高いとみていたが、ヘヨンは頑なに認めようとしない。逆に担当教員ギボムが、ユリを呼び出していたことを知ったヘヨンは、その教員を疑い裁判を起こす。事件を探れば探るほど徐々にヘヨンの歪んだ母性愛が浮かび上がり、やがて衝撃の真実があらわになる。
新世紀を迎えたばかりの2001年の台北。恋人のハオと一緒に暮らしているヴィッキーは、仕事もせずに毎夜、酒とゲーム、クラブ通いと荒れた生活を続けるハオにうんざりしていた。仕方なく始めたホステスのバイトで出会ったガオのもとへ逃げこんだヴィッキーだったが、ガオがもめ事に巻き込まれ、日本へ旅立ってしまう…。※本作品は4K対応作品ではございません。