ミュージシャン兼チンピラのショウ。今日も親分から無理難題を押し付けられた。なんとかなると、軽いノリで夜の街に出て行ったのだが…ダメ人間達の新宿一夜物語。
ADHD―― “注意欠如・多動症”という意味を持ち、年齢あるいは発達に比べて注意力が足りない、衝動的で落ち着きがないといった特性がある。現在、日本にはこの症状がある人が300万人いるとされており、正式な診断を受けていない人も多く、実際の人数はさらに多い可能性がある。55歳でADHDと診断された君塚匠監督は、「一人でも多くの人にこの症状を知ってもらい、生きやすい社会になってほしい」という思いから、映画を制作することを決意した。
社会運動が高揚していた1970年代の日本、新左翼過激派集団「東アジア反日武装戦線“さそり”」のメンバーであった桐島聡。若き桐島は重要指名手配犯とされ、いつ逮捕されるかわからない緊張感の中、逃亡を続けていた。生活を繋ぐため日雇い仕事を転々とし、数十年前からは「内田洋」という偽名を使い、神奈川県藤沢市内の工務店で住み込みの仕事に就くようになる。メンバーの獄中闘争、超法規措置により国外に出る仲間たち、自ら命を絶った者――。桐島はそうした仲間たちの姿を思い浮かべながら、日本社会の欺瞞や凋落を孤独に見つめ続けていた。2024年、70歳となった桐島は末期がんと診断され、病院のベッドで生死の狭間を彷徨う。
私にできること、それは私自身でいること。記号のように過ぎていく29歳の毎日に、漠然とした不安を感じている小学校教師の雪子。不登校児とのコミュニケーションも、彼氏からのプロポーズにも本音を口にすることを避け、ちゃんと答えが出せずにいる。ラップをしている時だけは本音が言えていると思っていたが、思いがけず参加したラップバトルでそれを否定され、立ち尽くしてしまった。いい先生、いいラッパー、いい彼女に...なりたい?と自問自答しながら誕生日を迎えた。でも現実は、30歳になったところで何も変わらない自分でしかない。それでも自分と向き合うために一歩前へ進んだ彼女が掴んだものとは―――。
1人暮らしの映画監督・大滝隆太郎は突然、脳梗塞を発症。目がよく見えない。言葉もうまく出ない。心臓機能が20%まで低下、夏の猛暑で外出は危険。友人に電話しても「お前が病気?笑わせるなよー」と言われ、SNSに闘病状況を書いても、的外れな助言や誹謗中傷ばかり。「俺はこのまま孤独死?」と追い込まれるが、意外な人たちから救いの手が? 本人には悲劇、周りの人たちには喜劇?病気と医療を笑いと涙で描く社会派現代劇。
専門学校の写真の講義で出会った写真家の竜次とジャズシンガーを目指す小春。「歌っている姿を撮ってほしい」と頼まれた竜次は、ジャズクラブに小春のライブを見に行き、その姿に魅了される。東京で妻子と暮らす竜次だが、毎年、札幌のギャラリーで小春を撮った写真の個展を開くようになる。年に1度だけ、少しずつ変わっていく小春の姿をカメラに収め続けてきた竜次。だが、個展の開催9回目を迎えた春、突然ギャラリーの閉店が告げられ、2人の関係に終わりが近づく…。
母を亡くした小学4年生の美咲は、奇行を繰り返し不登校に。家族や教師が心配する中、彼女は陶芸家の工房で土に触れながら過ごすようになる。ある日、父と親しげな女性が現れ、美咲は彼女が“新しい母”になると悟る。喪失と再生の狭間で、少女と周囲の人々の人生が静かに動き始める。
時は流れ季節は夏に。来る第二の簒奪者との戦いに向け、明桜と彩希は日々を過ごしてゆく。青い空に海花火。買い物訓練宿題合宿。一度きりの高1の夏。変わってゆく日常の中、ついに始まる第二の儀式。明桜と彩希は〈ヴァリシア〉を駆り、新たな戦いへと臨む。変わり始めた関係も、どうしようもない現実も、その先にある運命も。繰り返す日々は幸福で、幸福とは今だった。運命の先、二人の心が交わる時、第九の巨人は仮面を棄てる。すべての今を愛するために。もう何一つ零さぬように。
時は2006年、四国の海運都市。陸上選手の夢を失った少女、星守明桜は親友の海添彩希とともに高校に進学。新しい友人と出会い、かつての自分を取り戻しつつあった。しかしある日彩希が姿を消してしまう。この星には、太古より続く戦いがあった。かつて神に与えられた8機の巨人〈星辰機〉。『これに乗り、百年に一度現れる〈簒奪者〉より生命の火を守れ』その言葉に従い、星辰機に選ばれた乗り手は戦い抜いてきた。それから幾星霜。全ての星辰機が斃れてから百年。次の百年を繋ぐため建造された巨大ロボット〈星辰機・デスタニア・レプリカ〉の「精神燃料」として捧げられた彩希の魂に選ばれ、明桜は全生命を守る戦いに身を投じる。彩希とともにいるために。彩希へ一歩踏み出すために。そしてもう一度、自分を信じるために。彩希の運命を奪い奇跡の熱量が爆ぜた時、存在しない9番目の巨人が目覚める。其は〈ヴァリシア〉。冥王の名を持つ白亜の巨人。
2020年。新型コロナウイルスの感染拡大が始まる。日本では、1月に感染者、2月に死者が出たことが発表され、不穏な空気が流れる。4月7日に感染対策のため、緊急事態宣言が発令されると、生活は一変し、エンタテインメント業界はかつてない影響を受ける。
借金取りに追われ、二人の子供を抱えて東京へ逃げてきた夏希は、昼夜を問わず必死に働きながらも、明日食べるものにさえ困る生活を送っていた。ある日、夜の街で偶然ドラッグの密売現場に遭遇し、子供たちのために自らもドラッグの売人になることを決意する。そんな夏希の前に現れたのは、孤独を抱える格闘家・多摩恵。夜の街のルールを何も知らない夏希を見かね、「守ってやるよ」とボディーガード役を買って出る。タッグを組み、夜の街でドラッグを売り捌いていく二人。ところがある女子大生の死をきっかけに、二人の運命は思わぬ方向へ狂い出す―。
1941年12月8日、日本軍の真珠湾攻撃により太平洋戦争が始まる。華やかだった戦前の東京、浅草も終戦間際には焼夷弾の攻撃により、人も家も何もかもが焼き尽くされた。その渦中にいた上野は、言問橋を渡り逃げ込んだ家から見た火災扇風に人が巻き上げられていた。笹川は浅草から上野方面に逃げるが進めない。同じ時、深川では濵田が炎を潜り抜け清澄庭園に逃げ込み、関野は中川の土手沿いの防空壕で耐えた。その後に続く表参道への山の手空襲では泉が見た死体の山、終戦間際に襲われた八王子では焼夷弾と機銃掃射の攻撃で、石井の目の前で母子が撃たれる。一方、荏原では焼夷弾の消火、遺体の処理をした今野は記憶を80年間胸にしまってきた。いったい東京で何が起きていたのだろう。
一般投稿から寄せられた複数の証言を手がかりに、ある一軒家で起きた不可解な出来事を、3つの異なる視点で編み上げた、記録と虚構が交わる境界(リミナル)ホラー・オムニバス!外から見れば平凡な家だが、ひとたび足を踏み入れると、家のいたるところから奇妙な違和感がにじむ。間取り図に記された見慣れぬ印、生臭い“土”のにおい、ところどころに染みついた生活の残響…積み上がった違和感が導く“一点”に立ったとき、あなたはもう戻れないかもしれない…。
塾講師の渡会には、他人の素顔を覗き見ることで快感を得るという病癖があった。階下に引っ越してきた真柄夫妻の生活を覗き見るうちに、妻・華恵の知らなかった夫・太郎の秘密を目撃してしまう。現実と欲望の境界が崩れ、覗き見た日常が悪夢へと変わっていく。
映画監督の柾木は親の遺産を食い潰し引きこもり続けていた。友人・池内の誘いで出かけた舞台で女優・芙蓉と出会い、創作意欲を取り戻すが、その想いは次第に狂気へと変わり歪んだ愛の物語を紡ぎ始める。
小劇場の売れない役者・哲郎と、教師の妻・晴との仲は冷え切っていた。哲郎は新作舞台の脚本づくりの中で後輩俳優の悠介に、妻を架空の人物として口説かせる計画を持ち掛ける。芝居と現実の境界が崩れていく中、嫉妬と狂気が哲郎を追い詰めていく。
結婚を前提に彼氏と同棲中ながら、最近倦怠期を感じているOL・莉花(水端あさみ)。そんなある日、米国支社から転勤してきた既婚男性・南美のサポート役を上司から任される。知的で自由な雰囲気を漂わせる彼の魅力に、莉花は次第に惹かれていく――。やがて南美から「好きだ」というまっすぐな想いを告げられ、急展開に戸惑う莉花。不倫への罪悪感で揺れる中、彼の自宅に招かれると目の前に現れたのは微笑む南美の妻・菜々子だった・・・。
クランク・イン前日の映画会社を舞台に、様々な人物が入り乱れ繰り広げられる人間悲喜劇。97年に上演された橋口監督のオリジナル戯曲を映画化!
傷ついた心が癒えない女、それを見守る男。都市をさまよいながら、瑞々しいタッチで描かれる「愛」。『息もできない』で世界を震撼させたヤン・イクチュン監督珠玉の短編。
ある映画監督の一周忌に集まった7人の女と1人の男。その一晩を6台のカメラが同時に記録。これはフィクションだが松江哲明自身のドキュメントでもある。
フィリピンから母親を捜しにやってきた女を助けながら、その過程をドキュメンタリー映画にしていく学生達。名作TV『山田孝之の東京北区赤羽』につながる、フェイクワールド。
非常事態に突入した現在、一室に閉じ込められた8+1人の50年間の物語。職と性と暴力のリサイクル、山本政志監督製激毒寓話。
放課後、高校の体育館の隅に集まる演劇部の真琴、悠、芽依は、オスカー・ワイルド作「The Happy Prince(幸福な王子)」を翻訳、舞台化しようとしている。3人は各々翻訳してきた台本の読み合わせをしながら、幸せとは何か考える。
仏師として立ち行かず、見世物小屋の生人形制作で糊口をしのぐ亀八。興行で立ち寄った土地 の名士から、不治の病におかされた娘を美しいまま写した人形制作を依頼される。一度も家の外 に出たことのない椿と、興行で土地を転々とする亀八、二人は次第に惹かれ合うが、人形の完成 が近づくにつれ、椿の身体は動かなくなっていく。
売れない小劇団のアラサー団員たちが直面する夢と現実を、劇団が上演する劇中劇の内容と交錯させながら描いた人間ドラマ。東京の小劇団「クオンタムフィジックス」を主宰する佐々木は、30歳を目前に控え、劇団を立て直すため3年ぶりの大きな公演を打とうとする。それは、パラレルワールドを行き来する時間旅行者たちの悲しい運命を描いたSF作品だった。しかし、旗揚げから一緒に活動してきた相棒で看板女優の中川はすでに就職。他の現役メンバーや元劇団員も、それぞれ割り切れない思いや事情を抱えており……。
インターネット上に公開されたものの、あまりの過激さ、恐ろしさ、あるいは個人のプライバシー問題により削除された禁断動画の数々をご紹介します。
妊娠中に夫と死別、マルチ商法に手を出したパートナー、別れた旦那が自殺、若い娘に全財産を奪われたなど、さまざまな過去を抱えたファンにもカメラは寄り添い共に会場へ向かう。つらい時も悲しい時も、彼、彼女たちを支える“推し活”とは一体何なのか? なぜ、純烈は愛されるのか?スペースシャワーTVで放送した番組にプラスし、武道館後のメンバー脱退や純烈ファンのその後を追撮、40分の未公開映像を含む映画が完成した。
四肢麻痺の父・保(間瀬英正)と2人で暮らす爽子(古澤メイ)は、介護と生活費の負担を抱えながら何度も生活保護を申請するものの、水際作戦によって門前払いが続いている。十分な福祉サービスも受けられず、将来への不安とささやかな夢を抱えながら日々をなんとかやり過ごしていた。そんなある日、頼りにしていたベテラン介護士が担当を外れ、代わりに新人の訪問介護士・桐谷さと(小川黎)が派遣される。場面緘黙の気質を持つ彼女との距離感に戸惑いながらも、爽子は生活の再建を目指す。しかし、ケースワーカーの遠藤(梅田誠弘)とさとの来訪をきっかけに、ある事件が連鎖して起こり、爽子の心が決壊していく―。
内気で他者と関わることが苦手な水本マナは、明るく天真爛漫な仁藤あいと運命的に出会い、共同生活を始めることに。しかし、ある日を境にあいは突然姿を消してしまう。いつもと様子の違ったあいを心配して捜しに出かけたマナは、その過程で一匹のフレンチブルドッグと出会う。「とうふ」という名のそのフレンチブルドッグと一緒にあいを捜すマナは、とうふや行く先々で出会った人々との交流を通して成長していく。
650 年以上にわたり受け継がれ、人々を魅了してきた「狂言」。その第一人者であり、芸歴 90 年を超える今もなお、現役で舞台に立ち続ける人間国宝の狂言師・野村万作。映画は、ある特別な1日の公演に寄り添い、万作が磨き上げてきた珠玉の狂言「川上」と人生の軌跡に迫る──。監督は、『ジョゼと虎と魚たち』、『のぼうの城』の犬童一心。アニメーションを『頭山』山村浩二、ナレーションをオダギリジョー、監修を野村万作と野村萬斎が務める。豊かな映像表現で織りなす、至高のドキュメンタリー映画が誕生した。
竜介と知美は中学生でいとこ同士。夏休みに徳島の穴吹川で川遊びをしていた最中に急流に流されてしまう。すると龍が現れ、二人を救い出し、謎の老仙人のもとへと導く。老仙人は二人が溺れて死んでしまったと宣告するが、霊界を旅して「人生でなすべきこと」を見つけたら元の世界に還してくれると告げる。二人は戸惑いつつも、霊界探訪を決意する。そして、龍に導かれて霊界へと旅立つ。たどり着いた場所は、この世と変わりないように見えるが、やがて次々と恐ろしいことが起こる。恐怖心に支配された人たちが殺し合う。病院では医者が患者を切り刻む。死んでも死んでも、また蘇り、また殺される。そう、ここは地獄なのだ。しかし、霊界の旅は地獄だけでは終わらない。さらなる未知の世界へと冒険は続く。二人は霊界で何を見つけるのか?
喫茶店で彼氏と喧嘩をしていた美桜。親友・絵名の誘いがきっかけで、バイトを始める。新しい出会いを求めて始めたバイトだが、そこにはちょっぴりドジな先輩・陽斗がいた。個性豊かな客や仲間たちと共に成長していく美桜の姿と、それぞれの恋の物語。珈琲のように苦い恋が、今始まる。
彼氏の湊月と幸せな生活を送っていた花音。ある日、思いもよらないことを言われてしまう。一方、バイト先の先輩・琉生に片思いをしている陽葵。それぞれの恋の行方はどうなるのか?恋愛、親子愛、兄妹愛、友情…様々な愛の形を描いた物語。そして、待ち受けている衝撃の事実。“愛のある嘘”は存在するのか…
江戸時代に愛知県豊橋市が発祥とされる、手筒花火。その手筒花火に夢中な晃。その息子、悠人は発達障害を抱えているが、絵を描く才能がある。しかし、晃は悠人の絵に全く興味を示していない。ある日、晃は背中に激しい痛みを覚え、病院で検査すると、末期の膵臓癌であることが判明し・・・悠人は母から、晃の悠人への思いを知り、晃の手筒花火を打ち上げることを決意する。
岩城慎一は家族思いの優しいお父さんだ。休みの日は7歳の息子・勇気と遊び、妻には優しく接する。しかし彼には一つだけ息子に言えない秘密があった。日頃から勇気が憧れ続けているヒーロー「サムライド」の宿敵「デスブラックス」の幹部こそ自分であるということを。やがて噂話から、隠していた秘密が明らかにされようとする時、岩城は大きな決断を迫られることになる。
高校時代、親しかった5人組。恩師の死をきっかけに1人をのぞく4人が久々に顔を合わせた通夜振る舞いの席。高校時代を懐かしむ一方で、徐々に内に秘めた未消化の気持ちが吹き出していく。コロナ禍でそれぞれが自分の内面と向き合い、本当に望んでいた生き方とは何だったのかについて考えざるを得なくなったように、彼らもまた現実の自分に気づいていく事になるのだった。果たして「アトに待っていたセカイ」とは!?
中学生のマヤは親友のミチルと中学生活をエンジョイしていたが、不慮の事故でミチルが車椅子生活になり転校してしまう。そんなマヤが救われたのは「ストリートけん玉」との出会い。メンターのタカとともに世界選手権を目指すこととなる。一方、転校したミチルもリハビリ活動でけん玉と出会い、車椅子を駆使しながらストリートけん玉を操るプレイヤーとして世界一を目指すことに。勝つのは一人。二人は、お互いの夢を通じて絆を取り戻すことができるのだろうか。
ある夏の日。九十九里の砂浜に佇む主人公の和彦。置き忘れた想いを還しに…「夏になるとたまんないよ。そこら中に思い出がいっぱいでやんなっちゃうぜ」遠いあの日に想いを馳せる。若き日の和彦がビートルにサーフィンボードを乗せて海岸線を走る。「ひとつっきりしかないような大切なモノってさ、ぜったいに見逃したりしないんだ」助手席には恋人の智子。ふざけ合う二人。カセットデッキから流れるビーチボーイズの《サーファーガール》それは眩しい日々。別れの日に智子から云われた言葉…十数年後、その意味をようやく噛みしめる和彦。「自分自身に嘘ついてるんじないかって、俺ってこんな風に生きるつもりだったっけ」これは、ノスタルジーを纏った真夏の寓話。
「とうとうスーパースターになっちゃった、、」その日から数年さかのぼる1980年。女子高生のヨーコとヒロコは親友だった。二人はダンスパーティで演奏するバンドChubbysのファンで、ヨーコはボーカルのタツヤに夢中だ。高校を卒業してすぐ、ヒロコは遠くの町に就職した。地元で働くヨーコとは離れ離れになる。二人は約束をした。タツヤがスターになって、この町のホールでコンサートする日が来たら、同じホテルに泊まって、こっそりあの子たちの部屋の前まで行って、、、やがて、約束の日。ヒロコはホテルの一室でヨーコに語りかける。「あの曲って、あんたのこと歌ってるんじゃないかって、、」 暗がりにひとつだけ 空のシート光る お前が愛した場所さ 星空で手をたたく お前の拍手だけ聴こえない 想い出は夏のまま時をとめたね 星屑のStage 涙をしきつめて 約束だね この歌 俺 cry cry crying 歌うよ タツヤの歌が哀しい。彼女が追いかけたのか、、歌詞が彼女を追いかけたのか、、少し遅めの夏休み。それは青春の終わり。
海辺の別荘に佇む老人・有重。時は20年遡る…“「少女A」それは、街角で聖地を探す少女の物語だ。”と、新聞の文化欄に書いた新進気鋭のノンフィクション作家・有重。それをきっかけに、アイドル中森明菜が歌い、ヒットした楽曲「少女A」の作詞家・売野雅勇と海辺の別荘で会うことになった。待ち合わせに現れたのは、18歳の女の子。そして、「売野雅勇です」と名乗った。有重は、その少女にインタビューを試み、“街角で聖地を探す少女の物語だ”と評した「少女A」を紐解きながら、自分自身の感情の機微とも向かい合い、答え合わせをする…やがて、過去に想いを馳せていた有重が現実に引き戻されると、時は西暦2000年を迎えようとしていた。
生きものが丸切りいなくなって、千年ほど経った星に残された一体のAI。人の心の恐れや痛みを和らげ、 祈るために神の似姿として作られた彼は、渡りの途中に立ち寄ったつばめ(スパイ用に作られた長距離高 速移動型AI)に出会ったことで、初めて自らの心の輪郭を感じ始める。つばめが去った後、身体を失い、 思考回路のある心臓部だけの「小石」のような見た目になっても、彼は過去の記録を反芻し思考し稼働を続けていた。ある日その傍らに、生きている何者かが内包された、生命維持装置カプセル「棺桶」が落ちてくる。
亡くなった祖父が営んでいた駄菓子屋兼住居を取り壊すことになり、遺品整理をしている秋元大吾のもとに、滅多に実家にも帰って来ない弟の秋元蒼馬が帰ってくる。緊急事態宣言期間中に行われた祖父の葬儀 にも蒼馬は参列せず、二人の間には隔たりがあった。蒼馬が幼い頃、店の売り物のカンロを勝手に食べた際、代金が払えない代わりに祖父に渡した「何か」を探している最中、東京にいる蒼馬から電話がかかっ てくる。
何かの気配を感じて目覚めた朝、ひばりは庭で蛇のぬけがらを見つける。ひばりの時間はある日から止まったまま、戻りゆく日常を受け入れられずにいた。夫が玄関先に置いて行った弁当を持って家を出るひばり、やがて雨が降り出す。煙草屋の軒先で雨宿りをしていた太一は、ひばりに借りた黄色い傘を媒介に、白昼夢を見る。
大地震の発生から1年後、ぽっぽー町の人々を通して、鈴木卓爾監督が新たなフィクションの在り方を問う。今回の企画を受けた時、「よし群像劇だ」と思った。制作者側が一切キャストを選ず、自発的に参加した全13人の俳優と7人の制作志望者と共に、脚本もなく手探りで映画は作られた。。物語の人物達が住む架空の町の名前を「ポッポー町」と名付けた。ポッポー町は日本中どこにでもあるような町で、この町の時間軸は2011年3月11日から一年後の未来だ。これは現実の撮影日でもあった。現実の響きを映像と音響に記録しつつ、どこまで我々のフィクションとグルーブが持ち堪え、ファンキーに弾めるか?が試された
どうしようもない女と、どうしようもない男の、どうしようもない愛。深作健太監督が、常識とモラルを撃つ!参加した受講生達の笑顔と心意気に打たれた。いま邦画ブームを支えるのはTV局主導の作品ばかり。本当の映画人が消えかけている今、日本映画に新しいムーヴメントを作るのは、自ら現場に飛び込み、表現する、体験参加型の映画なんじゃないだろうか。シネマインパクトに「希望」が見えるのは、そこに集まる受講生の真摯な明るさにある。これからも傑作と、素敵な笑顔が生まれ続ける事を切に求めてやまない。
占拠されたビルの中。集団は狂気と破壊と祝祭へと向かう。従来の力強さに自由なタッチが導入された大森監督の異世界。放射能が地上に降り注いで故郷を奪った。映画からはフィルムがなくなろうとしている。そんな瓦解しそうな世の中に、ほぼ発狂した‘シネマインパクト’が忽然と現れ、僕は映画を作った。誰にも望まれてない映画を作る覚悟を自分自身に、そして参加者に問いました。無力な自分への怒り、壊れかけの社会へ抗い、傷つき、ひねくれ、憎しみ、それでも笑い、もう一度立ち上がる覚悟です。僕は暴動の映画を作りました。シネマインパクトは映画の暴動になればいい。
目に見えない放射能に怯え戸惑いながら生き方を探る人々。瀬々敬久監督が描く原発事故後の日本。始まりは、詩を書き、その朗読で競い合う「詩のボクシング」。映画のヘソも彼らの声である、その詩。制作受講者はそこから脚本を書く。すべてが化学反応の場所。今、ここで起こることだけで映画を作る。疲れは尋常でなかった。なにせ皆、こちらのパワーを吸い取ろうと野心満々なのだ。それでいて良いのは各人バラバラなこと。てんでバラバラでまだ何者でもないデタラメな集団で生み出した映画、冗談でなく少し誇りに思っている。
山本政志監督の最新作にして、ワークショップ”シネマ☆インパクト”発信の最終作品。「bar DUDE」に集まるユニークな客達とスタッフとその家族、計36人による三日間のちょっとイカれた群像劇。登場人物全員が生き生きと描かれ、軽快な笑いをちり混ぜたハートウォーミングな佳作。
元夫・由紀夫の失踪から 6 年半。保険金受け取りまで半年に迫った持田佳奈(斎藤千晃)と現在の夫・持田孝明(卯ノ原圭吾)は、保険金が入ることを疑わず、将来の計画を立てている。不倫をしている孝明は、会社を辞め、不倫相手・岸本あゆみ(実倉萌笑)らと設立するベンチャー企業に出資することにしていたが、ある日、佳奈がたまたま入った居酒屋で、由紀夫に瓜二つの男(宮本聖矢)に遭遇。真っ青になる二人だが、追い討ちをかけるように、あゆみは、佳奈はそもそも本当に生命保険をかけているのかと孝明の気持ちを試す。さらに孝明は、怪しむ居酒屋の店長(米元信太郎)に、あゆみといるところを見られてしまい…果たして、「倉田」というネームプレートをつけた男は、由紀夫なのか?二人は保険金を受け取れ、孝明は不倫がバレずに、保険金を出資に使えるのか?
2014年。関西電力大飯原発の運転停止命令を下した樋口英明・福井地裁裁判長は、定年退官を機に日本の全原発に共通する危険性を啓発する活動をはじめた。それは、原発が頻発する地震に耐えられないことを明快に指摘する “樋口理論”である。そして日本中の原発差止訴訟の先頭に立つ弁護士・河合弘之は、“樋口理論”を軸に新たな裁判を開始した。逆襲弁護士・河合と元裁判長・樋口が挑む訴訟の行方はいかに!一方、福島では放射能汚染によって廃業した農業者・近藤恵が農地上で太陽光発電するソーラーシェアリングに農業復活の道を見出す。近藤は反骨の環境学者・飯田哲也の協力を得て東京ドームの面積超の営農型太陽光発電を始動させる。「原発をとめるために!」と。脱原発への確かな理論、被災から立ち上がる不屈の魂、これは真実と希望の映画である。
お互い童貞の市松と道夫は昔からの幼馴染。幼いころ母との死別により道夫は母と同級生だった市松の母・るかに日頃から面倒を見てもらい粘稠遊びに行くような間柄であった。母のぬくもりを知らない道夫は密かにるかに好意を持ちそして誰もいない午後るかに思いを告げ、るかと熱く激しくキスを交わそていくのであった、、、。
タクシードライバーの祗園太郎は、生まれも育ちも古都・京都。これまで一度も京都盆地から外に出たことはない。お客様を愛する京都へご案内するこの仕事を天職と信じて日々仕事に勤しんでいる。ただふと、この山の向こうにはどんな世界が広がっているのか、考えてみることもある。ある日、京都駅から美しい女性客を祇園まで乗せた太郎は、テレビのニュースでその女性が、祇園で製作される映画でヒロインを演じる有名な女優だと知る。彼女に再会したい一心で地元キャストのオーディションを受け、見事合格。下見のために彼女とデートをすることに。そこで何者かに追われている外国人と出会い、祇園の老舗和菓子店「鍵善良房」のご主人に助けてもらう。ドタバタの中、映画はクランクインをするのだが、果たして映画は完成するのか。太郎の恋の行方は?そして外国人の正体は…?
生後間もない息子を亡くした瑞波は、失意のなか、10年ぶりに故郷である熊本・八代に帰省する。瑞波は幼なじみの恵介と良太に久しぶりに再会し、3人で豪雨災害による傷跡が残る球磨川を巡り始める。川を前にして語られる、それぞれが「あのとき」見たもの。3人はそこで、不思議な現象を目の当たりにする。
心を病んだ母のもとに育ち、幼いころに引き裂かれた姉妹ホンとラン。姉のホンは祖母に引き取られ、妹のランは母と共に生活することになるが、母の死を機に20年ぶりに再会。互いに幼いころの出来事や、離れ離れになった成長過程で心に傷を負い、亡き母や家族のわだかまりを持ったまま、奇妙な同居生活が始まる。ある朝、ホンが目を覚ますとそこにランの姿はなく、その失踪から数年後、ランの遺体が日本で発見されたという知らせが届く。仕事も家庭も放り出して日本に向かったホンは、初めて訪れた街を彷徨いながら、亡き妹が生きた証を辿る。妹のルームメイトに案内された生前二人が住んでいた部屋、そこに残された日記、見覚えのある懐かしい白のサマードレス...そして日記に綴られていた内容からあぶり出された男。異国の地で妹の幻影を追い続ける中、まるで残像の様に浮かび上がるランの謎めいた微笑みと眼差しの先に、姉は何を思い、何を知ることになるのか―
かつて命を絶ったミユキの“愛されたい”という執念と欲望が染みつく瀬戸内海の浜。10年ぶりに島を訪れたタクマたち4人は、忠告を振り切ってその地へ。やがて夜の帳とともに、封じていた記憶と恐怖が、彼らの心と体を容赦なく呑み込んでゆく―。
花を求め、日本中を旅してまわっていた養蜂家一家のトラックが谷底に転落した。両親は亡くなり、息子の三平だけが奇跡的に生き残った。三平は蜂に刺されて倒れていた少女チヨと出会い、彼女の住む村で暮らすこととなる。家族のいなくなった自分を住まわせてくれたお礼として、三平は村人も手をつけなかった荒地をたった1人で開墾し、村人たちを驚かせた。しかし、ある日、村に飛来した蜂の大群とともに三平はこつ然と姿を消す。
離婚後に息子と引き離された母親リタ。絶望の末に自殺未遂を起こすが、蘇生を機に再び息子に会う決意をする。親子の再会を通じて、離婚がもたらす社会的問題と家族の絆を見つめ直す感動のドキュメンタリー。
第二次世界大戦の荒廃の陰で、アメリカは日本を理想的な民主主義国として再構築しました。しかし輝かしい進歩の裏には、より暗い真実が隠されています。アメリカによる改革で、日本の文化的魂は根本から排除されてしまいました。東京で育ったアメリカ人が、日本の埋もれた起源の物語を探し求め、日本の心を取り戻す旅に出ます。
大学4年生の千尋とミアは高校の先生、間山と再会するために取り壊しが決まっている母校を訪れていた。千尋は学校のとある場所を見つけ、間山先生との過去を思い出していた。八尾市に実際にあった廃校を取り壊し前に使用し、撮影したヒューマンドラマ作品。
一人暮らしの洋子はひょんなことから捨て猫のように公園にいたノコと出会う。ご飯を食べて、寝て、またご飯を食べて…一緒に過ごすうちに二人は次第に変わっていく。おいしい映画祭2023にて優秀賞、観客賞受賞作品