奈良県・飛鳥に旅行にやってきた仲良し女子高生のアオイ・すみれ・楓・ツクシ。 旅の目的は学校の歴史レポートを作成すること。 そして、ツクシのおばあちゃんがもっていた古い鏡の謎を解明すること。 言い伝えによると、その鏡には恋のおまじないをかなえる力があるという・・・。鏡の謎を解明するため、古都を駆ける少女たちの前にあらわれる様々な謎。 旅館の主人が教えてくれた「4人の賢者」、そして、彼女たちの行く先々に現れる謎の女性・・・。4人は徐々に歴史を紐解きながら、時空を越えた不思議な世界に引き込まれていく・・・。
鬼才白石晃士が放つ、虚実が織りなす衝撃の復讐劇が完結!うつむき気味で閃光塾に入塾してくる市川美保(仙石みなみ)。特殊な授業風景に委縮してしまった美保に手を差し伸べたのは田村遥(相楽樹)だった。遥は閃光塾に対して反抗的だったことで浮いてしまい、模範塾生の夕子から標的にされる。そんなある日、事件は起きた。筆舌に尽くしがたい事実に絶望した美保は、復讐代行のサクラ(村上東奈)の手を借りて復讐を誓う。次々と惨殺行為を重ねる。復讐の鬼と化した美保の最後の標的は、渡辺夕子(佐藤綾乃)。その復讐の先にあるものとは・・・。
鬼才白石晃士が放つ、虚実が織りなす衝撃の復讐劇の前編。独特の教育方法に定評がある進学塾・閃光塾に通う渡辺夕子(佐藤綾乃)、太田亜紀(舞川あや)、坂梨智子(伊藤麻希)。成績優秀で周りの塾生から模範塾生と呼ばれる夕子は、閃光塾の宣伝用VPでも塾のアイドルとして撮影に参加していた。授業風景の撮影中、市川美保(仙石みなみ)とサクラ(村上東奈)が突然乱入し、講師や生徒に容赦なく襲いかかる。教室内に夕子、亜紀、智子を残し、美保は互いに殺し合いを命じる。そして居合わせたVPのディレクター高橋久未(泉妻万里)は凄惨な殺し合いの場面の撮影を命じられる。結果的に生き残ってしまった夕子は、狂気に満ちた美保に対する復讐を誓う・・・・・・。
原発の臨界事故が起きた町に母と暮らす青年・祐一郎。開業医だった亡き父の跡を継ぐべく勉強しているが、常態化した倦怠感の中、ギャンブルやドラッグの世界にハマリこみ、極秘で行なわれている放射線科の臨床試験アルバイトを知る--。借金返済を目的に、危険な治験に挑む祐一郎。彼の情報が入ったドッグタグのようなUSBメモリを首から提げながら……。
古く寂れた更正施設に収容されているのは、心に問題を抱え薬物中毒になった若い女性ばかり。彼女たちに与えられた課題は、「貧乏画家の青年たちと、モデルに雇われたひとりの女性の物語」という舞台の稽古だった。依存症に苦しみながら、練習を重ねてゆく日々。やがて現実と演劇の世界は交錯し乱れ、家族への発表会の日、彼女たちはある狂気ともいえる行動に出る・・・。
工業都市・川崎。貨物列車で石灰石が運び込まれるように、棟方はこの町の小さな電子工場にたどり着く。工場を経営する大森、従業員の毛、牧師松村、その娘ゆかり。取り巻く人々と向き合うにつれて、善良そうな人間の底に潜む醜さ、平凡な人生に漂う限りない悲しみ、当たり前の日常を支える不条理が次々と浮き彫りになっていく。
尻の穴にあらゆる物を詰めて帰って来る運び屋“AF(アナルファイター)”、半身不随になった当たり屋の組員など、崩壊寸前のヤクザ事務所にかつての仲間“ストロー”が舞い戻って来る。
強姦の罪で投獄されていたイゾウが牢屋を飛び出した。娼婦シズモ、作家であり遊蕩児のカフウ、家出少女スイカ…それぞれの為す術ない感情の糸がからまりもつれ合う…。
認知症の父の介護をしながら働く佑子は、ある時、自分の妹が何者かに不倫行為中の写真をネット上で公開されたことを知り妹を助ける為に犯人と思われる男へ自分が一日だけ言いなりになることを約束する。最初は嫌がっていたが、いつしか快楽を感じ始め・・・。真面目な女性が自らの欲望を解放させていく極上エロティック作品。
大学生の五月雨ユウは、駅の片隅でいちゃつくカップルを目撃する。翌日ユウは、バイト先でカップルの片割れの女・芙美恵が、子供やママ友らしい女性たちと一緒にいるのを見かける。芙美恵に不倫の疑いを持ったユウは、にわかによこしまな興味を持ち始める。気鋭の新人監督、内田春菊が贈るパワフルBITCH母ちゃんエロストーリー!
夫に先立たれ、娘と二人暮らしの大塚真名美(円城寺あや)。ある日、そんなくたびれた大塚薬局に常連客がついた。冴えない女子中学生の永作恵美(小林香菜)だ。同じクラスの男の子に片思いをしていることを真名美に打ち明ける。真名美の脳裏には初恋の記憶がよみがえる。恵美にアドバイスをしているうちにいつしかヒートアップしてしまう真名美、そして時を超えて二人の思いは交錯するのだった。
未来を約束した最愛の女性・ケイトを火災事故で失ったジョシュ。時が経ち、別の女性と結婚するも、彼女のことを片時も忘れられない彼はひどい不眠症に陥っていた。貞操なき妻から疎まれ、精神的に追い詰められた彼を救ったのは、知人に紹介で知り合った医者から渡された、未だ開発途中の睡眠薬だった。目覚めた彼の目前に現れたのは、死んだはずのケイト。夢の世界と知りつつ、ケイトとの甘い幸せな時間を過ごすジョシュ。ただし、薬が切れると元の悲惨な現実へ―。次第に彼は、ケイトに逢いたい一心で薬を多用するようになる。幸福な時間が流れる夢の世界と不幸極まりない現実の世界。医者に薬を断られた彼は、研究所に侵入し薬を強奪。夢の世界に生きることを決心するのだが、そこで彼は思いがけない事実を知ることとなる。果たして、ジョシュが選択した生き方とは・・・。
父に抱かれるとき、私の中に母が宿る―。 実の父親に抱かれて心病んでいく小学生の美津子(桑名里瑛)は、やがて嫉妬の果てに虐待を加えるようになる母親(宮崎ますみ)と心が一体化していき・・・。時が過ぎ、車椅子のエロス小説作家・妙子(宮崎ますみ・二役)の担当となった編集者の田宮(いしだ壱成)は、編集長の命令で彼女の身辺を調べ始めていくが・・・。
想像を超えた究極の愛の物語―。 心理カウンセラーの赤井(竹中直人)は、ある日自分に援助交際を申し込んできた若く美しいフリーターの女性・晴香(深海理絵)に催眠療法を施すことになった。そして点滅するライトのもと、彼女は高校2年のときに体験した誘拐監禁事件の全貌を語りはじめていく。平凡な日常を突き破る突然の誘拐、監禁、見知らぬ男・住川(緋田康人)からの屈辱的な仕打ちの数々、処女喪失。やがて芽生えはじめたパパ、住川への奇妙な感情。そして、40日目に迎えた結末とは・・・。
やがて儚き愛の血潮―。 不倫相手の夫を殺害し、警察に追われる身となった三流ホストの文也(大沢樹生)は、逃亡中に怪我を負い、山奥にある民家に逃げ込む。そこで不思議な少女・明子(伊東美華)と出会うが、明子は文也を警察に突き出すどころか庇い介抱までするのであった・・・。その家の主人・真一(佐野史郎)が長距離トラックの仕事から帰ってきても、明子は文也を天井部屋へと隠して匿ってくれる。そんな明子に次第に惹かれていく文也。しかし、再び真一が仕事に出かけるまで、天井部屋から二人の奇妙な生活を覗くうちに、明子が真一に監禁されていた事実を知ると、次第に真一に対して殺意をいだくようになる・・・。
あなたに刈られたい―。 北海道のとある町。小雪のちらつく駅のホームに列車が到着する。男(ケンジ)はある探しものを求め、この寂れた町に辿り着いた。ケンジは、女の香りに導かれるように、ある理髪店の前で足を止めた。探しものを見つけたのだ!ケンジは小走りに理髪店を立ち去った。
歪んだ愛の三重奏―。 雨が地面を激しくたたきつける公園で、梨里(しらたひさこ)は恋人からボロボロになるまで殴られ捨てられた。その様子を物陰からじっと見つめていた男・タケル(山本太郎)は、気絶した少女を連れ去り洋館の屋根裏部屋に監禁する。タケルは、過去のトラウマから言葉と昔の記憶を失っていた。屋根裏部屋に閉じ込められた梨里は、なんとか逃げ出そうとするが、傷の痛みからまともに動くことも出来ない。しかし、記憶喪失の後遺症から発作をおこして苦しんだり、自分のために精一杯の気遣いをみせるタケルと暮らすうちに、二人の関係は奇妙なバランスを取り始める。
世紀末に咲いた、病的純愛物語。少女は、誘拐犯の愛情を受け入れた・・・。 ・・・気がついた時、クニコ(小島聖)は見知らぬアパートの一室にいた。毛布の下は、全裸。手には手錠が掛けられ、足首は紐で縛られている。次第に記憶が蘇ってくるクニコの前には、中年男がいた。そう、放課後のランニング中、この男から襲われたのだ。「助けてっ!」叫ぼうとするクニコの口を、その男、岩園貞義(竹中直人)がふさぐ。かつて強引な結婚に失敗して心に傷を負った岩園は、「完全な愛」を求めてクニコを誘拐。監禁して、彼女の「飼育」を開始しようとしていた。
あの衝撃シリーズ『完全なる飼育』が復活!鬼才・深作健太がアキバを舞台に描くピュアで歪なラブストーリー。 メイド喫茶の“苺ちゃん”に想いを寄せるマンガ喫茶の住み込み店長・椛島はある日、気絶した苺を店に連れ帰り、個室に監禁する。はじめは抵抗する苺だったが、椛島の献身的な愛に少しずつ心を許し、やがて奥手な彼をリードするように。しかし密かに続いていくかに見えた二人の暮らしは、ある事件を境に一変する。秋葉原の孤独な空の下、行き場を失った二人は―。
アナタの心を満腹にしてくれる<とってもオリジナルな幸せ>世の中で唯一の名字“ペンギン”夫婦が生まれたとっておきの物語。フリーライターとして東京で働いていた歩美(小池栄子)は、中国で出会ったカメラマン(ワン・チュアンイー)と国際結婚。しかしその後、夫の会社が倒産し職を失ってしまう・・・。歩美は落ち込む夫を気晴らしに石垣島へ連れて行く。そこで出会った大自然、温かい心、そして美味しい食材にすっかり二人は魅了され、移住する事に!職のアテも無い二人は共通の趣味である”食”を活かし、石垣島の食材を使った全く新しいラー油を作ろうと思い立つ。苦労しながらも気持ちを込めて作ったラー油。しかし一つも売れない。それでも前向きな二人に新たなチャンスが舞い込んだ。国際結婚、離島への移住、帰化申請。これは食べるラー油誕生の裏に隠されたとってもあったかい絆の物語。
「イップ・マン 誕生」のキャスト・スタッフが贈る辛亥革命の礎を築いた中国人女性革命家の壮絶な半生を描いた歴史大作叙事詩!! 19世紀後半、清朝期。女性が纏足をされ、正規の教育も受けられない封建的なこの時代に、中国浙江省紹興で生まれた秋瑾(しゅうきん)は、幼い頃から血気盛んで纏足を拒み、乗馬や撃剣などを好んで育つ。成長してからも世間の風潮に馴染めなかった彼女は、夫と幼子二人を残し、当時女子教育が進んでいるとされた日本へ留学を決意する。留学した日本でも、男女平等を求めて女性だけの革命団体「共愛会」を創設するなど、精力的な革命活動を行っている最中、革命指導者・徐錫麟と出逢う。意気投合した二人は行動を共にし、強制送還の身となった後でも、本格的な革命活動を始めるため、同じ思想を持つ若者たちを集め、表向きは清朝に従じる軍事訓練学校を立ち上げる。時はきた。仲間たちと武装蜂起、清軍との激しい闘いを続けるが、徐錫麟とともに秋瑾は遂に捕らわれの身となってしまう。1907年。志半ば、公開処刑というかたちで彼女がその生涯を終えたのはわずか31歳の時だった・・・。
見つめてみよう、きっと誰かがみえてくる。 深夜の国道。走るトラックへ向かって駆け出した喪服の女・トウコ(小林聡美)は、コンビニの前でその様子に気づいたナガノ(加瀬亮)の、見事な回転レシーブによって助けられる。車に乗り込もうとするナガノに走り寄り、「乗せてください」と頼むトウコ。「こんなにたくさんレタスのダンボールを積んでるヒトに、悪いヒトはいない」からだという。二人を乗せ、車は高速道路へ進む。女優として仕事をしているトウコは、衣装を着たまま撮影の現場から抜け出してきたのだと話す。どこかとらえどころのないトウコの話を、半ば疑いながら聞くナガノ。彼もまたゆく道を見失い、止まってしまった人だった。やがて、車は夜明けの海岸へたどり着く。朝もやのかかる風景が、水平線の、その先を見つめるトウコの心をやさしく輝かせていった・・・・・・。
死にたい美少女たちは生きるために戦った。親友にイジメを受けたショックから、自殺サイトに書き込みをはじめた女子高生、ミチ(外岡えりか)。死にたい。最初から全てをやり直したい。「REPLAYしますか?」ミチは画面上の問いかけに躊躇なく「はい」と答える。それがすべての始まりだった。自殺サイトに集まった自殺志願者、計12名の女子高生。ミチのほかにも、親友をいじめで亡くしたアリサ(佐武宇綺)や失恋したリオ(小泉麻耶)など、様々な理由で死を望んでいる彼女たち。そこには、ミチの親友だったハルナ(佐藤さくら)の姿もあった。彼女たちは強制的に、自殺ゲーム「リプレイガールズ」の参加者となる。
ある日、静かな海から制服に身を包んだ女のコが砂浜に上がってきた。彼女の名は、山岡マイコ(佐武宇綺)。キュートなルックスで、ネコのぬいぐるみが手放せない、ちょっぴり天然キャラの彼女は、なんと女子高生の魚だった・・・!?常に体を水で濡らしているマイペースのマイコと、彼女の第一発見者で心配性すぎる鴨子(高見こころ)。奇妙な共同生活を始めた2人の前に現れるのは、ナルシストのカリスマ美容師(岡本信彦)、アヤしいカウンセラー(下村尊則)、そして、マイコを調理したいと切に願う世界の料理人たち。 彼女の身に絶体絶命のピンチが迫ったとき――それは彼女が“出世魚”として覚醒する瞬間だった!?
死からはじまる、青春。愛する妻さくらとお腹の中の子どものためにも、絶対に栄光をつかんでやる!日本チャンピオンを目指す中川虎太郎。今日もボクシングの練習を終えると、ビルの警備の仕事につき、屋上の見回りに。そこで不審な行動の男に出くわす。手すり越しに身を乗り出そうとしている若い男。虎太郎は必死で男の自殺を止めようとするが、一瞬の油断で、男もろとも一緒に屋上から落下してしまう。死ーー。虎太郎の魂は、三途の町へと運ばれる。雪の舞う、寒々しい三途の関所で待ち受けていた番人たちは、虎太郎に天国行きの裁定を下す。だが、なぜか生前の自分が誰かを思い出せない虎太郎は、記憶が戻るまで三途の町に留まることを認めてもらう。一方、虎太郎を道連れにした自殺男、田上拓の魂は、地獄行きの決まった人間たちを収容する三途の館へと運ばれ、そこで80年も死後の魂を漂流させていた芥川龍之介やヤクザ男、ヤンキー娘などとともに、門番セノ鬼によって地獄行きの特訓を強制させられる。
今注目されている若手映画監督「勝又悠」の短編作品を一挙公開!! ★Chapter-1 <キミ/ハミング/コーヒー> 友達以上恋人未満のアズキとハヤシ。ひょんな事から学校をさぼることになった二人。初めて二人きりで過ごす夜がやってきて、やがて空は明るくなって・・・。 ★Chapter-2 <39ra☆愛キュン> 一年前の約束。それは、桜の木の下で会おうという約束。天然でおっちょこちょいでズボラな小松田一徳を待つ、佐伯奏。ただ、ひとり、桜の木の下で・・・。 ★Chapter-3 < 東京豚女> 失恋により過食症に陥った女。今も尚、あの日の裏切りが脳裏をかすめる。豚だって恋をするし、愛をも蝕む。 ★Chapter-4 <青空夜空に星空> 仲良し女子高生のリリとコウダ。二人の間には友情を超えた物がある。しかしある日、コウダが同じクラスのイイヅカに告白すると言い出して・・・。 ★Chapter-5 <繋ぐ、四月、> 私は、写す。廻す。切り取る。「青春」という日常を、繋ぎ止める為に。これは全女子高生から、大人への宣戦布告である。 ★Chapter-6 <愛すvs無> 「女子高生大好きな彼氏」を「本物の女子高生」にとられてしまった腑抜け女。「愛する」事を対峙した結果の「無」を胸に、思い出と戦うのだ。 ★Chapter-7 <小田急内山線> 南足柄市内山。この街には電車が走っていない。そんな田舎街。アライは幼なじみの加藤となつみと一つの約束をする。そして、なつみは東京へ行ってしまう・・・。
文化祭が終わるまでの”わかってるなりの想い方”。大森優子(笠原美香)は郊外に住む18歳。文化祭を目前に控えた高校3年の秋。家では親が進路のことでうるさく言ってきたり、いろいろ面倒なこともあるけれど、同じクラスの石塚絵里(梶原ひかり)と小浜志保(小田島渚)の仲良しグループで過ごすことが楽しい毎日。三人で真夜中に校舎の屋上へ忍び込んで、明け方までおしゃべりするのが日課だ。優子は親友の二人にも打ち明けていない、密かな片思いをしていた。相手は同じクラスの遠山健太(暮浩平)。普段はまともに話をする機会もないが、優子の視線は常に健太に向いている。どうにか発展させたいと思いながらも踏み出せない恋の悩みを、優子は人気教師で茶道部の顧問・宮本(水野祐樹)だけに相談していた。しかし、予想外の展開が起こる。絵里が遠山のことを気になると言い出したのだ。さらには数日後の文化祭で告白するとまで言う。内心気が気ではないが、口では絵里の恋を応援すると言ってしまう優子。そんなある日、絵里からとんでもない頼みごとを持ちかけられた。「文化祭までの間、遠山と付き合って、彼の好みをリサーチして!」絵里と志保に押し切られ、優子は思いもよらぬ形で遠山と付き合うことになる。期間限定の恋が始まった。
君と、君の制服が、本当に好きだった。深夜の工場勤務業で生計をたてる荒井昌一(園部貴一)。世間からはじかれたような錯覚の中、後戻りの出来ない年齢になった自分に対して半ば諦めを感じている。そんな彼には、コンプレックスがあった。それは、制服を着た女子としか向き合えないというコンプレックス。ある日の真夜中、衝動的に女子高生・小塚愛(清瀬やえこ)を車に乗せ、拉致してしまう昌一。特異なフェチズムを持ちながら、もがき葛藤する男と、制服を着ることで自分になれる少女。二人が向かう先々で出逢った人々。そして、日常生活から突然彼ら二人を失った周りの家族や友人たち。それぞれの想いが歪んだり、交差したりしながらも、様々な方向へゆっくりとうねる様に変化していく不思議な数日間が始まった・・・・・・。
70年代、帰国事業により北朝鮮へ渡った兄と生まれたときから自由に生きてきた妹、そして兄をかの地に送った両親。その兄が病気治療のため一時帰国をする。25年ぶりの日本での再会を喜ぶ一家。ところが、治療も終わっていないにも関わらず、兄は突然の帰国命令を受ける。その時に家族が下した決断とは……。
盲導犬のシローは、長年仕えてきた主人を交通事故で亡くしてしまう。落ち込むシローの元に死んだはずのゴングが現れる。「お前の願い事を一つだけ叶えてやる。」シローは人間になって子犬の頃一緒に暮らしたハルカにもう一度会いに行きたいと願う。人間の姿となったシローは、ハルカと再会を果たす。風変わりなシローの存在に不信感を抱いていたハルカだが、次第にハルカは心を通わせていく。しかし、2人に切ない結末が待ち受けていた。
マグロ船に乗って1年、借金を完済した常次朗(与座嘉秋)は自分を罠にはめた憎き猫本(高杢禎彦)への復讐を果たすため、同業の日掛け金融・新撰リースへと就職する。社長の近藤(遠藤憲一)、先輩の長倉(IZAM)らの指導のもと、日掛け金融の世界に少しずつ馴染んできた常次朗に最大のチャンスが訪れる。婚約者の捺子(愛川ゆず季)が働いているクラブに猫本が客として現れたのだ。捺子の協力のもと、猫本が経営する徳政ファイナンスの顧客名簿のコピーに成功し、次々と猫本の顧客に営業をかけ新撰リースへと借り換えさせていく。しかし顧客名簿がコピーされたことに気づいた猫本は、コピーしている捺子が映ったテープを持っていると話し、警察に訴えない代わりに2000万円の損害賠償を要求してきた。常次朗は再び借金地獄にはまるのか!?
服部常次朗は福岡でバーを経営しているが、店は連日閑古鳥が泣く始末。日々の生活費を捻出するのも困難な状況で、日掛け金融に手を出していた。今日もまた取り立て屋の猫本が店にやってくるが1日6千円の返済も出来ず、火の車を通り越して大炎上寸前。この借金地獄から脱出するため、常次朗はバーを閉めて新たに風俗店を開業する決意をする。常次朗の心意気に、猫本は資金面も含めて風俗店開業を全面的にバックアップすることを約束する。常次朗は猫本の好意を喜んで受けることにする・・・、その好意こそ・・・、脱出不能な借金大地獄にはまり込む猫本の罠とも知らずに・・・。
俺がずっとおまえの夢の番人になってやる。些細なことですぐに切れてしまう為、「切れやすい電球」=フィラメントと呼ばれていた今日太は、その性格が災いし仕事も長続きせず、卓爾や林檎と無為な日々を送っていた。喫茶店兼写真館を営む父・篤次郎は、夜になると女装してネオン街に立つという困った性癖があり、妹の明日香はヤクザ者との離婚歴がある上に夢遊病という悩みも抱えていた。今日太は夢の世界を散歩する明日香を守ることこそが、自分の唯一の義務だと感じていた。そんなある日、3人のもとに10年前に若い男と駆け落ちした母・加子は突然戻ってくる。その無責任さに怒りをぶつける今日太。ぎこちない家族生活を始める彼等だったが、ある事件をきっかけに運命が少しづつ狂い始めるのだった・・・。
愛と正義の戦士をテレビで演じていたさくら。現実世界において愛と正義を貫くことはできるのか?元戦隊シリーズのヒロインだったさくらは、番組終了後にあっさり引退して結婚。のどかな暮らしを手に入れたハズだったのだが…。数年後、さくらの毎日は、夫を含め愚にもつかない件でストレスは堪る一方だ。そんなさくらのストレス発散は黒いエナメルのボディスーツに身を包み、見えない敵をやっつける一人芝居だった…。そんなさくらの日常が一変するのは、特撮モノの出演者が集う同窓会のお知らせハガキが届き、出向いてからだった。さくらは“レッド”こと光太郎と再会し、落ちぶれた彼に昔の恋心を甦らせる。同窓会終了後、流れで二人きりになるさくらと光太郎。さくらは酔いを醒ましたいからと光太郎の部屋に押し掛ける。なんとなく危うい雰囲気になる二人。だが寸での所でストップした二人。そしてその日からさくらは足しげく光太郎の部屋に通うようになった。淡い恋心をお互いに持ち始める二人だったが、光太郎にはある秘密が…。窮地に陥る光太郎をさくらは救うことができるのか?さあ、さくら!ボディスーツに身を包んで出撃?だ!
廃止になった文化祭復活のために教室を占拠した巧(小出恵介)、京平(勝地涼)、和生(鈴木亮平)、雄喜(ムロツヨシ)、秀人(綾野剛)の5人。しかしそこでハッタリのはずの爆弾が誤爆してしまう。高校を退学になった5人に降りかかる数々の不幸。そんなある日、ヤクザ稼業に身を落とした和生のせいで、大事件が勃発する。絶体絶命のピンチだが、それはもしかしたら、最悪な人生から抜け出す最高のチャンスかもしれない。自分たちを取り戻すため、5人は再び立ち上がる。
秀二は映画監督。兄が残した莫大な借金を返すため、殴られ屋を始める。殴られる度に名作映画を想い浮かべ、何度殴られても映画への愛情が秀二をふたたび立ち上がらせる。何故そこまでできるのか。この試練を乗り越えることで愛する映画を救おうとしているのだろうか。
絵美子は夫・正雄の浮気現場を目撃してしまうが、夫を問い詰めることも出来ず日々鬱積した気持ちで暮らしていた。夫との仲も不仲になる一方。またそんな両親の状況を知ってか21歳になる娘の初穂も両親に反抗し、朝帰りを繰り返すようになっていた。娘の部屋で男性からの高価な誕生日プレゼントを目撃し、娘には高価すぎるから返却しようとその男性の経営するバーを訪れる絵美子。だが目の前に現れた男・朔哉(さくや)は思っていたのと違い屈託のない好感の持てる男だった。絵美子の話を軽くあしらい、また店に来てくださいと言われると悪い気にはなれない絵美子だった。家に帰ると夫や娘の事で頭を悩ます絵美子だったが、買い物の帰り、ふと気がつくと朔哉のいるバーの前に・・・。自分の気持ちの底を見たような気がしてその場を後にしようとする絵美子だったが、表にいた朔哉に呼び止められ、折から振ってきた雨のせいもあって店で雨宿りさせてもらうことになった。そして過ちの出来事は始まろうとしていた・・・。
両親を事故で無くした小百合は、幼い弟妹を抱えストリッパーとなり身体一つで兄弟を育ててきた。自分の意思を押し殺し、姉に言われるまま優等生として過ごしてきた妹・凛子。凛子の結婚話が壊れたことにより、二人のホンネがぶつかり合う。自分の殻を壊せずに生きてきた凛子は、恋人との別れ、姉とのケンカを経て、自分の心を見つめなおし、大きく羽ばたく。表面では反発しながらも、妹を温かく見守る姉。そして凜子は…。
祐加は結婚早々、夫・耕三を事故で亡くし、そのショックで歳を取らなくなっていた。そして30年、事故後生まれた娘の綾香も30歳近く。祐加と同じくらいの年齢になって婚約者を家に連れてくるようになっていた。祐加や耕三とつるんでいた昔からの親友、次郎も60歳になったが相変わらず祐加の近くにいてなんやかんやと面倒を見てくれている。次郎は祐加のことがずっと好き。だが長いこと友達づきあいだった祐加にとって次郎をそんな目で見ることはできなかった。ある日、祐加は道端で酔っ払いの女性を介抱する。その女性・恵美は介抱してくれたお礼におまじないしてあげると祐加にキスをする。唖然とする祐加を置いて去っていく恵美。翌日、勤務する図書館の地下で見慣れないドアを発見する。恐る恐るドアを開け中に入っていく祐加。長い暗渠を抜けてなにか見覚えのある街にたどり着く祐加。そこで彼女の目の前に現れた一人の男性。それは30年前、事故で亡くなった耕三だった…。
それが関東のやり方かい、大阪極道の根性みせたれや!悪鬼羅刹と化した大阪ヤクザが“代紋の意地”と“極道の道理”を賭け、死に華咲かす仁義なき抗争。「極道は組がすべてや。ヤクザにだけは惚れたらあかん」。“極道の妻たち”の家田荘子の原作を監督和泉聖治がヤクザの激しさと切なさを大胆に演出し、ヤクザ映画の新しい方向性を骨太に描いた渾身の意欲作。
これが最後の手品!!時代遅れのマジックを披露する老手品師タチシェフは、かつての人気をすっかり失い、場末のバーでドサまわりの日々。ある日、スコットランドの離島に流れ着いた彼は、やっと電気が開通したばかりの片田舎のバーで、貧しい少女アリスと出会う。
男は義に咲き、女は愛に散る!!三代目総長近藤静也率いる関東最大勢力・新撰組と関西最大勢力鬼州組は一触即発の緊張状態が続いていた。四代目組長の死後、未亡人の龍子が事実上の五代目姐となった鬼州組を訪ねた静也は、龍子から杯をもらいたいと申し出る。
ドンVSドン。二人の首領が死闘の果てに見たものは―!!女性用ランジェリー・メーカーで働く近藤静也には、実は関東最大の暴力団「新鮮組」の総長というもう1つの顔を持っていた。ある日、大阪で最大の勢力を持つ鬼州組四代目組長の坂本が、少数の子分を連れてサラリーマンとして働いている静也の元に乗り込み、抗争の決着をどうけるつもりなのか?と真意を問いつめる。
極道社会の頂点へと駆け上がる、それが運命!!女性用ランジェリー・メーカーで働く近藤静也には、実は関東最大の暴力団「新鮮組」の総長というもう1つの顔を持っていた。ある日、ヤクは御法度の新鮮組のシマで草加組のチンピラが覚醒剤を売るという事件が起きる。
最も優しく、最も凶暴で、最もクールなドン 誕生!!女性用ランジェリー・メーカーで働く平凡な社員だが、実は関東最大の暴力団「新鮮組」の一人息子の近藤静也は、暴力団を嫌ってたにも関わらず、関西・胡麻田組の陰謀で父親を亡くして三代目組長を襲名する事になってしまう。嫌々ながら、昼はサラリーマン、夜は組長という生活を始めると・・・。
亡き夫の仇を討つため、氷の女雀士が復讐の牌を打つ!!夫を殺した闇の代打ち組織【蛇の牌】の刺客《牧村》に勝った【氷の女】水無月冬子は義弟・和也と組み、金子組の賭場を麻雀の勝負で次々と奪っていった。一方、卍山会の2大勢力《常盤組VS金子組》の抗争は激化の一途をたどり、抗争に乗じて卍山会の乗っ取りを企む金子組の若頭・鬼頭と【蛇の牌】の《頭》は、ヒットマンを雇い常盤組長の命を狙う。
亡き夫の仇を討つため、氷の女雀士が復讐の牌を打つ!!夫の敵であった、闇の代打ち組織【蛇の牌】の刺客《京墓・幽谷》に勝った【氷の女】水無月冬子は、二人の他に《牧村》という男の存在を知る。夫を殺した犯人が牧村だと確信した冬子は麻雀での復讐を誓うが、【蛇の牌】には牧村をも操る《黒幕》の存在があった・・・。
亡き夫の仇を討つため、氷の女雀士が復讐の牌を打つ!!卍山会の芥川善二は、大平会との勝負の代打ちとして、かつて【氷の女】と呼ばれた水無月冬子に白羽の矢を立てる。夫・和馬が死んでから牌を持つこともなかったが、対戦相手が夫の死の真相を知る人物だと聞き、7年ぶりに牌を打つ決意をする冬子。そして、再び麻雀に魅せられた冬子の前に、闇の代打ち組織【蛇の牌】の刺客《牧村・京墓・幽谷》が立ちはだかる!
昭和13年、岡山県津山で一人の青年がたった二時間で村人30人を殺害した「津山30人殺し」。横溝正史の傑作ミステリー「八つ墓村」のモデルともなった実際の事件を下敷きに、ある殺人鬼が津山30人殺しを上回る大量殺人を計画、無人島に拉致した人々を殺害。その殺人鬼に挑む拳法の達人の少女と、それを助ける化け猫が活躍する残虐・アクション・チャンバラ・怪奇満載の娯楽映画。人も訪れぬ無人島を、拳法の達人の美少女・麗香(リーシャン)が訪れた。麗香の手には、やはり拳法の達人である美少女・雪蘭(シュエラン)からの呼び出し状があった。麗香と雪蘭は姉妹弟子だった。雪蘭は、全てにおいて自分より秀でる麗香を憎み、ついには麗香に免許皆伝を与えた師匠を殺し、逃走した。以来、麗香は師匠の仇である雪蘭を追って旅を続けていた。無人島では、鬼畜と名乗る殺人狂が率いる妄想、残虐、非道、殺戮たちが大勢の男女を楽しげに虐殺していた。雪蘭は鬼畜の手下になっていた。島からの脱出が不可能と悟った麗香は、鬼畜たちを倒す事を決意する。果たして麗香の運命は…。
『サビ男サビ女』の”サビ”とは何か?金属の”錆び”ではなく、「わびさび」の”さび”でもない。それは、歌の”サビ”。つまり、AメロBメロをすっ飛ばして、いきなり”サビ”から入るような、そんな超個性的なキャラクターを「サビ男サビ女」と命名しました。普通の人たちから見るとかなり突飛に見える彼らの行動ですが、よく見てみると、実は自分の衝動に正直に従って一生懸命生きているだけ・・・。他人から笑われたり、責められたりしても、行くしかない!そんな彼らは、本当はとても愛すべきキャラクターなのです。4人の「サビ男サビ女」が巻き起こす、ちょっと奇想天外なワンダームービーの誕生です。4人の豪華キャストと4人の精鋭監督、注目の才能たちが結集したショートムービー「サビ・ワールド」は、まさに才能のワンダーランドから生まれた愛すべきエンタテインメント作品です。
一生懸命、打たせて貰います!万年ハコ下、全くセンスがないくせに無類の麻雀好きの大学生、博。彼は今日も麻雀同好会の仲間と一局打とうと、張り切って部室に駆けつける。だが、そこには見知らぬ青年が仲間たちに睨みを利かせていた。「俺は遊びじゃ麻雀を打たねえ。189万円、今すぐ払え!」そう恫喝する青年、城島はプロの雀士。博は仲間たちの期待を一身に集め、借金をチャラにすべく勝負を挑んだ。しかし・・・完敗。賭けの代償として、彼女の亜子までも奪われた博は、失意の中で“麻雀王”と呼ばれた亡き父を思うのであった-。2010年製作。
収監を数日後に控えた羽原組長(西田敏行)にはやり残した事が二つある。一つは25年前に生き別れた娘のかおり(常盤貴子)に再会すること。もう一つは大好きなジェームス・ブラウンの名古屋公演に行くこと!「もう一回だけ会いたかったなぁ…」と呟き組を解散すると言う羽原親分のために、弟分の金山(岸部一徳)は子分の太郎(山本太郎)たちにトンでもない命令を下す。「いますぐジェームス・ブラウン、さらいに行って来い!!」果たしてJBの誘拐は成功するのか!?【ゲロッパ!】とはソウルの帝王“JB”ことジェームス・ブラウンの名曲「セックス・マシーン」の歌詞“Get up!”のこと。JBを誘拐しようとするハプニングと笑いに満ちた痛快娯楽な要素に加え、全編を彩るのは70年代のR&B/ソウルミュージックと登場人物による華麗な(?)ダンスステップ!!観る者全てを笑いと涙の渦に巻き込むスーパーファンキー娯楽大作!!期待して待て!!
富山県高岡市。“スーパー智子ちゃん”こと斎藤智子は、あらゆる仕事をこなしながら子供たちを女手ひとつで育てあげてきた評判の肝っ玉母ちゃんだ。しかし娘の美咲は3年前に駆け落ちしたまま音信不通。やんちゃな息子・優介もまた智子について行けず、母親と“なーんつまらん、この町”から逃れるように上京を決意する…。ふるさとを飛び出していく息子を「人生で大事なのは、自分が生きた証を残すこと」という言葉で送り出す母親。ハチャメチャな元気と笑顔の裏側にあるまっすぐな想い。その切なさがやがて家族の絆をつなぎ合わせ、わたしたちの心にもつよく響く―。
1974年。アンソン(井坂俊哉)は病気の息子チャンスの治療のために、一家を引き連れ東京に引っ越してきた。妹のキョンジャ(中村ゆり)は芸能プロダクションからスカウトを受け、狭い世界を飛び出したいという思いとチャンスの治療費のためにも、芸能界入りを決意する。そして先輩俳優の野村(西島秀俊)と出会い次第に惹かれていく。一方アンソンは、偶然駅で出会った因縁のライバル近藤と乱闘を演じ、助けに入った国鉄職員の佐藤(藤井隆)と知り合う。佐藤はすぐにアンソンの家族とも親しくなり、キョンジャにほのかな思いを抱く。そしてアンソンはチャンスの莫大な治療費のために無謀な計画を立て、佐藤を巻き込みたった2人で危険な仕事へと突っ走っていく。愛する者の命を救うために、全てを投げ出し全力疾走するアンソンたち。果たしてキョンジャと野村の恋の行方は?アンソンと佐藤のとんでもない作戦とは?そして彼らはその手にLOVE&PEACEをつかむ事が出来るのか!?
青い空の下、グラウンドで無心に白球を追いかける若者たち。1943年、太平洋戦争が彼らから青春の日々を奪おうとしていた。「野球は敵国アメリカのスポーツだ」と六大学野球が廃止、さらに学生に対する徴兵の猶予が停止、彼らはバットを捨て、銃をとらねばならないのだ。しかし、早稲田大学野球部顧問の飛田穂洲は、出陣のその日まで学生たちと野球を続けると誓う。野手の戸田順治は、厳格な父から「この非常時に」となじられたが、志願した兄の「戦争は俺に任せて、お前は野球をやれ」という言葉を胸に練習に励む。「試合がしたい」選手たちの願いは、ただそれだけだった。ある日、慶應義塾塾長の小泉信三が、飛田に「早慶戦」を申し込む。二度と帰れないかもしれない若者たちに生きた証を残してやりたい―小泉の切なる願いを飛田も喜んで受けとめるが、早稲田大学総長は頑として拒絶する。飛田の強行突破で、遂に幕を開ける早慶戦。それは、別れであると同時に、明日への希望に満ちたゲームだった……。2008年制作。
1968年の京都。朝鮮高校のアンソンたちと、府立東高校の空手部は反目しあってケンカが絶えない。松山康介は府立東高の2年生。モテたい一心で、同級生の吉田紀男とGS人気にあやかって「キノコカット」にしたばかり。ある日、康介は“平和協定”のために親善試合を申し込みに行った朝鮮高校でフルートを奏でるキョンジャに出会い心奪われてしまう。国籍の違いに戸惑いながらもキョンジャに近づきたくてギターを覚え、キョンジャが奏でた歌「イムジン河」を覚え、朝鮮語を覚えようとする康介。井筒監督の新作は原点回帰ともいえる激しいケンカと切ない恋と熱い友情に溢れる青春活劇。タイトルの「パッチギ!」は「突き破る、乗り越える」という意味のハングル語。ケンカ用語の「頭突き」の意味でもある。2004年制作。
昭和40年、エネルギー革命により閉鎖が迫る炭鉱のまち。そこでは北国をハワイに変えようという起死回生のプロジェクトが持ち上がっていた。目玉となるのはフラダンスショー。誰もが見たことがなかったフラダンスを炭鉱娘に教えるため、東京からダンサー平山まどかが教師としてやってきた。旬を過ぎ、しがらみを抱えるが故に、最初は嫌々ながら教えるまどかだったが、生きるためにひたむきに踊る少女たちの姿に、いつしか忘れてかけていた情熱を思い出してゆく。しかし肌を露に腰蓑をつけるなど恥とされた時代、世間の風当たりは冷たく、教える相手は全てのド素人。果たして常夏の楽園は誕生するのか?オープンの日は迎えられるのか?2006年制作。
『Helpless』『EUREKA ユリイカ』で国内外での評価を不動のものにした青山真治。その二作に続く“北九州サーガ”の集大成的作品が『サッド ヴァケイション』である。小説家としても活躍する青山自身の同名小説をベースに、全編北九州ロケを敢行した意欲作。2007年制作。
まったく新しいサバイバルなラブ・ストーリーの誕生!せつなく、美しく、かわいらしいファンタジー。九州の端っこにある東シナ海に浮かぶ亜熱帯の小さな島。自然だけが自慢のさびしい島。そこで漁師として働く主人公、伊集院香織。ある日、女友達と〈秘密の島〉という無人島に遊び出かけることに。たまたま、映画の撮影で来ていたスター俳優、トムと藤原奈々子も一緒に行くことに。しかし船が流されてしまい、7人は遭難してしまう…。サバイバル生活が始まるが、トムはわがまま、高飛車、上から目線、生意気、感じの悪いスター。自給自足のサバイバル生活の中で、ひとり〈王さま〉のように振る舞うトムと香織は対立する。7人のサバイバルはどなるのか…。そこは東シナ海に浮かぶ無人島。文明と隔絶された自然が剥き出しの世界。そんな中、トムは、何ごとにもまっすぐな香織とふれ合うで、もともと持っていた純真な心を取り戻していく。サバイバル生活の果てに、いつしか2人は、相思相愛の関係に‐‐‐‐‐‐‐‐。しかしそんな幸福な時間も束の間。救出されて東京に戻った一同。トムはスターの生活に戻り、香織は漁をする日々。2人の恋の行方は‐‐‐‐‐‐‐‐。主演は島に住む女の子香織役に映画初出演の虎南有香(中野腐女シスターズ・日本テレビ「PON!」レギュラー)、女優奈々子役にさとう珠緒(「希望ヶ丘夫婦戦争」)と魅力的な組み合わせで物語を盛り上げます。香織の親友達に桂亜沙美(「ゲゲゲの女房」)、西本はるか(元パイレーツ)、川崎希(元AK48)、川村りか(恵比寿マスカッツ)、俳優役に西興一朗(アバレンジャー・レッド)とバラエティ豊かなメンバーを配役。その他、井田國彦、烏丸せつこ、諏訪太郎、山田スミ子らベテラン陣が厚みを加えます。またスタッフはタレントとして活動後、作家に転身し「日本テレビシナリオ登竜門」に入選、数々のドラマ脚本を手掛けている新進の作家・渡辺啓が初めて映画の脚本に挑戦!監督は「エースをねらえ!」「婚外恋愛」「ただいま満室」などのヒットドラマや「恋人はスナイパーTHE MOVIE」(04)「宿命のジオード」(10)の六車俊治。2011年放送予定TBS深夜ドラマ「クロヒョウ 龍が如く 新章」ではチーフディレクターとして演出している。すべての人の心に響く恋愛青春ムービーに仕上げました。